14014自分たちのスタイルにリノベーション。住居の中心を独占する夫婦別々の音楽ルーム〈東京都 D邸〉|小さな秘密基地の造り方

自分たちのスタイルにリノベーション。住居の中心を独占する夫婦別々の音楽ルーム〈東京都 D邸〉|小さな秘密基地の造り方

男の隠れ家編集部
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音楽が趣味のDさん夫妻。結婚してからずっと賃貸物件に住んでおり、1畳サイズの隠れ家的な防音室を設置していた。しかし賃貸物件の標準的な間取りにずっと違和感があり、「自分たちが求めるスタイルに特化した家を造って住む」ということが自然な気がしていたという。そこでリノベーションという選択肢が浮上し、中古マンションを自分たちのライフスタイルに合わせてリノベーションすることにしたという。
部屋の真ん中に鎮座する2つの防音室。圧迫感を感じさせないように天井は開けている。収納も通路をうまく使って設置している。

元々広い物件ではなかったが、今までの防音室と、さらに夢だったもうひとつの防音室(2畳)も家の中に埋め込むことで、これまで感じていた違和感をなくせたという。

しかし写真のように、防音室を2つも家のセンターに配置するので問題はあった。ひとつは圧迫感。そこで秘密基地スペースの壁と天井までの空間を開け、大きな箱が家の中にあるという部屋にしてもらった。

そうすることで生まれた、家に入った瞬間に廊下からベランダまでを見渡せる広々とした感じも気に入っているという。

防音室の隣にはベッドスペースが。また廊下の一部を活用してデスクを造作した。
夫婦それぞれの音楽用の防音室。

もうひとつは、生活スペースの問題。スペースを有効利用するため玄関に洗面台を設置したり、そこからリビングまでの通路をクローゼットにし、据え付けの机も作ってもらった。

カーテンで隠せるデスクスペース。
秘密基地横の通路は寝室へ繋がる。

「2年以上住んでいますが、2つの防音室が私たちの生活の質を向上させてくれました」と、Dさん夫妻はとても満足げだった。

【秘密基地造りのPOINT】
1.音楽が趣味なので防音室を中心にした。
2.天井を開けて部屋の圧迫感を無くした。
3.スペースを活用した合理的な趣味空間。

【Owner’s voice】
箱を取り囲むようにリビングからベッドルームへの小道が造られているので、家の中を回れる上に、2つの通路があることで、利便性も良くなりました。

文/岩谷雪美

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