17422アメリカンビンテージなバーをイメージ。作業スペースとくつろぎ空間は別に〈東京都 O邸〉|小さな秘密基地の造り方

アメリカンビンテージなバーをイメージ。作業スペースとくつろぎ空間は別に〈東京都 O邸〉|小さな秘密基地の造り方

男の隠れ家編集部
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オーナーのOさんは気ままなひとり暮らし。フルリノベーションしたマンションを購入後に再リノベーション。アメリカンビンテージなバーをイメージした、閉鎖的でないオープンな空間という、自分好みの空間を実現した。
ワークスペースの入口。ベランダ用の縦型ブラインドで締めきることもできる。

再リノベの際に内壁を移動して、リビングダイニングを広く変えた。壁に隠れた部分がバックヤード的な空間となり、ドアが無くてもすっきりとした空間になっている。

秘密基地は窓際の約1畳半のスペースと、キッチン裏の上下式スペース2階の2カ所だ。窓際のスペースは当初、ソファを置いた多目的空間だったが、1年前に自らDIYでPC作業のためのスペースに改造した。

ワークスペースでパソコンを見る。窓際に近く、外からの日差しが明るい。

PCデスクの天板は、友人と共に長野県の古材屋さんに行って見つけたもの。飲食店のカウンターだった集成材の板を2つに切って友人と折半。古いミシンの脚を取り付けた。もちろん棚も手作りだ。

「古材を使うとユーズド感が出て、見るだけで心が安らぎます」

手作りのパソコンデスク。壁のデッドスペースにDIYで棚を手作りした。

2階のスペースはお気に入りの本や漫画などを収納し、のんびり読むためのスペース。籠もり感が強い空間のため、読書に夢中になって時間を忘れてしまう。

キッチン裏の2階にあるスペースで読書。籠もり感が抜群の、自分だけの秘密基地だ。

「作業するスペースとくつろぐスペースを分けることによって、今は何をする時間か、場所によってリセットできるようになりました。生活の質が上がった気がします」

窓際のワークスペースから振り返ると、背後にベッド、その先に2階の籠もりスペースがある。
ベッドからワークスペースを見る。

休みの日には友人と“宅飲み”やサイクリング、登山。ひとりの時は秘密基地で孤独を楽しむ。リノベーションを機にOさんは自分らしいライフスタイルを見つけた。

キッチンの棚は食器も見えるようにオープン仕様にした。OさんはDIY好きのお父さんの影響でモノ造りが大好き。家具の手作りはお手のものだ。リノベの際も、フローリングの床を2色のオイルペイントを使い、自ら塗装をしたという。
ダイニングテーブルの上にはワイングラスやお気に入りのグッズなどをディスプレイした。

【秘密基地造りのPOINT】
1.適度な籠もり感で読書に最適。
2.太陽光の入る明るい作業場。
3.自在に使えるレイアウト。

【Owner’s voice】
デスクや棚などをDIYで手作りするのが好き。空間に自分の欲しい物がぴたっと収まった時は楽しいですね。

文/阿部文枝 写真/むかのけんじ

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