106216中世ヨーロッパを思わせる隠れ酒場「Pub Grandpa」|弘前シードルの旅

中世ヨーロッパを思わせる隠れ酒場「Pub Grandpa」|弘前シードルの旅

男の隠れ家編集部
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今、シードルが熱い。欧州では古くから親しまれてきたが、日本でも少しずつファンが増え始めているのだ。一体どんな酒なのか? りんご王国・弘前で魅力を探ってみたい。

■弘前の夜は英国パブで? 隠れ家空間で美味を味わう

飲み屋の灯りがポツリポツリと点き始め、雪景色を照らす。通りを歩いていると、ふとイギリスのパブを思わせる店が現れる。

「Pub Grandpa」と書かれた重い木製の扉を開けると「寒かったでしょう、温まっていってくださいね」と、店主の中松久二さんが迎えてくれた。

「ここではテーマパークのように時間を忘れてほしい」と中松さん。

バーカウンターと吹き抜けの2階から1階を見下ろせるスタンディングカウンターを備え、本格的な英国パブの雰囲気だが、木の温もりに心がほぐれる。

店内を見回すと、所々にフェイクの木樽やトイガンなどが配され、賑やかな雰囲気。「常連のお客さんが『これ、この店に似合うでしょ』と言って持ってきてくれるんです」と微笑む中松さん。この店が愛されている証しだ。

シードルの種類も豊富で、常時7種を提供。さらに、シードルの持ち込みも可能なのだとか。

丁寧に磨かれたグラスが美しい。つい、もう一杯飲みたくなる。

「イギリスはシードルの消費量が世界一で、パブではメジャーな飲み物です。英国パブの楽しさと、弘前のシードルの美味しさを同時に味わってもらえればと思っています」

食事メニューも充実。ホヤなどの海産物を中心とした青森の美味をふんだんに使用した洋食が、軽快な味わいのシードルとマッチする。軽やかで優しい時間が過ぎていく。

⚫︎Cidre Pairing

kimoriシードル × 海鮮サラダ

果実感が強くクリアな「kimoriシードル DRY」(2000円)には、「海の幸のカリビアンサラダ」(1200円)を。

青森で獲れたホヤやエビなど津軽の美味を口一杯に噛み締め、シードルを口に含む。すると、海鮮の新鮮なうま味とシードルの温もりある味わいが重なり合い、ぜいたくな風味を生む。

テキカカシードル × 牛肉の赤ワイン煮込み

甘みを抑え、渋みや酸味を引き立たせた「テキカカシードル」(850円)と凝縮したうま味の「牛肉の赤ワイン煮込み」(900円)。

シードルに溶け込む豊かなタンニンが濃厚な料理の味わいをいっそう引き立てる。ドライで爽快な飲み口のシードルだからこそのマリアージュだ。

撮影/三輪卓護

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