80947【収納ワゴンの決定版】ボビーワゴンの魅力&おすすめの使い方

【収納ワゴンの決定版】ボビーワゴンの魅力&おすすめの使い方

男の隠れ家編集部
編集部
目次
この記事では、ボビーワゴンが気になっている人へ
・ ボビーワゴンをおすすめする理由
・ ボビーワゴンの選び方
について解説。名作家具を住まいに迎えるにあたり、失敗・後悔のない選択肢を見つけることができます。

ボビーワゴンとは?

収納家具で圧倒的な人気を誇るボビーワゴン。コンパクトながら十分な収納力や、ワゴンならではの可動性、ミニマルでスタイリッシュなデザインなど、多くの魅力を持っている。

ボビーワゴンの特徴

収納力抜群のトレイは、折りたたみ時に中の収納物をきれいに隠してくれるため、細々とした小物をさっとしまえ、取り出しも簡単。書斎、リビング、キッチンやバスルームなど、場所を選ばず使えることから生活のあらゆる場面で重宝し、一度迎えるといくつもそろえたくなるのがボビーワゴンの魅力だ。

コンパクトな生活空間に求められた収納ソリューションをとして誕生

ボビーワゴンの誕生は1970年。イタリアのデザイナー、Joe Colombo(ジョエ・コロンボ)により発表される。

当時の都市部の生活空間はコンパクトで、効率性と柔軟性のある収納ソリューションが求められていた。そのニーズに気づいたコロンボは、実用的で多目的な収納の選択肢を提供するため、生活空間の中で日常的に使われる、機能的で革新的なプロダクトの創造を目指す。

異なるサイズの引き出しの組み合わせ、移動がスムーズなキャスターの取り付け、取り扱いやすい機能性を追求して誕生したボビーワゴンは、空間を圧迫しない最小限のサイズで多くのアイテムを機能的に収納できる収納システムとして、長く世界で愛用される名作家具としての地位を確立した。

ボビーワゴン

MoMAが選んだ革新的なデザイン性

ボビーワゴンは、画期的で影響力のあるデザインを展示することで知られるニューヨークの近代美術館MoMAのコレクションに選ばれている。これにより、その革新的なデザイン性が業界に与える影響力が証明され、作品としての価値がより高められた。

ボビーワゴンが選ばれる理由

ボビーワゴンは、ミニマルでスタイリッシュなデザインも人気の一つだが、その真価はやはり収納システムとしての優秀にある。

空間を占領しないコンパクトさ

高い収納力を持ちながら、折りたたみ時には最小限のスペースに収まるボビーワゴンは、バスルームなどの狭い空間でも快適に使うことができる。

収納力と整理力

ボビーワゴンは異なるサイズのトレイを組み合わせて構成され、各トレイに書類や小物などを収納することができる。高さのあるトレイには生活備品を、低いトレイには書類を、など用途によって整理がしやすく、取り出しもスムーズだ。

ボビーワゴン

キャスターでスムーズな移動を実現

底部にはキャスターが装着され、デスクやキッチンでの作業時に引き寄せ、離すといった繰り返しの移動がスムーズにできるため、作業効率をサポートしてくれる。軽量のため空間を変えて移動するのも簡単だ。

いくつもそろえたくなるサイズ・カラーバリエーション

ボビーワゴンは、最小のトレイで構成された1段タイプから、2段、3段、4段と高さが増すごとに収納力も高まる。空間や用途によって好みのサイズを選ぶことができる。

ホワイトやブラックといった基調色に加え、レッド、グリーン、イエローなど豊富なカラーバリエーションが展開されているため、理想のインテリアを完成させるアクセントとしても重要な存在となってくれるだろう。

ボビーワゴンの構造&各部の使い方

2トレイ、3トレイ、トレイなしのユニットを組み合わせた構造になっているボビーワゴン。スライドトレイ、天板、サイドポケットなど、各部でさまざまな物が収納できるように工夫を凝らしている。

トレイ

トレイの内寸は、幅25.5×奥行29.7cmで、高さ4cmの浅いトレイ(3トレイタイプ)と高さ7cmの深いトレイの2種類(2トレイタイプ)がある。A4用紙(210×297mm)が収まる大きさで、付属のインナートレイを使えば小物もきれいに整頓できる。

ワンプッシュで簡単に開閉できるスライドオープンタイプ。最大で約180度回転できるから、いろいろ方向から収納物が取り出しやすい。

トレイがないタイプは、スライドトレイに入らないものを入れるのに便利。2面がオープンになっているから大きめのものの収納スペースとしても使いやすい。

サイドポケット

1面は、さっと取り出しやすいポケットタイプの収納スペース。

ティッシュケースやおやつ、掃除グッズなど、出し入れの頻度が高いものを収納するのにおすすめ。キッチンでは上段に調味料をストックすると、使いたいときにすぐ使えるので料理が捗りそう。

