62420大人の男性におすすめの「パイプ」とは? 魅力や楽しみ方を徹底解説

大人の男性におすすめの「パイプ」とは? 魅力や楽しみ方を徹底解説

男の隠れ家編集部
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パイプを使って喫煙することで、通常のたばことは違った味わいを楽しむことができる。そもそもパイプとは、粗く刻んだたばこ葉を火皿に詰めて喫煙する道具のことだ。

形状や素材はパイプの種類によって異なり、それら要素が味わいや吸い心地に影響を与える。種類がたくさんあるため、自分好みの製品を選択すれば、最高な気分で喫煙を楽しめるはずだ。

ただし、定期的にメンテナンスが必要になるなど、通常のたばこにはないデメリット・注意点がいくつか存在する。

そこで今回は、パイプの魅力や楽しみ方、おすすめのメーカーを解説する。最後まで読めば、パイプの魅力を十分に理解できた上で、ご自身に合ったメーカーを見つけられるはずだ。

大人の男性におすすめの「パイプ」とは?

パイプとは、粗く刻んだたばこ葉を火皿に詰めて喫煙する道具のことだ。直接たばこ葉を詰めて喫煙するため、通常のタバコとは違った美味しさが楽しめる。

そもそもこのパイプは、メキシコや北米の先住民の遺跡から出土されていることから、古くから使用されていたことがわかっている。16世紀後半にはイギリスでクレーパイプが、18世紀にはドイツを中心に木製や陶磁器製のパイプが、といったように時代とともにパイプの素材が変化している。

なお、現在の主流であるブライアーパイプは、19世紀に誕生したとされている。見た目がダンディで、「大人の男性」の雰囲気を演出できることから、世界中にパイプ愛好家が多数存在する。

パイプの形状

パイプは複雑な構造をしており、それぞれの各部に名称がある。前部から順に、ボウル、ステム、マウスピース、リップの4つだ。それぞれの特徴は以下の通りである。

名称特徴
ボウルたばこ葉を入れて火をつける部分
ステム煙をマウスピースに伝える部分
マウスピース煙の吸い口付近
リップ咥えて煙を吸い込む部分

パイプは上記の各部によって構成されている。パイプの素材は製品によってさまざまで、素材によって味わいや吸い心地が異なるため、自分好みのパイプを見つけることが大切だ。

たばこ葉の種類

使用するたばこ葉の種類によって、吸った際の風味に違いがあらわれる。たばこ葉はブレンドして楽しむことができるため、それぞれの特徴を詳しく知っておこう。

たばこ葉のブレンドタイプは、主に以下の3種類が挙げられる。たばこ葉の特徴を理解し、自分好みの種類を見つけよう。

たばこ葉の種類特徴
アメリカンタイプ・水分は少なめ
・燃焼速度が早く、着火性は良好
・まろやかな味わい
イギリスタイプ・水分は多め
・燃焼速度が遅く、着火性は不良
・うまみが深くコクがある
ヨーロピアンタイプ・水分は少なめ
・火持ちが良く、着火性は良好
・クセが少なく吸いやすい

通常のたばこにはないパイプの魅力

パイプの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられる。

  1. コスパが良い
  2. 吸い方が自由
  3. 見た目がおしゃれ

通常のたばこにはないメリットもあるため、たばこ喫煙者は以下詳細を確認した上で、パイプの使用を検討してみてほしい。

魅力1.コスパが良い

1つ目の魅力は、コスパが良いことだ。パイプは高価なイメージがあるが、通常のタバコと比べると実はそうではない。

パイプそのものは安い製品で2000円前後であり、1回の喫煙で使うたばこ葉は100円前後だ。1回の喫煙と言っても、パイプで吸う場合は長く楽しめるため、1日1回の喫煙で事足りるケースも多い。

1日1回の喫煙を30日行った場合でも、料金は1ヶ月で3000円ほどしか発生しない。通常のたばこであれば、1箱500円の銘柄を毎日1箱吸うと1ヶ月で1万5000円ほどかかるため、パイプのほうがだいぶ安いことがわかる。

とはいえ、パイプ本体やたばこ葉にこだわった場合はこの限りではないため、状況によってはコスパが悪くなることも覚えておこう。

魅力2.吸い方が自由

吸い方が自由である点も魅力的だと言える。パイプは一度たばこ葉を詰めれば、最低でも1時間ほど吸い続けられる。ゆっくり楽しんだ場合は、4時間近く吸い続けることも可能だ。

また、パイプに入れたたばこ葉は、一度火をつけて時間が経ったあとも、再度火をつければ美味しく吸える。シガレットや通常のたばこの場合、一度火をつけたら最後まで吸い切る必要がある一方、パイプは何度つけ直しても問題ないのだ。

このように、吸う人の状況に応じて、自由に吸い方を変えることができる。また、専用の置き場を利用すれば、灰が下に落ちる心配がないため、作業しながらゆったりと楽しむことも可能だ。

魅力3.見た目がおしゃれ

3つ目の魅力として、見た目がおしゃれな点が挙げられる。見た目がダンディかつパイプを使っている人自体が少ないため、パイプで喫煙すれば特別感がある。

また、落ち着いたデザインの製品が多いことから、大人っぽい印象を与えることも可能だ。そのほか、パイプにハマればハマるほど、おしゃれなパイプを集めるのが趣味となり、毎日の喫煙をさらに楽しむことができる。

