20545住まいにこだわる達人。趣味の品々を散りばめた、家そのものが大きなホビールーム|とことん自分流暮らし「池田邸」

住まいにこだわる達人。趣味の品々を散りばめた、家そのものが大きなホビールーム|とことん自分流暮らし「池田邸」

男の隠れ家編集部
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住まいはそこに暮らす人の生き方そのものだ。住まいにこだわればこだわるほどライフスタイルは豊かになる。自分流を貫く達人たちを紹介しよう。
目次

非効率的な暮らしほど創造的な暮らし

21世紀も早20年が経とうとしている。テクノロジーが格段に進歩したこの時代、オール電化やIT技術など、今や効率や利便性を追求した住宅が主流だ。しかし、こうした21世紀的な住宅に暮らすことを良しとしない人も少なくない。

彼らが大切しているのは人間性だ。効率や利便性だけで人間は生きていけない。忙し過ぎる現代の喧騒から逃れ、家族と過ごす、趣味に打ち込む……。非効率的な時間ほど創造的な時間であるというのは、逆説的ではあるが真実だ。

あえて自分流を貫く人の暮らしが豊かに感じられるのは、こうした非効率性を積極的に受け入れているからだろう。誰もがきっと憧れる人生だ。早速、彼らの暮らしぶりを拝見することにしよう。

趣味と共に暮らす夢の住空間

家そのものがまるで大きなホビールーム

2階の一部が玄関を見下ろせる吹き抜け空間になっている。

ゆったりとした休日のひと時。BOSEのスピーカーから心地良いジャズの調べが聞こえてくる。コーヒーはハンドドリップで、挽きたての豆の香りが部屋に満ちる。

コーヒーを飲みながら、ご主人の池田陽一さんは楽しそうに話す。「家は建てたら終わりではなく、暮らしながらより快適な環境へ作り変えていくものだと思います」

壁面の向こう側はウォークインクローゼット。採光を考慮して一部を素通しにしている。

住まい選びでこだわったのは、自分好みにカスタマイズできること。そのためにはできるだけ作りがシンプルな方がいい。

2階へと登る階段によってリビングとダイニングがほど良く仕切られている。

さらに自分自身の趣味や家族のライフステージを見据えて決めたBESSワンダーデバイス・ファントム・マッハは、池田さんにとって理想の家だった。

特徴的なガルバリウム外壁は、通りから見ると窓もなくクールな印象だが、家の中は木の温もりに包まれた心地良い空間だ。

ソファを置いてゆったりくつろげるリビングスペース。フローリングは冬でも靴下なしで過ごせるほど暖かいとか。

池田さんは暮らしをホビー感覚で楽しむ達人だ。こだわりの趣味の品々が至るところに散りばめられている。自作収納は機能的であるだけでなく、趣向が凝らされていて見ていても楽しめる。家そのものが大きなホビールームだ。

2階の多目的スペース。キャンプ用品などを収納するほか、ハンモックを張って仮眠スペースとしても活用している。
多目的スペースにお嬢さん専用のデスクを設置。
鋼管を部材にした自作のテーブル。室内の雰囲気ともマッチしている。

「間仕切りが少ないので、どこにいても家族の存在がわかります。決して広い家ではありませんが、むしろこのくらいがコミュニケーションをとりやすいですね」

豆から挽いたコーヒーをハンドドリップで淹れる。何事にもこだわりが感じられる池田さんだ。

奥さんの倫子(のりこ)さん、愛娘の灯野歌(ほのか)さんとの3人暮らし。ご家族を愛してやまない池田さんである。

テーブルとチェアを持ち出して、ちょっとしたアウトドア感覚が楽しめるウッドデッキ。窓を開ければリビングからそのまま出られる。

【私のこだわりポイント】
自分だけの空間が欲しくて2階にホビースペースを設けました。ランタンをはじめキャンプ用品のメンテンスに活用しています。お気に入りの品々に囲まれて落ち着ける空間です

【Owner’s voice】
「家族との対話を大切にしました」
家族との対話を大切にしたいので、できるだけ間仕切りは少ない方がいいと考えました。おかげで家具のレイアウトも自由にできます。収納棚は必要に応じて自作しています。カスタマイズも楽しみのひとつです。

池田邸|茨城県龍ケ崎市

木の風合いを生かした温かい室内とは対照的に、都会的な外観が街の景観にマッチするBESSワンダーデバイス・ファントム・マッハ。エントランス回りに置かれた装飾品が住人の人柄を感じさせる。

文/仲武一朗 写真/遠藤 純
取材協力 BESS

BESS LOGWAYで新しい暮らしをイメージ

新しい暮らしをイメージしながら住まい選びできるのが、BESSが全国に展開しているLOGWAY(ログウェイ)だ。実際の住宅を体験しながら未来の自分や家族の姿をイメージしたい。BESSの家に暮らす仲間「LOGWAYコーチャー」に話を聞くこともできる。詳しくはwww.bess.jp/を参照。

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