趣味のギターをつま弾きながら高めのテーブルでひとり家呑み〈茨城県 taro邸〉|秘密基地でひとり酒宴 “隠れ家”拝見
笑顔で「どんな場所よりここでグラスを傾けるのが最高にハッピー」と語るのはtaroさん。そこは自宅の寝室裏に設えたひとり家呑み空間で、わずか2畳の空間にはギブソンやマーチン、フェンダーなど8本のギターと、長年集めてきたフィギアなどが格好良くディスプレイされている。この部屋のテーブルは高めで、椅子もバーチェアにしている。まるでバーカウンターで呑んでいるかのような演出にtaroさんのこだわりとセンスが光る。

このスペースを造った理由は、これらの趣味のものを自宅の内観を損ねることなく配置したかったこと、そしてゆっくり酒を呑みながら音楽を聴いたりギターを弾きたかったからだと話す。
ギターをつま弾きながら、ウイスキーのグラスを揺らすひと時。また、映画やミュージックビデオを観ながらのひとり家呑みも、この場所ならではの愉しみだ。

「お酒はバーボンやスコッチなどが好みです。楽器やオモチャなど、自分の好きなものに囲まれてゆっくりと酒を呑むのは、まさに至福の時間ですね」


仕事の疲れも完全リセット。ちなみに床を上げて2段のステップ(階段)を付けて境界にし、屋根裏部屋のような雰囲気にしている造りは、家族の話し声や生活音を遮断したくなかったため。あえて扉は設置しなかったが、ステップのおかげでほどよい距離感と共に籠もり感も実現できたという。

『ひとり家呑み部屋』造りのコツ
1.好きなモノ、趣味のモノに囲まれる。
2.照明の明るさを調整できるようにした。
3.ある程度の囲われ感で自分時間を作る。


【Owner’s voice ひとり家呑みSTYLE】
音楽を聴きながら、ギターを演奏しながら、酒を気軽にエンジョイする。ここはひとり家呑み専用の屋根裏部屋だとも言えますね。
文/岩谷雪美