パイプを使った喫煙の楽しみ方|火のつけ方・消し方

パイプを使った喫煙の楽しみ方は、通常のたばことは大きく異なる。パイプは自然な呼吸を繰り返すようにして、たばこ葉の深い味わいを楽しむのが基本だ。

パイプで吸った煙は口のなかだけで楽しみ、肺に入れないで吹かすのが一般的。最初は重厚な味わいとインパクトにより、フラフラすることもあるが、次第に慣れていくためそこまでの心配は不要だ。

ただし、思い切って強く吸ってしまうと、口に痛みが生じたり、ボウルが損傷したりなど、いくつかのリスクが生じてしまう。必ず正しい方法で喫煙を楽しもう。

火のつけ方・消し方

パイプの火をつける際は、タンパーやコンパニオンといった専用の道具を使用するのが基本となる。

たばこ葉をよくもみほぐして、ボウルの約8割まで詰める。堅く詰めすぎると火が消えてしまい、やわらかくしすぎると燃えすぎるため注意が必要だ。

着火する際は、パイプを咥えて吸引しながら火をつける。火がついたと思ったタイミングで、専用の道具を用いて火を調節するという流れだ。

次第にたばこ葉が燃えて少なくなり、たばこ葉がなくなると自然に消火される。途中で火を消したい場合は、安全な場所にパイプを置いておこう。数分後に火は自然と消える。

パイプのメンテナンス方法|タイミング別に解説

大切なパイプを長く使い続けるためには、正しいメンテナンスを行う必要がある。今回は、3つのタイミングに分けてメンテナンス方法を解説する。

吸う前の事前準備

パイプを新しく購入したあとは、吸う前に事前準備が必要だ。適切なカーボン層をつくるためにも、まずはボウルの半分程度までたばこ葉を詰めて、一度吸いきって乾燥させるという工程を数回実施しよう。

そうすることでカーボン層が形成され、たばこ葉の風味がマイルドになる。パイプ購入後は、事前準備を忘れずに行おう。

喫煙後のクリーニング

パイプで喫煙したあとにはクリーニングが必要だ。吸った直後の熱い状態でクリーニングすると破損する恐れがあるため、完全に冷えてからボウルに溜まった灰を取り除こう。

灰を除去したあとは、マウスピースを丁寧に分解し、クリーナーでヤニと水分を取り除いていく。喫煙後のクリーニングを怠らないことで、大切なパイプを傷めず長く使用できる。

定期的なメンテナンス

普段から行う定期的なメンテナンスも重要だ。喫煙を繰り返すとボウルにカーボンが溜まり、ひび割れの原因になってしまう。そのため、定期的に余分なカーボンを取り除かなければならない。

本来、カーボン層はボウルを守ってくれる役割を持つが、蓄積しすぎると良くないので定期的に確認しよう。およそ2mmが目安となる。

パイプを販売しているおすすめのメーカー3種類

パイプについて大まかに理解できたところで、おすすめのメーカーを3つ紹介する。これからパイプを購入する予定の方は、ぜひ以下の詳細を押さえた上で商品を選択しよう。

1.SAVINELLI (サビネリ)

「SAVINELLI (サビネリ)」は、イタリアのパイプブランドだ。1976年にパイプショップを開店したのが始まりであり、いまでは数々のパイプを取り揃えている。

イタリアらしい高級感のあるデザインが特徴的で、「大人の男性」という雰囲気を演出してくれる。主な製品は以下の通りだ。

  • サビネリ・ビングス:1万7600円
  • サビネリ・オチェアーノ ラスティック ブラウン 311:1万5400円
  • サビネリ・ローマ:1万6500円

価格帯としては、1〜2万円がメインとなる。どの製品もおしゃれで魅力的であるため、「コスパの良いパイプがほしい」という方におすすめだ。

2.DUNHILL(ダンヒル)

1910年に最初のブライヤーパイプを発売し、長い歴史のなかで数々の製品を販売してきた「DUNHILL(ダンヒル)」。パイプ愛好家1人ひとりに寄り添うなかで、素晴らしいパイプをつくりあげてきた。

  • ダンヒル ブリエール:7万7000円
  • ダンヒル シェル ブライヤー:7万7000円
  • ダンヒル ルビーバーク:8万6900円

DUNHILLは、比較的高価なパイプを中心に扱っている。落ち着いたデザインの製品が多く、たくさんの魅力が詰まっている。

3.Roland(ローランド)

「Roland(ローランド)」は、日本の喫煙具メーカー「フカシロ」におけるパイプブランドだ。高いクオリティの製品を数々販売しており、世界中から高い評価を得ている。

  • ローランドパイプ 19rl5004:8580円
  • ローランドパイプ 19rl2002:9350円
  • ローランドパイプ クラシックシリーズ ミョウギ:1万450円

価格帯は1万円前後がベースであるため、ほかのブランドに比べて購入しやすいのがポイント。「パイプにそこまでお金をかけられない」という方は、ぜひ購入を検討してみよう。

まとめ

「男の隠れ家デジタル」では、パイプの魅力や楽しみ方、おすすめのメーカーを解説した。

パイプを使って喫煙することで、通常のたばことは違った魅力を味わえる。パイプは多くの方がイメージしているよりもコスパがよく、見た目がオシャレでカッコよく見える。

メンテナンスが少し面倒という難点はあるものの、使っていくうちに愛着が湧くため、その作業も次第に楽しくなるはずだ。本記事を読んで興味が湧いた方は、パイプの購入をぜひ検討してみてほしい。

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