
廊下の片隅にあるそのスペースはわずか110cm四方。机に座って片手を伸ばせばどこでも届く小さな秘密基地だが、そこには長年集めてきたフィギュアや本など、I.Nさんの“お宝”が並んでいる。

「仕事から帰ってきてお気に入りのモノたちが出迎えてくれると、いつもホッと癒されるんです」


ウォークスルークローゼットから寝室へ続く通路に造ったデッドスペース活用のようだが、実は設計段階から書斎空間は確保していたという。


狭いながらも閉塞感を緩和させるため玄関側に窓を付けたり、アクセントとして壁をあえてOSBボードにするなど工夫を凝らしている。

【秘密基地造りのPOINT】
1.好きな物に囲まれるという要望を実現。
2.玄関脇の小さなスペースを利用。
3.窓を付けて閉塞感をなくした。

【Owner’s voice】
ただの廊下にはしたくなかったんですが、もうちょっとスペースが欲しかったかな(笑)。工夫したい点は、棚板を付け、もっとフィギュアを並べたいですね。
文/岩谷雪美