107207店舗数が日本一の“焼肉の街”|長野県飯田市「ほんのり家」で多種多様な酒と絶品焼肉!

店舗数が日本一の“焼肉の街”|長野県飯田市「ほんのり家」で多種多様な酒と絶品焼肉!

田村 巴 (たむら とも)
田村巴

男の隠れ家の神出鬼没な編集者・田村巴は年がら年中“休肝日”がない生粋のお酒好き。そんなほろ酔い編集が美味い酒を求めて今宵もぶらりと旅に出る──。

焼肉の街として名高い飯田市で、美味しい焼肉とジンギスカン。そして珍しい国産のお酒をジャンルを問わず呑みました!

ほろ酔い編集・田村巴のちょっと一杯やらないか? 第18杯

突然ですが田村を構成する要素の30%くらいは肉(筋肉ではなく、食べた肉)でできています。そのくらい常日頃からよく肉を食べていて、1日2食の食生活のうち、どちらか1食は必ず肉を食らいます。肉、万歳!

生まれが北海道ということもあり豚肉と羊肉が特に好きで、ジンギスカンはよく食べます。匂いも気にせず自宅でガンガン焼きます。自称「道産子の鏡」です。

さて、そのジンギスカン。まるで北海道の専売特許みたいな顔をしていますが、実は他の地域でも長年愛されているのをご存知でしょうか。例えば、岩手県遠野市や山形県蔵王地域、長野県飯田市などで古くから盛んに食べられているそう。

というわけで久々にお店のジンギスカンが食べたくなった田村は、サクッと車に乗り込み、撮影担当の先輩ディレクターを半強制的に誘い、長野県飯田市へ向かったのであります。

先輩曰く「飯田市にはとっても美味しい肉を提供して、玄人好みの多種多様なお酒が呑める焼肉店がある」とのこと。行きましょう、今すぐそこへ。

長野県飯田市は人口1万人あたりの焼肉店舗数が日本一で「日本一の焼肉の街」を掲げています。江戸時代には飯田藩の城下町、三州街道の宿場町として栄え、その面影を今に残す美しい街です。

中央自動車道をひた走り、たどり着いた店は「ほんのり家」。店主の河手さんご夫妻が営む、町の焼肉屋さん……と思ったら、店構えから何やら様子が違います。

家の近くにあるなら週1で通いたい「ほんのり家」。

ずらりと並んだお酒の瓶。よく見ると日本酒の品揃えが半端ない! 入店してすぐの冷蔵庫で冷やされるお酒も見たことがないラベルを纏ったビールが並びます。

そんな中、目に入ったのは「孤独のグルメ」の松重豊さんの写真。どうやら飯田焼肉を紹介する回で飯田市を訪れた松重さんが、お忍びで食べにきたらしい(ドラマは別のお店が登場したとのこと)。

否が応でも期待値はMAXまで上昇します。まずは「とっても良い肉が入ったから」と河手さんにおすすめされた生ラムのジンギスカンから。

極上の肉厚ラムが旨い!

合わせるのは下伊那のカネシゲ農園ハードサイダー醸造所が作るクラフトビール「THE CITRUSY」です。シトラスをテーマにしたアメリカンIPAで、ホップだけで柑橘味のある爽やかな味わいを実現しています。

「飯田のジンギスカンはタレが辛いんです。柔らかいお肉にピリッと絡むタレはお酒に合いますよ。酒蔵さんの酒粕とクラフトジンに使うジュニパーベリーを使って作る、こだわりの自家製タレなんです。ちなみに焼肉用の塩も竹炭とVinVieさんのワインを使った自家製を提供しています」

クラフトビールのTHE CITRUSY

河手さんの言うとおり、上質なラム肉の風味とピリ辛でフルーティなタレが見事にマッチ! ビールも肉の旨さを邪魔することなく後味すっきりです。

続いては地元「たかどや牧場」黒毛和牛の極上牛カルビと牛サガリ。サシがえらい入ってます。食べる前からわかりますね。そう、霞のように溶けてなくなるやつです。

提供する肉は仕入れにこだわり上質なものを手頃に。驚くほど美味しい焼肉を堪能しました。

合わせたお酒は、ほんのり家オリジナルの「飯田のカルピスサワー」。地元の喜久水酒造が醸す「本醸造にごり酒 白貴天龍」をベースにしたサワーとのこと。

実はこのにごり酒、世界的なワイン品評会IWCのSAKE部門でゴールドメダルを受賞した名酒。これまた良い酒を良い肉と共にいただきます。

お肉は自慢の竹炭塩を少々付けて一口に。見た目のわりに脂があっさりしていて、尖りのないまろやかな竹炭塩の名残りを舌に残して消えていきました。

飯田のカルピスサワー

そして飯田のカルピスサワー。これがまた驚くほどにさっぱり。ほのかに甘い風味が食欲をそそり、グビグビ呑んじゃいます。ちなみにカルピスは入っていませんよ。

いやぁ、肉も酒も旨い。興に乗った田村は、河手さんのおすすめを次々にいただきます。

岐阜県のアルケミエ辰巳蒸溜所のクラフトジン「アルケミエ ファーストエッセンス キンモクセイ ジン」と「アルケミエ ジン 犬啼」を味わい、地元ワインや燗酒、アブサンにまで手を伸ばす始末。

何種類を呑んだのか、もう覚えていません。最高の夜を飯田市「ほんのり家」で過ごしてしまいました。万歳!

アルケミエ辰巳蒸溜所のクラフトジン

ほんのり家

日本酒、ワイン、ビールにジン!

100種以上の日本酒、多彩な長野県産ワイン、日本各地から取り寄せるクラフトジンやクラフトビールが楽しめて極上肉が美味しい唯一無二の店。

河手さんご夫妻とニッコリ乾杯! 気さくにさまざまなお酒の知識や、日本各地の小規模蒸溜所、ワイナリー情報など知らない知識を吸収してきました。

店主の河手忍さんは無類の燗酒好きということで、ほんのり家では燗酒店を巡って集める「御酒燗帖」プロジェクトにも参加しているそう。

ほんのり家
長野県飯田市長姫町4
TEL/0265-24-7062
営業時間/17:00〜22:00
定休日/不定休
https://www.instagram.com/nikutosake_honnoriya

【著者プロフィール】
田村 巴(Tomo Tamura)

1979年北海道出身、フリー編集者。長年「男の隠れ家」に携わり現在は「男の隠れ家デジタル」編集長も務める。毎日の晩酌が人生をより良くすると信じて疑わない。

文/田村 巴 撮影/Noriy.k

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田村 巴 (たむら とも)
田村 巴 (たむら とも)

1979年、北海道出身。バイク(チョッパー)専門誌「HARD CORE CHOPPER」、フリーペーパー「MOLE Magazine」、ライフスタイル誌「男の隠れ家」を経て、現在は「男の隠れ家デジタル」編集長。

バイクやクルマでの日本一周・目的を決めない旅が趣味。好きな分野は「飛行機」「クルマ旅」「地方の土着的な風習や歴史」「ミステリー」など。UFOや都市伝説に興味深々。好きなものは「巨大建造物」「道の駅・SA(道の駅きっぷ収集)」「キャンプ」「ガジェット」「カメラ」「ボストンテリア」。

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