天板

高さ12mmの仕切りがついていて、3つのブロックに分かれている。 天板の上を整理しやすいほか、ペンなどの小物が落ちにくいという利点も。

天板の一部は取り外しができ、上段のサイドポケットと繋げて長いものや高さのあるものの収納ができるようになっている。

ボビーワゴンのサイズ展開

ボビーワゴンのサイズは4種類。ユニットの段数を1段、2段、3段、4段から選べる。

トレイの数が異なるバリエーションを含めると全部で11タイプ。使う場所や用途によって、使いやすい・使いにくいものがあるので、どれを選んだらいいか悩むところ。

それぞれのサイズとバリエーションを詳しく見ていこう。

1段タイプ(高さ31.5cm)

1段タイプは、1段2トレイ・1段3トレイの2タイプ。サイズは、幅43cm・奥行42cm・高さ31.5cm。

床に座ることの多い和室での使用にピッタリ。ロータイプソファのサイドテーブルとしても使いやすい。

2段タイプ(高さ52.5cm)

ボビーワゴン 2段3トレイ

2段タイプは、2段2トレイ・2段3トレイの2種類。サイズは、幅43cm・奥行42cm・高さ52.5cm。

ソファやベッドのサイドテーブルにちょうどいい高さ。デスクの下にも収まる高さで、置く場所を選ばない。

3段タイプ(高さ74cm)

ボビーワゴン 3段4トレイ

3段タイプは、3段2トレイ・3段3トレイ・3段4トレイ・3段5トレイの4種類。サイズは、幅43cm・奥行42cm・高さ74cm。

2段と3段とどっちを選ぶか悩むところだが、収納したいものの量や使う場所をイメージして決めるといいだろう。3段タイプは、天板がダイニングテーブルの高さとほぼ同じ。テーブルに乗り切らないものを置くサイドテーブルや、キッチンでの立ち仕事のときの作業台に便利だ。

ユニットの組み合わせは以下の通り。

タイプユニットの組み合わせ(上から)
3段2トレイ 2トレイ・トレイなし・トレイなし
3段3トレイ2トレイ・トレイなし・トレイなし
3段4トレイ2トレイ・2トレイ・トレイなし
3段5トレイ3トレイ・2トレイ・トレイなし

4段タイプ(高さ94.5cm)

ボビーワゴン 4段5トレイ

4段タイプは、4段4トレイ・4段5トレイ・4段8トレイの3種類。サイズは、幅43cm・奥行42cm・高さ94.5cm。

縦に高さがあるため、限られたスペースでも多くのアイテムを収納できる。狭い場所やデスク周り、キッチンなどでスペースを有効に活用したい人に適している。

ユニットの組み合わせは以下の通り。

タイプユニットの組み合わせ(上から)
4段4トレイ2トレイ・2トレイ・トレイなし・トレイなし
4段5トレイ3トレイ・2トレイ・トレイなし・トレイなし
4段8トレイ3トレイ・3トレイ・2トレイ・トレイなし

ボビーワゴンの選び方

【迷ったらこれ】はじめてのボビーワゴンに最適な3段・ホワイト

どのサイズ、カラーにするか迷ったら、最も多くの空間に馴染みやすいカラーで、使い勝手の良いサイズから導入するのがおすすめ。

ホワイトならどんな空間・インテリアにも調和し、3段タイプはデスクに座っての作業や立ち仕事にもちょうどいい高さのため、はじめてのボビーワゴンに最適。使ってみて用途やインテリアのイメージがはっきりしてきたら、2つ、3つと増やしていくと良いだろう。

日本限定カラーも人気

ボビーワゴン 3段5トレイ(ベージュ、日本限定カラー)

ボビーワゴンのベージュは日本のみで販売されている限定カラー。淡い色合いで柔らかい雰囲気になっている。和室にもマッチする、溶け込むような佇まいが特長だ。

レプリカ(リプロダクト)について

多くの名作家具と同様に、ボビーワゴンにもリプロダクト品(ジェネリック)がある。一見、本物と遜色ないデザインで安く買えることから一定の需要はあるが、購入はおすすめしない。

オリジナルのデザイナー・ブランドが手掛ける正規品や、本家から正式に技術と権利を継承した家具メーカーが製作するプロダクトは品質と系統の両面で資産価値がある一方、安価なリプロダクト品はデザイン性が劣る、耐久性に難がある、リサイクル時に値段が付かないなどのデメリットがある。

ボビーワゴンを購入するなら、B-Line社の手掛ける正規品がおすすめ。正規輸入代理店や、B-Line社の製品を取り扱っていることを明示している家具ショップで購入することで、安心の保証が受けられる。中古を買う場合も状態の良い良品を取り扱うショップで購入することで、新品より少しお得に買うことができ、売却する時も価値が下がりにくくなる。

ボビーワゴン 商品詳細

生産国イタリア
サイズタイプにより異なる
材質本体:ABS樹脂
キャスター:ポリプロピレン
ブランドB-Line
価格1段:47,300円〜

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