56295ミニベロで快適な街乗りを実現! 5つのメリットと3つのデメリット

ミニベロで快適な街乗りを実現! 5つのメリットと3つのデメリット

男の隠れ家編集部
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目次

はじめに

コンパクトでお洒落な姿が特徴のミニベロ。

街の中を颯爽と走る姿を見かけたことがある人は多いと思うが、他にどのような特徴があるのかを詳しく知っている人は少ないだろう。

ミニベロは、ただタイヤのサイズが小さくお洒落なだけの自転車ではない。その魅力を理解していると、自分の人生を快適かつ豊かにしてくれる最高の逸品だ。

本記事では、ミニベロの基本的な定義、メリットとデメリット、利用シーン別のおすすめモデルを詳しく解説していく。興味がある人はぜひ最後までご覧いただきたい。

ミニベロとは

そもそもミニベロと普通の自転車は何が違うのかを説明していこう。以下の項目では、ミニベロの定義、種類、混同されることが多い折りたたみ自転車との違いを解説していく。

定義

簡単にいうとミニベロとは、普通よりもサイズが小さい車輪を採用している自転車を指す。

フランスでは自転車のことを「VERO」と呼ぶため、「小さい自転車」という意味を込めてミニベロと呼ばれている。概ね、車輪のサイズが8インチから24インチ以内をミニベロと定義するが、20インチ以下を基準にしている場合もあるため、ここに明確な決まりは存在していない。

車輪のサイズが定義としてあるミニベロではあるが、子ども用の自転車やBMXは含まれない。あくまでも、大人が乗れる小径車のみをミニベロと呼ぶのだ。

一般的な価格相場は4万円から5万円。高機能かつ高性能なモデルであれば、10万円や20万円を超える高級モデルも多く存在している。実店舗だけではなく通販サイトを利用して購入することも可能ではあるが、その場合は事前に試乗して乗り心地を確認しておこう。

種類

一口にミニベロといっても種類はさまざま。それぞれのモデルで個性的な特徴があるため、自分の利用ニーズに合わせて選択する必要がある。

・街中を走ることに特化しているミニベロ
・ドロップハンドルにより走行性能が高いミニベロ
・電動アシスト機能が付いているミニベロ
・折りたたみ式なので持ち運びに便利なミニベロ

詳しくはメリットの項目で説明するが、ミニベロは車輪が小さいながらも走行性能が高く、サイクリングに向いているモデルも発売されている。

折りたたみ式であれば持ち運びが快適なのでアウトドアに向いており、電動アシストが付いていれば値段は高くなるが、より快適な走行を実現できるだろう。

折りたたみ自転車との違い

ミニベロと折りたたみ自転車をイコールで結びつけることはできない。

多くの折りたたみ自転車は20インチ以下の車輪を採用している。24インチ以下の車輪をもつ自転車はミニベロとなるため、厳密にいえば多くの折りたたみ自転車はミニベロに分類される。

しかし、最近は折りたたみ自転車を「フォールディングバイク」と呼び分類するのが一般的だ。

上記では折りたたみ式のミニベロも種類としてあると説明したが、自転車屋の中には、折りたたみ機能がないものだけをミニベロと呼んでいる場合もある。

車輪が20インチ以下の折りたたみ自転車はフォールディングバイク、車輪が24インチ以下の折りたたみ自転車はミニベロ。明確な定義はないが、このように覚えておくといいだろう。

ミニベロのメリットを紹介

コンパクトで見た目がお洒落なだけ…ミニベロのメリットはそれだけだと思っていないか? ここからは、知れば知るほどハマってしまうミニベロの魅力を紹介していこう。

コンパクトでお洒落

まずは、コンパクトでお洒落な見た目はミニベロの大きなメリットなので外せない。

車輪が小さく設計されているため、ビジュアルのインパクトは圧倒的だ。普通のママチャリでは比較にならない程、人を惹きつける魅力的なデザインのミニベロは多く発売されている

コンパクトである利点は他にも、広い駐車スペースが必要ないというメリットにも繋がる。玄関先や家の中に置いても普通の自転車より幅を取らないため、室内保管したい人にもおすすめできる。

小回りが利く

ミニベロには、普通の自転車よりも小回りが利きやすいというメリットがある。

車輪が小さく車体がコンパクトなので操作がしやすく、行きたい場所に思い通りに操作ができる間隔は乗っていても楽しめる。障害物が多くてもミニベロなら軽く避けられるだろう。

よくミニベロは街乗りに最適な自転車と呼ばれているが、その理由は小回りの良さが大きな要因として挙げられる。障害物が多い街中でもストレスなく移動できることは間違いない。

快適な漕ぎ出し

ミニベロは車輪のサイズが小さいため、停車してからの漕ぎ出しが軽いというメリットがある。

漕ぎ出しが軽いためすぐに加速がつき、停車してからのスタートでもスピードを出しやすい。そのため、必要以上に脚の筋肉や体力を使う必要がないのだ。

街乗りに向いている理由は、この快適な漕ぎ出しが大きく影響している。街中は信号や交差点で頻繁に止まるため、漕ぎ出しが軽いと快適な移動ができて楽なのだ。

幅広い適応身長

ミニベロは、さまざまな身長の人が気軽に乗れる自転車だ。

そもそも車輪や車体がコンパクトなので小柄な人でも簡単に乗ることができるだけではなく、ハンドルやサドルの高さを調整できるモデルが多いため、自分に合った調整が気軽にできる

