サングリアとは?

サングリアは、食前に柑橘系で濃い味のお酒を飲みたい時や、食後の口直しにデザート感覚のお酒を飲みたい時におすすめされるお酒だ。
今やコンビニでも簡単に手に入るサングリアだが、まずはその特徴や発祥について知ってもらいたい。

サングリアの特徴

サングリアは、店や商品によって多彩なアレンジを提供されているが、最もベーシックなのが赤ワインを使ったスタイルだ。

オレンジやレモンなど、柑橘系のフルーツをカットして砂糖と混ぜ合わせて赤ワインに加え、シナモンなどのスパイスで風味をつけることでサングリアが完成する。

好みのフルーツやスパイスを使って、オリジナリティー溢れる自家製サングリアを作れるのが魅力で、赤ワインではなく、白ワインやロゼワインをベースにしている商品も珍しくない。

サングリアの発祥はスペイン

サングリアはスペイン発祥のワインカクテルで、誕生の由来は不明だが、19世紀頃からスペインの国民的なお酒として世界に広く浸透していった。

赤ワインを使ったサングリアは、その見た目からスペイン語の「血」という言葉が由来になっている。

スペインが発祥とはいえ、地元では毎日飲まれているようなお酒ではなく、観光客に根強い人気がある。欧米系の外国人がスペインのレストランを訪れたらサングリアを頼むのが定番で、観光客向けのレストランではサングリアが人気メニューとして推されていることも珍しくない。

スペインを訪れた際は、本場のサングリアを体験したいところだが、ネットや雑誌にも載っていないようなローカルな店では、サングリア自体が置いていないこともあるから注意が必要だ。

サングリアのおいしい飲み方

さて、サングリアの特徴と発祥について知ってもらえたところで、ここからはサングリアのおいしい飲み方を紹介していく。

ストレートで飲む

サングリアの本当の味わいを知るなら、まずはストレートで飲むことをオススメする。

フルーツの素材の味わい、スパイスの風味、そしてワインの香りをそのまま楽しめるストレートを飲んでこそ、サングリアを語ることができるだろう。

赤ワインを常温で飲む人は多いが、サングリアの場合はよく冷やして飲むのがオススメだ。

口当たりが良く、赤ワインの苦味が苦手な人でもサングリアのさっぱりした味わいに惹かれるだろう。

ロックで飲む

キンキンに冷えたサングリアのロックは、夏場にぴったりのお酒だ。

お店で頼むのもいいが、お気に入りのグラスにクラッシュアイスをたっぷり入れて、家で映画でも観ながらゆっくり味わってほしい。

美味いサングリアのロックを追求するなら、氷は妥協できないポイントだ。

ホットで飲む

材料を鍋に入れて温めたホットサングリアは、その味わいと香りで体だけではなく心も温めてくれるだろう。

砂糖を多めに入れて甘口にすれば、仕事の疲れやストレスも忘れさせてくれる魔法のホットワインが誕生する。

自宅で手軽に作りたい場合は、ワインをマグカップや耐熱器に移してレンジで60度くらいまで温め、その後に好みのフルーツやスパイスを入れたら完成だ。

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炭酸で割って飲む

サングリアのベースとなるワインのアルコール度数は、大体12%〜15%で、そこにフルーツの果汁が加わることでワインよりも若干低いアルコール度数になる。

それでもサングリアのアルコール度数が高いという人は、炭酸で割って飲むのがオススメだ。

スペインでは、レモン風味やオレンジ風味の炭酸水が使われていて、サングリアとの相性は抜群。

柑橘系の炭酸飲料水やジンジャエールなどで割れば、サングリアがお酒だと忘れてしまうほどの飲みやすさになるだろう。

サングリアに合う料理と楽しむ

サングリアに合う料理があればさらに贅沢な時間を楽しめる。

赤ワインがベースになるサングリアの味をより引き立てるのがチーズだ。

ワインとチーズの相性は言わずもがなだが、クリームチーズをクラッカーに乗せて、トマトやバジルを添えればサングリアの最高のお供となるだろう。

主食ではなく、サングリアを堪能しながら何か軽くつまみたい場合は、オリーブやナッツ類、生ハム、サラミなどもおすすめだ。

サングリアは味が濃いため、食前酒や食後の口直しに選ばれやすいお酒だが、食事と一緒に楽しみたい場合、サングリアの甘さとマッチする塩、胡椒、オリーブオイルなどを使った洋風料理が良いだろう。パエリアやカルパッチョなどなら鉄板だ。

サングリアのオススメの市販品

サングリアの作り方は至ってシンプルだが、ひとり暮らしの男が作るとなるとフルーツのカット一つで面倒だと思う人もいるだろう。

そんな人にオススメする、自宅でサングリアを手軽に楽しめる市販品を3つピックアップして紹介していこう。

バルで飲んだサングリア・オレンジ&ベリー

赤ワインをベースにして、オレンジとベリーといった果実を丸ごと入れて作れたのがサントリーの「バルで飲んだサングリア・オレンジ&ベリー」だ。

スペインの大衆酒場で古くから飲まれている定番のサングリアの、自然な香りと甘みをできる限り再現させようと作れた商品である。

爽やかなオレンジの味わい、そしてベリーの酸味が広がる「バルで飲んだサングリア」だが、香り強め・味濃い目で作られているため、ロックで飲むとちょうど良い味わいになる。

