ポイントは“暮らしやすさ”
実用性を備えたインテリアに
「妊娠中に趣味を探していた時に、テレビでDIYの特集を観たのがきっかけで部屋のDIYを始めました。DIYを始めてこの家は2軒目で、暮らしながら少しずつ手を加えて行きました」
そう語るのは、家族4人で1LDKに暮らすEHAMIさん。設備や間取りなど築年数を経た家ならではのデメリットを克服。
ダイニングとリビングのスペースをひとつにまとめ、北欧のカフェを思わせるラウンジスタイルの空間を造り出した。まずラフイラストを描いてイメージを固め、”暮らしが便利になるよう生活動線を意識して実用性を伴うこと” に注意したという。
「リビングの中央からぐるりと見渡すと、キッチンとの境にあるのがカフェのようなカウンターキッチンです。
別の面には壁を利用した収納があり、隣の面は書棚と机とテレビのスペースで、もう一面にはサンルームという間取りを生かした子どものスペース。ゆったり使えるように空間を区切ることをあえてしませんでした」
これらのDIYをEHAMIさんはほぼひとりで造り上げた。趣味を楽しむと同時に暮らしも向上させられるDIYを、今後も続けていきたいと話してくれた。
【before】 【after】
<間取りを変えることなく趣味のスペースを創出>
リビング壁面の押入れは襖を取り払い、DIYグッズや雑誌を収めておく趣味のスペースと、帽子や洋服を掛けておけるオープン棚。その下には収納ボックスを設置して収納量を確保。床はクッションフローリングの色味が好みでなかったため、その上に、はめ込み式のフロアタイルを敷き詰めた。
文/相庭泰志