5月4日の「みどりの日」は連休を作るための祝日、そんなふうに思っている人はいないだろうか。「みどりの日」はその名前の通り、自然に親しむとともに、自然に感謝する日である。
「あまりイメージが湧かない」という人のために、今回は「みどりの日」のおすすめの過ごし方、鑑賞してほしい花や植物を解説しよう。ただの祝日で終わらせず、ぜひ楽しんでみてほしい。
■5月4日の「みどりの日」は何をする日?
5月4日は、日本国民の祝日「みどりの日」である。この日は国民が緑に親しみ、その恩恵に感謝し、それでいて心をリフレッシュする日だとされている。
そんな「みどりの日」は、実は一度日付が変更されている。元々4月29日が「みどりの日」だったのだが、「国民の祝日に関する法律」が改正され、2007年からいまの日付に変わった。
いまでは全国各地で自然と触れ合うイベントが開催されており、生い茂る緑の季節を心ゆくまで堪能できる。
なお、「みどりの日」は英語表記だと「Greenery Day」になる。海外にも「みどりの日」に近い「セント・パトリック・デー(3月17日)」や「グラウンドホッグデー(2月2日)」などがある。
■「みどりの日」のおすすめの過ごし方
ここでは、「みどりの日」のおすすめの過ごし方を3つ紹介する。普段自然を意識していない人も、ぜひこの機会にリフレッシュ効果を実感してみてほしい。
●過ごし方1.自然豊かな公園に足を運ぶ
「みどりの日」はちょうど若芽が開き、葉の色がさえる季節だ。自然に囲まれた公園に足を運ぶことで、日常のストレスを忘れ去ることができるだろう。
公園では、森林浴気分を味わったり、季節の花々を鑑賞したり、ピクニックを楽しんだりなど、さまざまな楽しみ方がある。家族や友人とかけがえのない時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
●過ごし方2.花や植物をスケッチする
花や植物を観察し、スケッチすることで自然とのつながりが深まる。また、普段行わないスケッチという作業をすることで、集中力や観察力を養うこともできる。
スケッチや絵が得意でなくても、植物の形や色、構造に目を向け、その美しさを描き写すことが重要だ。普段は気付かない、植物の美しいディティールに出会えるはずだ。
●過ごし方3.植物を育て始める
「みどりの日」を機に、植物を育て始めるのも1つの過ごし方だ。植物を自宅で育て、日々の成長を観察すれば、季節の移り変わりを間近で感じられる。
家庭菜園やハーブ、観葉植物など、自身の興味やライフスタイルに合わせて育てる植物を選んでみよう。ストレス解消やリラクゼーション効果が見込めるはずだ。
■5月に鑑賞できる季節の花・植物5選
5月になると、桜の花びらが少しずつ散り始める。しかし、桜以外にも美しい花を咲かせる植物がたくさんある。
ぜひ本項で紹介する以下5つの花・植物を鑑賞してみてほしい。自然への理解が深まり、「みどりの日」をより充実させることができるだろう。
●1.ハナミズキ|開花時期:4〜5月
ハナミズキは春の風物詩として親しまれ、公園や街路によく植えられている。ハナミズキの枝には、白やピンクの花びらがたくさんつく。花びらは可愛いハート型をしているため、見かけたら近くで鑑賞してみてほしい。
●2.フジ|開花時期:4〜5月
フジは日本を代表する春の花だ。花の美しさと芳香が特徴的で、花びらは紫、白、ピンクなど、さまざまな色で構成されている。
長い房状に垂れ下がる姿がまた美しい。フジの花を楽しむイベントが各地で開催されているので、ぜひ「みどりの日」に足を運んでみよう。
●3.ハクウンボク|開花時期:5〜6月
ハクウンボクは「白雲木」と書き、その名前の通り、白くて美しい雲のような姿を魅せる。新緑の季節にぴったりの植物で、小さく密集して咲く花の様子を楽しむことができる。
●4.カルミア|開花時期:5〜6月
カルミアは、北アメリカ原産のツツジ科の植物だ。日本では比較的珍しく、花がひっくり返った傘のような形をしている。庭園や一部の公園で咲いているため、見かけたらぜひその姿を確認してほしい。
●5.バラ|開花時期:5〜10月
バラは5〜10月と長い期間咲いている。その美しさと香りから、庭園や公園で親しまれているのも特徴。
さまざまな品種があり、色や形も豊富なので、何度見ても飽きることがない。「みどりの日」にも咲いている地域が多くあるため、ぜひ庭園や公園に足を運んでみてほしい。
■まとめ
今回は、5月4日の「みどりの日」の過ごし方、5月に鑑賞できる季節の花・植物を解説した。
「みどりの日」をただの祝日で終わらせるのはもったいない。自然と触れ合い、心身ともにリフレッシュできる絶好のチャンスであるためだ。
ぜひ本記事で解説した内容を参考にし、「みどりの日」を充実したイベント日として満喫してほしい。楽しんでいただけただろうか。今後も「男の隠れ家デジタル」らしい切り口で情報を紹介していきたいと思う。
▼あわせて読みたい