書斎の中でPCと向き合う安藤さん。踊り場からは階下もすぐに見渡せる。

「家を竣工した当時は工務店の設計部勤務でしたが、いずれ独立するつもりだったので、書斎兼将来の仕事場としてこのスペースを造りました」と安藤さん。座ったままでほとんどの場所に手が届くコンパクトさにこだわり、壁面も効率よく棚を設けたことで大量の収納量を確保。集中して仕事ができるプライベート空間が欲しかったのだという。

階段を上がっていくと踊り場には秘密めいた空間が……。
逆L字型に切り取った入口がモダンな雰囲気。「コクーン建築設計」という名の通り、コクーン=繭のイメージ。コクーンには“居心地がいい”という意味合いもあるという。

一方で、階段の踊り場にあることで1階と2階の両方に視線を向けることができる。家族とのコミュニケーションも考えた設計になっているのだ。他にも書斎の下に電気温水器を設置しているため、冬場は足元がポカポカと暖かいとか。

「ただし夏は暑いので、手前の階段側に移動して作業しています(笑)」

吹き抜けだから涼しいのだそうだ。

【秘密基地造りのPOINT】
1.1階と2階に目を向けられる踊り場に。
2.座ったままで手が届くコンパクト感。
3.壁面を利用して収納を確保する。

文/岩谷雪美