101154至高の環境で江戸時代から受け継がれる蒸留技術を継承する「国産ウイスキー」

至高の環境で江戸時代から受け継がれる蒸留技術を継承する「国産ウイスキー」

男の隠れ家編集部
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新時代を切り開く若きブレンダーの挑戦

新世代のウイスキー造りは江戸時代から続く蒸留技術を受け継ぎ、次世代を担う若きブレンダー内古閑さんによって新たなステージへと進化している。

内古閑さんは2019年、文政四年(1821年)創業の老舗酒屋「山都酒造」へ入社し、焼酎やウイスキーの製造・管理を担当することで多くの経験を積んできた。

「まだまだ未熟」と謙虚に語る彼だが、さらなる知識と技能の向上を目指している。ウイスキー造りへの情熱を持ち、環境を最大限に活用した製造法を探求し続ける姿勢が注目されている。

山都町の自然環境を活かした熟成技術

熊本県山都町に位置する山都酒造は、標高の高さと四季の寒暖差を活かした熟成法を採用している。この地域特有の昼夜の気温差は、ウイスキーの早期熟成と深い風味の両立を実現する。

また、阿蘇山系から湧き出る伏流水はミネラル豊富で、蒸留や熟成に理想的な条件を提供しているのだ。

ミネラルを多く含む阿蘇伏流水

内古閑さんは、「山都町では四季や日々の温度変化を生かし、若くても樽の風味や複雑な香りを引き出すことができる」と語る。これにより、日本の伝統と自然の恵みを生かした唯一無二のウイスキーが生み出されている。

歴史と伝統を守りながら新たな挑戦

山都酒造は200年以上の歴史を誇る老舗でありながら、若い世代の感性を取り入れた新たな挑戦にも積極的。内古閑さんはベテランスタッフとの意見交換を通じて、伝統と革新の融合を目指している。

「母の故郷である山都町に移住し、地域とともに発展していきたい」と語り、その思いが製品にも反映されている。国宝に指定された通潤橋など、地域の歴史や文化に敬意を払いながら、新しい価値を創出する取り組みを続けているのだ。

国宝となった通潤橋

注目の新商品「矢部」と「新武」

山都酒造は2025年にブレンデッドウイスキー「矢部」をリリースする予定。この商品は、グレーンウイスキーをベースにモルトウイスキーを加え、オーク樽由来の香りとまろやかな甘みを引き出し、華やかな香り、滑らかな口当たり、スパイシーな余韻が特徴である。

「矢部」という名前は、山都町の旧称に由来し、歴史と誇りを受け継ぐ象徴として命名された。地域の文化や精神を感じることができる逸品として、ウイスキー愛好家の期待を集めている。

矢部(やべ)

発売日:2025年1月予定
容量・価格:700ml / 7480円(税込)
アルコール分:43%
味わい:ウッディな香りとまろやかな甘み、スモーキーでスパイシーな余韻
飲み方:ハイボール、水割り、ロック

また、2024年にはシングルモルトウイスキー「新武」をリリースした。この商品は、九州の雄大な自然と武士道の精神を象徴しており、時の流れを意識した熟成技術を駆使している。

「新武」は国際市場への展開も視野に入れたデザインとネーミングで、新時代のウイスキー造りを体現しているのである。

新武(あらたけ)

発売日:2024年7月
容量・価格:700ml / 7700円(税込)
アルコール分:40%
味わい:柔らかくバランスの取れたスモーキーさと心地よい甘さ
飲み方:ハイボール推奨

山都酒造の歴史と未来

日々ウイスキーと向き合う内古閑さん

文政四年(1821年)創業の山都酒造は、阿蘇の伏流水と熟練の職人技を活かした酒造りを続けてきた。モンドセレクションをはじめとする多くの賞を受賞し、高品質な酒造りに定評がある。

三代目米吉の信念である「お酒は楽しく飲むものであり、飲んだ人が幸せになるような酒を造る」という思いは今も引き継がれ、現代のニーズに応える商品開発が行われている。

山都酒造が生み出すウイスキーは伝統と革新、自然と技術が融合した至高の逸品。江戸時代から続く蒸留技術と若きブレンダーの情熱が生み出す「矢部」や「新武」は、日本のウイスキー文化を世界へと広げる存在となるだろう。

一杯ごとに、その土地の物語と情熱を感じながら味わっていただきたい。

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