車輪のサイズが大きいロードバイクは快適に乗れる人の身長に制限があるが、ミニベロにはそれがないというメリットがある。誰でも快適な自転車ライフを送れるのだ。

きちんとスピードが出る

ミニベロは車輪が小さいからスピードが出ないと思っている人は少なくないだろう。

ミニベロは車輪が大きい車種よりもギア比を高く設定しているため、ひと漕ぎでも十分な距離を進めるようにパーツが組まれている。もちろん車輪が大きいロードバイクに比べればペダリングの回数は増えるが、思っている以上にスピードが出るのがミニベロの魅力だ。

しかし、価格が安いミニベロはギア比が最適化されていない場合もあるため、ある程度のスピードを求めている場合はきちんと確認したうえで購入してほしい。タイヤが小さい自転車は漕いでも全然進まないという先入観は忘れてしまおう。

ミニベロのデメリットを紹介

続いては、ミニベロのデメリットを紹介していこう。

安定性は欠けている

ミニベロは安定性が欠けているというデメリットがある。

メリットの項目では車輪が小さいため小回りが利くというメリットを紹介したが、それは逆をいえばハンドルを切りやすいため安定性は欠けているということを意味する。

車輪のサイズが小さい自転車は概ね安定性に欠ける傾向にあり、少し強い風が吹いたりハンドル操作を間違えるとふらついてしまう。運転の際は十分に気を付けよう。

長距離の走行には向いていない

ミニベロはクイックな走りが可能である一方、長距離の走行には向いていない。街中では快適な走りを実現できるが、長距離を走るサイクリングには不向きだ。

ミニベロが街中に向いている理由は小回りとストップ&ゴーの快適さにあるが、一方で車輪のサイズが小さいため、早いスピードを維持することが苦手。ミニベロはペダリングの脚を止めた瞬間からの速度の低下率が高いため、ロードバイクのように常に早く走ることができないのだ。

また、上り坂に差し掛かった際の失速率も高いため、ちょっとした坂道でも上るのが大変だ。もちろん長距離を走るのに向いているミニベロも発売されているが、乗る人の体力は普通のロードバイクに乗るよりも必要だということを理解していただきたい。

重たいので輪行しにくい

ミニベロは車輪のサイズが小さくコンパクトなので軽い印象があると思うが、実は意外に重たい。

小さい車輪を人の体に合わせるためにフレームが大きくなるため、ミニベロは軽々持ち運べる自転車ではないというデメリットがある

もちろん、輪行に向いている車体が軽いミニベロも発売されているが、一般的にはそこまで軽くないため、気軽にアウトドアに持って行くための自転車としては不向きだ。

輪行を考えている人は、普通の折りたたみ自転車を購入した方がいい。一般的なミニベロは持ち運ぶのではなく、気軽な街乗りを快適にするために重宝できるのだ。

利用シーン別のミニベロおすすめモデル

一口にミニベロといっても種類はさまざまなので、自身の利用シーンに合わせてモデルを選択する必要がある。以下では、利用シーン別のおすすめのミニベロを紹介していこう。

通勤や買い物などの街乗り

ベガス ブリヂストン

通勤や買い物などの街乗りができるミニベロは、小回りが利くコンパクトなモデルがおすすめ。長距離を走る必要がないため、低価格でありながらカゴが付いている方が使い勝手が良いだろう。

普段使いでの利用を考えている人には、『ベガス ブリヂストン』を推奨したい。

発売から10年以上が経過しているにも関わらず、現在も高い人気を誇っているブリヂストンの人気モデルである「ベガス」は、コンパクトでお洒落な見た目と高い走行性能が特徴。チューブが太くて肉厚なファットタイヤなので、振動が軽減されるため段差がある道でも走りやすい。

フレーム設計、大きいサドル、楽な姿勢をキープできるハンドル。これらすべてが街乗りを快適にしてくれるものなので、初のミニベロ購入を考えている人には特におすすめだ。

長距離サイクリング

ラレー

ミニベロは小さい車輪ながらも高い走行性能が備わっているモデルが多い。中には、ロングライドに適したモデルも発売されているため、長距離のサイクリングも楽しめるのだ。

ミニベロで長距離を走りたい人には、『ラレーのミニベロ』を推奨したい。

ラレーはイギリスのスポーツバイクブランド。こだわりの走行性能はミニベロでありながらフルサイズにも匹敵する程なので、長距離サイクリングにも十分に利用できる。

美しいホリゾンタルフレームは見るものを魅了する。コンパクトかつスリムでありながらダイナミックなデザインとなっているため、抜群の走行性能なので乗り心地も抜群だ。

まとめ

ミニベロの定義やメリットとデメリットを紹介してきたが参考になっただろうか?

最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、密になりがちな電車を避けて通勤する人が増えている。その際、オフィスが近くにあるのであれば、街乗りに最適なミニベロは大変重宝できる。

中には長距離走行に向いているミニベロも発売されているため、短い距離を走る街乗りだけではなく、さまざまな利用ニーズに応えられる。

コンパクトでお洒落な見た目だけではなく、高い走行性能も兼ね備えているミニベロ。新しい移動手段として、ぜひ購入を検討してみてほしい。

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