元バリスタが年間100件以上巡ったカフェの中から、2022年の個人的ベストカフェを紹介！
【空間デザイン・雰囲気・自家焙煎・美味しい珈琲・利用のしやすさ・接客】の全てが素晴らしかった名店とは？ ぜひ週末のちょっとした時間に足を運んでみてください。
【コーディネーター：Masa】
年間100軒以上のカフェを巡る元バリスタ。「珈琲のある暮らし」をテーマに、料理やスイーツなどの情報を発信している。このほか、キッチンをカフェ風にDIYしたり、自身の手で調理したりと、クリエイターとしての一面も見せる。
▶︎Instagram「@chai_mct」／ YouTube「繋ぐ日常」
Raw Sugar Roast ／ ロー シュガー ロースト
東京都世田谷区宮坂にあり、経堂駅から徒歩すぐの立地。始まりは、2019年に東京で焙煎豆の卸売業としてスタート。
「味を作る側に立ち、生産者様の思いを知る」ことを原点に、国内のカフェの豆のプロデュースを行ってきた。また、2000年代初頭から国内だけでなく海外のカルチャーを取り入れ、美味しい珈琲を淹れることを追及しているカフェだ。
珈琲の心地よい香りが漂う店内
入り口の2枚扉を開けると、香り豊かな珈琲の香りと共に広々とした空間が広がる。コンクリート調の壁に、アンティーク家具が調和したインダストリアルな雰囲気。
バリスタさんとの会話や、本をゆっくり読んで過ごすことができるカウンター席、2〜3人用のソファー席などもあり、様々な方のニーズに合わせた空間となっている。
こだわりの一杯を丁寧に淹れてくれる
店内のカウンター奥には、オランダ製Giesenの15kgの焙煎機が設置されており、生豆選定・焙煎・抽出を一貫した質の高い、フルーティーな浅煎りのスペシャリティーコーヒーが味わえる。
メニューは、シングルオリジンコーヒーが5種類ほど選べるフィルターコーヒー。ブレンドの豆を使用した、エスプレッソ系のドリンクのラテやフラットホワイトがあり、エスプレッソはシングルオリジンでも頼めるのは嬉しいポイント。
ミルクをオーツミルクに変更することも可能なほか、週末限定のカヌレやバスクチーズケーキなどカフェタイムを華やかにしてくれるスイーツも一緒に楽しめる。
ドリンク・フード共に絶品の味わい
シングルオリジンのニカラグアをハンドドリップでいただく……。ベリーのようなフルーティな香りと柑橘系の甘さが特徴的でオススメ。また、週末限定のカヌレと共にいただくラテも絶品だ。
浅煎りにこだわる理由としては、浅煎りの珈琲豆は爽やかな酸味があり、苦味ではなく甘味が口の中を広がって行くこと。美味しい珈琲は、より香り豊かでフルーティーな甘さがあること。これらが、浅煎り珈琲で味わうことができるからである。
また、浅煎りは生産過程が難しいため、農園の技術と質の高さが求められる。目の前には見えない、農園の努力や個性を受け手に繋ぐことができ、香り豊かで、様々な味わいを表現することを大切にできることから、浅煎り珈琲を推奨しているとのこと。
「Raw Sugar Roast」は、珈琲豆を生産している農園の思いと、美味しい珈琲や居心地の良い空間を消費者に繋ぐことができる最高のカフェだ。
住所：東京都世田谷区宮坂3-9-4
アクセス：小田急電鉄「経堂駅」徒歩3分
公式SNS：「Raw Sugar Roast」
写真／Masa
編集部からひと言
元バリスタが選ぶ都内ベストカフェ。ぜひみなさんも実際に足を運び、空間やコーヒーを心ゆくまで味わってみてください。
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