20191ノンレストア、オリジナルの風格。使ううちに出る“やつれ感”を大切に「ジャガーXJ6」(1972/イギリス)|わたしが クラシックカーに乗り続ける、その理由。

ノンレストア、オリジナルの風格。使ううちに出る“やつれ感”を大切に「ジャガーXJ6」(1972/イギリス)|わたしが クラシックカーに乗り続ける、その理由。

男の隠れ家編集部
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歴史ある酒蔵の5代目である磯さんの愛車は、堂々とした風格を持つ「ジャガーXJ6」だ。ノンレストアで、オリジナルの威厳すら感じる姿をそのままにとどめる、磯さんの愛車を紹介しよう。
創業明治元年という歴史のある造り酒屋。建物も、蔵も昔から変わっていないという。

茨城県の笠間市で、稲田石と呼ばれる花崗岩の岩盤から滲み出る水で、明治元年から日本酒を造り続ける酒蔵の5代目の磯さん。

子どもの頃から古い車に興味を持ち、22歳の時に初めて買った車はヒーレー・スプライト。モーリス・マイナー、ポルシェ356、BMW2002と乗り継いで、4年前にこのジャガーを手に入れたとのこと。

大柄で、対米輸出も行われたモデルだけにゆったりと乗れるおおらかさがある。

ちなみにヒーレーは今も所有している、歴史のある造り酒屋の倉庫には、最初に乗ったヒーレーから、カワサキZ1、W3など若い頃から乗っているバイクもいつでも乗れる状態で保管されている。このジャガーはオリジナルのノンレストア。使っているうちにやれてくるのが良いという。

オートマチックシフト、4ドア、そしてクーラーが標準装備の最もかっこいいクルマを探したらこのジャガーになったという。しかしクーラーの効きはイマイチだそう。

「別に英国車にこだわっている訳ではないんですけれど、自分の好みに正直にしていたらこうなったんです」と笑う。

【Owner’s voice】
オリジナルでも毎日乗れる快適さです
酒蔵の5代目を継いで25年。クルマ以外では音楽と酒をこよなく愛しています。子供の頃からの夢は生産台数たった68台のジャガーDタイプなんです。金銭的に夢のままでしょうけど…。

ジャガーXJ6

直列6気筒DOHCのエンジンは2800ccと4200ccの2種類が用意されていた。トランスミッションは3速のオートマチックと4速のマニュアルがあった。

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