17561どこにも面していない独立した防音室。音楽を存分に楽しめる夫婦の秘密基地〈埼玉県 牧野邸〉|小さな秘密基地の造り方

どこにも面していない独立した防音室。音楽を存分に楽しめる夫婦の秘密基地〈埼玉県 牧野邸〉|小さな秘密基地の造り方

男の隠れ家編集部
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どこにも面していない独立した部屋を防音室にした牧野さん夫婦。マンションのフルリノベーションで隣家への音漏れにも配慮し、間取りにも一工夫。いつでも思う存分楽器に触れられる、音楽好きの夫婦にとって最高の秘密基地となった。

埼玉県富士見市に住む音楽好きな牧野さん夫妻。

「町のスタジオに通う場合の予約やレンタル代、交通費や移動時間、さらには機材を運ぶ労力など、その全ての“しんどい”から解放されたかった」と話す牧野さん。

その二人が選んだのがマンションのフルリノベーションだった。家の中に防音室を造ることを目的としていたため、間取りにも相当こだわったそうだ。玄関を上がると突如現れる一角が夫婦の特別な秘密基地である。どこにも面していない独立した部屋だ。

当初は家全体を旅館風にしたいという思いがあり、防音室も和風にと話をしていたそう。ただ「エレキギターやピアノも和じゃないしね」と今の形にたどり着いたという。
壁は吸音材と遮音材などを使用。会社に行く前にちょっと弾いてから出社することも。

音漏れに配慮し、隣家と接している面を壁からできる限り離したという。その空いた通路を本棚にした場所もお気に入りなのだそう。防音室はとにかくシンプルにすることがこだわり。二人がまず大事にしたのが“入って、座って、弾ける”ということだった。

壁一面の本棚は見せる収納であり、ひとつの隠れ家になっている。

使い勝手も良く、寝起き10秒でジミヘンの「パープル・ヘイズ」を弾くことができるという牧野さん。ほかにもサッと録音して戻ってくることもしばしばとか。この秘密基地からこれから二人の新たな音楽が紡ぎ出されていく。

【秘密基地造りのPOINT】
1.防音室を中央にして防音を強化。
2.裏側を本棚にして見せる収納に。
3.リビングとの統一性を図る。

【Owner’s voice】
今後はスピーカーを天井に吊るすとか、色々悩みながら工夫したいです。なにせ「自分たちの隠れ家」ですから。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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