国指定重要有形民俗文化財が566点「菊正宗酒造記念館」(兵庫県)

灘の“御影郷”に本拠地を構え、「キクマサ」の愛称で広く知られる菊正宗酒造は、創業360年の老舗酒造として広く知られる。万治2年(1659)に創業した酒蔵を昭和35年(1960)に現在の場所に移築し、記念館として開放したのがその始まり。国指定重要有形民俗文化財「灘の酒造用具」566点が展示・保存されている。昭和初期まで実際に菊正宗酒造で使用されていた酒造用具を通して、菊正宗・生酛造りの心と、職人たちの仕事と生活を体感できる。

酒造用具で伝承の生酛造りを体感!

酒母を手作業で造る「生酛(きもと)造り」をわかりやすく解説。

記念館に併設する「樽酒マイスターファクトリー」(要予約、現在休館中)では、酒樽作りの工程を実演、材料の吉野杉も展示している。

記念館内の売店では菊正宗の清酒が所狭しと並び、清酒を使った食品やグッズなども購入できる。売店横の利き酒コーナーでは様々な酒を愉しみたい。

【from Museum】
2017年にオープンした併設の「樽酒マイスターファクトリー」では酒樽作りを見学できます。

菊正宗酒造記念館(きくまさむねしゅぞうきねんかん)
兵庫県神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
TEL/078-854-1029
開館時間/9時30分~16時30分 
入館料/無料
休館日/年末年始(12/30~1/4)
アクセス/阪神電車「魚崎駅」より徒歩約10分、六甲ライナー「南魚崎駅」より徒歩約2分

江戸後期の古い酒蔵を資料館に「昔の酒蔵 沢の鶴資料館」(兵庫県)

西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷からなる日本を代表する酒どころ“灘五郷”。同館は西郷に位置し、三宮駅から最も近い日本酒メーカーの資料館で、江戸時代後期に建造された昔の酒蔵をそのまま資料館として公開している。建物や酒造りの道具類は兵庫県の重要有形民俗文化財に指定され、発掘調査で発見された地下構造の「槽場(ふなば)」跡も見学できる。酒造りの道具や工程など、灘酒の歴史を知り、昔の酒造りを肌で感じることができる。

江戸時代から続く酒造りの伝統を伝える

麹を育てた「麹室」も昔のままリアルに再現されている。

ミュージアムショップでは無料で試飲を愉しめるのが嬉しい。また、ここでのみ販売している貴重な「資料館限定 純米原酒」(720ml/1,037円)はぜひ購入しておきたい。

人の背丈よりもはるかに高い大桶が並ぶ姿は壮観だ。

【from Museum】
隣接するミュージアムショップでは、利き酒体験やここでしか手に入らない原酒を購入できます。

昔の酒蔵 沢の鶴資料館(むかしのさかぐら さわのつるしりょうかん)
兵庫県神戸市灘区大石南町1-29-1
TEL/078-882-7788
開館時間/10時〜16時 
入館料/無料
休館日/水曜、盆休み、年末年始
アクセス/阪神電車「大石駅」より徒歩約10分

人形による立体展示で視覚的に学ぶ「白鶴酒造資料館」(兵庫県)

“灘五郷”の御影郷に位置し、寛保3年(1743)に創業した白鶴酒造。昭和44年(1969)まで実際に使用していた蔵を資料館に改装。同館の最大の特徴は、等身大の人形を工程別に配置、かつての作業の様子を再現しているところだ。また、各工程にはモニターを設置しており、昔と現在の酒造りの様子を比較しながら学ぶことができる。展示の後には、同館でしか呑めない搾りたての生原酒などが試飲できる利き酒体験をゆっくりと愉しみたい。

人形による立体展示から学ぶ酒造り

リアルな人形で再現された昔ながらの酒造りの風景。大きな釜から蔵人が蒸した米を取り出している。

2F部分にある大きな滑車は、大桶などの重量物を移動させるためのもの。

お土産コーナーでは試飲した酒を購入できる。酒以外にも「白鶴の酒粕パック」(1,320円)や白鶴マークがデザインされた前掛け(1,100円)など珍しい商品も並ぶ。

【from Museum】
酒文化をしっかり伝えていきたい、そして気軽に酒に親しめる場所でありたいと思っています。

白鶴酒造資料館(はくつるしゅぞうしりょうかん)
兵庫県神戸市東灘区住吉南町4-5-5
TEL/078-822-8907
開館時間/9時30分〜16時30分(入館は16時まで) 
入館料/無料
休館日/盆休み、年末年始 
アクセス/阪神電車「御影駅」より徒歩10分・「住吉駅」より徒歩5分、 JR「住吉駅」より徒歩15分

丹波杜氏の酒造りの技を今に伝える「丹波杜氏酒造記念館」(兵庫県)

厳しい環境をものともせず、伝統と歴史を受け継ぐ名匠・丹波杜氏。同館では丹波杜氏の歴史や昔ながらの酒造りの工程などを紹介。実際に使用していた酒造用具類や樽なども展示する。

丹波杜氏たちの歴史を知る!

酒造りの町として知られ、杜氏を数多く輩出した丹波篠山にある。

【from Museum】
昔ながらの手造りの醸造過程と丹波に受け継がれてきた技をじっくりと見学することができます。

丹波杜氏酒造記念館(たんばとうじしゅぞうきねんかん)
兵庫県丹波篠山市東新町1-5
TEL/079-552-0003 
開館時間/平日10時〜17時
入館料/100円 
休館日/土日祝(11月〜3月) 
アクセス/JR「篠山口駅」より神姫グリーンバス(篠山営業所行)で「春日神社前」下車、徒歩約5分

伏見の酒造りと月桂冠の歴史を知る「月桂冠大倉記念館」(京都府)

月桂冠の創業360周年にあたる昭和62年(1987)に開館。月桂冠に残る古い酒造道具(京都市有形民俗文化財)や酒器などを展示。月桂冠のパイオニア精神と酒造りの歴史に触れることができる。

見学の後は利き酒体験も!

資料館は明治末期に建てられた月桂冠の酒蔵を改装したもの。

【from Museum】
2020年12月リニューアルオープン、Wi-Fiを利用した館内案内ガイドを無料でご利用いただけます。

月桂冠大倉記念館(げっけいかんおおくらきねんかん)
京都府京都市伏見区南浜町247 
TEL/075-623-2056 
開館時間/9時30分~16時30分 
入館料/20歳以上600円ほか 
休館日/盆休み、年末年始 
アクセス/京阪「中書島駅」より徒歩5分、京阪「伏見桃山駅」・近鉄「桃山御陵駅」より徒歩約10分

伏見の美酒と旨いものが揃う!「伏水酒蔵小路」(京都府)

京都伏見の日本酒を120銘柄以上を扱う「酒蔵」と、料理店8軒による日本酒のテーマパーク。屋台村のような雰囲気のなか、どの席でも各店舗の料理と「酒蔵」の酒を自由に愉しむことができる。

日本酒通のスタッフが多数在籍!

「十八蔵のきき酒セット」(2,475円)では、伏見の18蔵元の酒を一度にお手頃な価格で愉しめる。

【from Museum】
「酒蔵」では120銘柄以上の“伏見の酒”が試飲できます。全て高級ちろりでの燗酒に対応しています。

伏水酒蔵小路(ふしみさかぐらこうじ)
京都府京都市伏見区納屋町115〜平野町82-2
TEL/075-601-2430
営業時間/11時30分〜23時 
定休日/火曜(祝日の場合は翌日) 
アクセス/京阪「伏見桃山駅」より徒歩約10分