【憧れのクラシックカースタイル】
馬場 了さん(会社経営・68歳)オースチンヒーレー100 [1955/イギリス]
馬場 輝さん(会社役員・43歳))ダットサンブルーバード1300SS [1966/日本]

馬場了さん(会社経営・68歳)・輝さん(会社役員・43歳)は親子である。そして共通の趣味はクラシックカーだ。父の了さんが所有するクルマは上の写真の右側に鎮座するオースチンヒーレー100(1955年)。購入は5年前。ゆったりと走れるクルマを探していて、当時所有していた俗にカニ目と呼ばれるオースチンヒーレースプライトを手放し、友人が持っていたオースチンヒーレー100を譲ってもらった。

元カーデザイナーの了さんの目から見ても、フロントノーズの長いクラシカルなラインの美しさは何度見ても飽きないという。少しずつ手を入れて、良いコンディションに創り上げていくことで、ますます愛着が増してきたそうだ。

一方、息子の輝さんの愛車はダットサンブルーバード1300SS(1966年)。3年前、クラシックカー好きの友人から譲ってもらった。当時クラシカルなスポーツセダンを探していて、目にとまったのがこのクルマだった。特に気に入ったのが、フェラーリのカーデザイナーとして有名なピニンファリーナのデザインしたスタイリングだという。


機械然としている昔のクルマを的確に操ることが楽しいと輝さんは話す。日常使用でも何の問題もなく乗れるので、自転車レースのトランスポーターとして使っているほど。古いクルマが共通の趣味という素敵な関係の親子だ。





(製造開始年/1963年・排気量/1300cc・エンジン/直列4気筒)
ブルーバードの2代目、410型系と呼ばれ1963年から1967年まで生産された。スタイリングはピニンファリーナによるもの。

(製造開始年/1953年・排気量/2660cc・エンジン/水冷直列4気筒)
車名の「100」は1950年代にはなかなか難しかった100mph(時速100マイル・約160km/h)を達成できる車両であることから付けられた。