2024年4月3日(水)、F1日本グランプリに出場するマクラーレンのマシン「MCL38」の特別カラーリングが発表された。
これは、紙巻きタバコや加熱式タバコなどの輸入・販売を行なっているBATジャパンの旗艦ベイプブランド「Vuse」と、「マクラーレンF1チーム」が立ち上げた共同プロジェクト“Driven by Change”によるものだ。
これまでにない斬新なデザインは、どのようにして誕生したのだろうか。
■「Driven by Change」とは
世界中の優秀な若手クリエイターを支援するプロジェクトが「Driven by Change」だ。2021 年からスタートし、国内外から注目を集めるモータースポーツをプラットフォームにクリエイターたちの作品を紹介する機会を提供している。
4回目の開催となる今年は日本人アーティストのMILTZ氏が起用され、特別カラーリングを施されたMCL38がF1日本グランプリで走行する。
■江戸文字から着想を得た特注カラーリング
マクラーレン「MCL38」のカラーリングを手がけたMILTZ氏。これまでに開催されたDriven by Changeの作品も参考に、ストーリー性のあるアート作品に仕上げた。
日本の伝統的な書体の一つ江戸文字をモチーフに、連綿と続く日本の伝統へのリスペクトと現代的な意匠が凝らされている。車体には雲の間を駆け抜ける龍が描かれ、まるで颯爽と走るF1レースカーのよう。また、雲はタイヤとコースの摩擦やマシンの疾走感を表現していると言う。
このほか、MCL38のボディに描かれるドライバー名とゼッケン番号に、MILTZ氏ならではのタッチが加えられているのも注目のポイントだ。
■F1日本グランプリ(第4戦)はどこで見られる?
F1日本グランプリは2024年4月5日(金)〜7日(日)の3日間にわたって、三重県の鈴鹿サーキットで開催される。
マクラーレンF1チームのドライバーは、オーストラリア出身のオスカー・ピアストリと、イギリス出身のランド・ノリス。前戦のオーストラリアグランプリでは、ランド・ノリスが3位、オスカー・ピアストリが4位を勝ち取とったことから、鈴鹿サーキットでの活躍も期待できそうだ。
■まとめ
独特なマシンの形状だけでなく、300km近いスピードで駆け抜けるモータースポーツ、F1。スタート時の緊張感やドライブテクニックといった見どころは尽きないが、鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリは、いつもと違った視点も楽しめる。
新進気鋭の日本人クリエイターがMCL38に施した特別カラーリングは、観客たちの注目を集め、会場をより湧かせることだろう。
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