63102【ビジネスマン必見】銀行・保険・証券のビジネスモデルと収益の上げ方を解説!

【ビジネスマン必見】銀行・保険・証券のビジネスモデルと収益の上げ方を解説!

男の隠れ家編集部
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銀行・保険・証券のビジネスモデルについてご存知だろうか? 飲食業や販売業であれば、商品を販売した際の売上がそのまま利益につながるため、ビジネスモデルや利益の上げ方を把握しやすい。

しかし、これら3つの金融事業は少し特殊なビジネスモデルなので、根本から理解できている人はそう多くないだろう

そこで今回は、銀行・保険・証券のビジネスモデルや利益の上げ方を解説する。各業界のビジネスモデルを深く理解すれば、自身が手掛ける仕事やビジネスにも役立てることができるはずだ。

ライフスタイル誌から誕生した男の隠れ家デジタルが、知的好奇心をくすぐる情報を解説しよう。

■銀行のビジネスモデル・収益の上げ方

銀行は、会社や個人に現金を貸し出して利益を得る業界だ。「三井住友銀行」や「みずほ銀行」など、メガバンクと呼ばれる大手銀行から、地域に特化した地方銀行まで存在する。

町中でよく見かけるこれら銀行は、会社や個人にお金を貸した際に発生する利息によって利益を得ている。会社や商品によって利率は違うものの、銀行からの融資に対しては必ず金利が設定されている。

銀行は貸し出す金額が大きく、貸出先の件数も多いため、その金利によって算出された利息を回収することで、莫大な利益を得ているのだ。

それ以外にも、個人や企業から集めた資金を使用し、債権や株式を取り扱うことで利益を出している。そのため、銀行はお金を貸し出しても利益になるし、お金を借りても利益に結びつけることができるのだ。

ATMの手数料でも微量ながら利益を上げているが、上記2つの事業に比べればほんの僅かな金額である。

■保険のビジネスモデル・収益の上げ方

続いて、保険のビジネスモデルについて見ていこう。生命保険や医療保険、終身がん保険など、世の中には数多くの保険商品が出回っている。これら保険商品を取り扱う事業は、以下2つの方法で利益を上げている。

【1.保険領域】

保険に加入した者から保険料をもらうことで、この保険料が直接会社の利益になる。保険内容にもよるが、該当した事故が発生すると、保険会社は被保険者に対して保険金を支払う仕組みだ。

しかし、死亡者が予定死亡率から計算した人数より少なくなるケースや、途中解約や申請漏れで支払う金額が少なくなった場合などは、その金額の差分が会社の利益になる。

【2.金融領域】

金融領域は、保険領域で預かった資金や利益の一部を、資産として運用して利益を得る方法だ。主に株式取引や証券取引を行い、長期的な運用で少しずつ利益を得ていく。

しかし、この運用方法については、「保険業法」と「保険業法施行規則」によって細かくルールが定められているため、保険会社が好き勝手に運用して良いわけではない。

■証券のビジネスモデル・収益の上げ方

最後に、証券のビジネスモデルについて解説する。証券とは、財産における権利や義務の記載がされた文書の総称のことだ。

この証券を取り扱って利益を上げる会社が証券会社である。証券会社の利益の上げ方は、大きく分けて以下の3つに分類される。

【取引手数料】

証券会社は、企業が新たな株式を発行する際に、その株式を証券会社が一度キャッチし、個人投資家や投資会社に商品として販売する。その際、投資家から手数料を一部受け取るため、その手数料がそのまま証券会社の利益となる。

【トレーディング】

証券会社が保有する資金や利益を使い、株式や債券の売買を会社自らが行う。そのトレーディングを成功させることで、会社の利益を伸ばしている。

【仲介委託料】

個人投資家や投資会社から証券売買の依頼を受け、その売買を仲介することで委託料をもらっており、証券会社はその委託料で利益を上げている。

■まとめ

今回は、金融業界である銀行・保険・証券の3つのビジネスモデルを解説した。

各業界のビジネスモデルを理解し、日頃から利益の上げ方について考えることで、自身が手掛ける仕事やビジネスにも良い影響を与えることができる。金融業界のビジネスモデルを深く理解すれば、ビジネスを成功させるためのヒントを見つけ出せるかもしれない。

なお、今回紹介した業界以外にも、特殊なビジネスモデルで利益を上げている業界はたくさんあるので、興味がある人はぜひほかのビジネスモデルも調べてみよう。

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