ウイスキーには賞味期限が記載されていないことがほとんどだ。しかし、ウイスキーは、開封後に酸化し、味わいに変化が起こってしまう。そんなウイスキーの劣化を防ぎ、美味しさをキープする保存方法や保存場所を紹介しよう。

ウイスキーにも賞味期限はあるのか

日本では、酒類に賞味期限を記載することを定めた法律はないため、ほとんどのウイスキーには、一般の食材のように具体的な賞味期限が記載されていない。そのため、開封後も腐ることなく、同じ味わいを楽しめると思っている人もいるだろう。

実際に、ウイスキーは蒸留酒なので、醸造酒に比べると開封後の劣化度合いは小さい。しかし、空気に接触することで酸化し、味に微妙な変化が起こってくる。開封をして、早くて3ヶ月後ぐらいから味に変化があらわれ始めることを踏まえると、開封後半年以内が賞味期限の目安といえる。

酸化させない保存のコツ

ウイスキーを劣化させないためには、極力空気に触れさせないことが重要になってくる。まずは保存する際の置き方だ。ラックなどを使用してウイスキーの瓶を横や斜めに保存すると、空気との接触面が大きくなり、劣化しやすい状態になってしまう。保存する際は、空気との接触面を最小にするため、瓶を立てて保存しよう。

また、開封後は、ボトルの栓の隙間から微量の空気が入るようになる。それを防ぐために、ボトルの栓と瓶の隙間の上からパラフィルムを貼り、しっかりと密閉することもおすすめだ。この方法は、バーやレストランなどでも用いられているので、高い効果が期待できる。

保存に適した場所

開封後のウイスキーは、保存場所によっても劣化するスピードに違いが出てくる。ウイスキーの保管には、温度が高い場所や湿度の変化が激しい場所は適さない。また、直接日光も劣化の原因になるので、避けたほうがよい。

そう聞くと、保管場所として冷蔵庫を思い浮かべる人もいるだろう。しかし、冷蔵庫は保管場所としては適さない。庫内の食材のにおいが、ウイスキーにうつってしまうからだ。そのため、食器棚や扉付きの本棚などでの保管がおすすめである。

また、光を当てないための工夫として、光を通さないウイスキーの箱に入れた状態で保存するとより劣化を防げる。

高い香りと深い味わいが醍醐味のウイスキー。適切な保存方法や保存場所を知ることで、最後まで美味しさを損なうことなく、開封したての味わいを堪能してほしい。