郊外のマンションをリノベーションした住まいは、ウォークインクローゼットをベースに回遊性が高く開放的。そんな中、高橋さんは自分だけの居場所をこの狭小スペースに求めた。「少し暗いトーンの壁紙にして、籠もり感のある空間にしました。一日の終わりに自分をリセットできる場所です」。
デスクの背後の手の届く位置に、お気に入りのアイテムや本を並べる収納を設置。また、奥行きのある空間をうまく活用し、趣味のスノーボードをディスプレイにするなど、様々な工夫を凝らしている。
扉の代わりに用いられているのは、ベルベットのカーテン。入口のアーチとの相性も良く、寝室の横にあっても見栄えがいい。扉と違い、閉じていても完全な閉鎖空間ではないのも、高橋さんがこの一室に求めたこだわりだ。
【秘密基地造りのPOINT】
1.お気に入りが詰まった背後の収納。
2.居心地の良いコンパクトさ。
3.扉代わりのベルベットのカーテン。
【Owner’s voice】
全体の回遊を優先し、他の部分を先に設計したのですが、結果としてちょうどいい広さになり満足しています。