自分の“好き”をMIXした個性が光るナチュラル空間
築38年の賃貸アパートに暮らすedenさんは、かねてより模様替えが趣味。賃貸のため間取りは変えられないが、部屋造りを楽しんでいた。「暗くて狭いキッチンが好きになれず、これまで10回は模様替えしています。自分なりに試行錯誤していましたが、既製品では上手くいかなくて。ブログで情報を集めつつも、モヤモヤしている時期が続きました」
時代はちょうどスマートフォンが普及し始めた６年ほど前。スマートフォンを手にしたedenさんは、インターネットサイトやアプリで情報を集めるようになった。
「インテリアアプリを使って探してみると、ＤＩＹやリメイクで造られた素敵な部屋がたくさん！ 賃貸物件を原状回復できる形でＤＩＹしている人もいました。プロが造った綺麗すぎる部屋ではなく、等身大の部屋造りという点にも共感しました」
それからは、住まいを変えるべく情報収集を開始。アプリやブログを通してＤＩＹの先輩たちにインテリアの工夫や造り方を教えてもらいながらの部屋造りが始まった。家の間取り的に大きい家具が置けないため、既製品では合わないことも多々あったが、ＤＩＹをすれば家にピッタリの家具が造れるようになった。
「これまでは欲しいものがある時は買うしか手段がなかった。ＤＩＹに出会ってからは欲しいものがあれば造る。考え方も、〝どうやったら造れるかな〟に変わりました」と嬉しそうにedenさんは話す。
現在のインテリアは、自分が造った雑貨や家具、ＤＩＹ仲間が製作した雑貨など自分の「好き」を集めたミックステイスト。そして、使用する木材は古材風の雰囲気を出すためエイジングをかけてから塗装する。色も自分でブレンドしてオリジナルのカラーを生み出す個性派だ。築38年のアパートとは思えない魅力的な部屋は、edenさんの“好き”があちこちに詰まっている。