容量1Lの紙パックが880円前後で販売されていて、自宅で色々なアレンジを手軽に試したい人にオススメだ。

●商品名:バルで飲んだサングリア(オレンジ&ベリー)
●アルコール度数:7%
●原材料・成分:輸入ワイン、輸入オレンジ果汁、ラズベリー果汁、マンダリンオレンジ果汁、香料など
●販売価格:1L 紙パック 881円(税込・Amazonより参照)

サングリア・リコスパークリング・赤ワイン&オレンジ

赤ワインベースのサングリアを、爽やかでさっぱりした微発泡のスパークリング風に仕上げたのが、サッポロの「サングリア・リコスパークリング」だ。

フルーティーなオレンジの味わいと赤ワインの深みを味わえるこの商品は、やや甘口でワイン初心者でも飲みやすいだろう。

冷やしてそのまま飲んでもよし、カットフルーツを加えてアレンジしてもよしの「サングリア・リコスパークリング」は、生ハムやオムレツに合わせるのがオススメ。

より酸味が効いたサングリアが飲みたい場合は、同じくサッポロから販売されている白ワインベースでグレープフルーツの果汁をメインにして割った「サングリア・リコ白ワイン&グレープフルーツ」も味わってみてほしい。

●商品名:サングリア・リコスパークリング 赤ワイン&オレンジ
●アルコール度数:9%
●原材料・成分:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン、輸入オレンジ果汁、輸入グレープフルーツ果汁、香料など
●参考小売価格:600ml瓶 600円(税抜)

酸化防止剤無添加のやさしいワイン・サングリア赤

赤ワインをベースに、オレンジ、アップル、パイナップル、ピーチ、バナナといったフルーツの果汁をふんだんに使ったのがアサヒビールのブランドであるサントネージュの「酸化防止剤無添加のやさしいワイン・サングリア」だ。

酸化防止剤無添加の赤ワインを使用し、やや甘口で渋みが強めのミディアムボディに仕上げられたこの商品は、心地よい酸味とさっぱりとした後味が楽しめる。

冷やして飲んで美味しいのはもちろんのこと、ホットワインやスムージーなど多彩なアレンジとも相性が良い。

商品ラインナップは他にも、深いぶどうの味わいが特徴の「濃い赤」と心地よいぶどうの香りと味わいが楽しめる「白」があり、どちらも酸化防止剤無添加のワインが使用されている。

商品名:酸化防止剤無添加のやさしいワイン・サングリア赤
アルコール度数:9%
原材料・成分:濃縮還元ぶどう果汁、濃縮ぶどう果汁、濃縮オレンジ果汁、濃縮アップル果汁、濃縮パインアップル果汁、濃縮ピーチ果汁、濃縮バナナ果汁、香料など
販売価格:1,800mlパック 1,109円(税込み・Amazonより参照)

サングリアのおすすめアレンジレシピ

市販品のサングリアが美味しいのは当たり前だが、自分で赤ワインやフルーツを選んで多彩なアレンジを加えることでその美味しさは何倍にもなる。

男の一人晩酌を充実させる、サングリアのおすすめアレンジレシピをここから紹介していく。

サングリアをアレンジする際の注意点

サングリアを自宅で作る場合には注意が必要だ。
酒税法では、自家製のお酒を作る場合、アルコール度数20度以上の酒税課税済みの蒸溜酒類を使う、もしくは事前に申請を行うというルールがある。アルコール度数20度未満のワインを使うサングリアは、「酒税法に反してしまうのでは?」と心配になる人もいるだろう。

だが、自家製のお酒は、消費者が自宅などで自ら消費する場合に関しては製造行為には当たらない、とされている。

とはいえ、「3日間漬け込んだフルーツで自家製サングリアを作っています!」といった情報を、不特定多数の人間に見られるSNS上で無闇に発信するのは控えておこう。

冷凍フルーツを使ったお手軽サングリア

コンビニやスーパーで売っている冷凍フルーツを使えば、面倒なカットする必要もなく手軽に自家製サングリアを作れる。

<材料分量>
●赤ワイン、もしくは白ワイン300ml
●カット冷凍フルーツ 300g量
●シナモンスティック1本、砂糖、ハチミツ
●好みで粒胡椒、ナツメグ、ミントの葉


1.蓋付きの瓶に冷凍フルーツと赤ワイン、もしくは白ワインを1:1の割合で入れる。

2.冷蔵庫で24時間以上寝かせた後、液体を一度こした後、再びに瓶に液体を戻して冷やす。

3.冷えたらシナモンスティック1本を入れて、粒胡椒やナツメグ、ミントの葉などで風味を整える。

4.甘さがもっとほしい場合は、砂糖やハチミツを入れて調整する。

サングリアは飲み残した赤ワインなどが使われるため、自家製サングリアを作る場合はコンビニで安価で売っているような赤ワインでも十分に美味しくいただけるだろう。

夏の暑さを吹き飛ばすフローズンサングリア

夏場に汗だくで家に帰ってきた後、キンキンに冷えたビールではなく、甘みと酸味が口いっぱいに広がる口当たりの良いお酒を飲みたいこともあるだろう。

そんな時におすすめしたいのが、果汁を使ったかき氷やアイスを使ったフローズンサングリアだ。

<材料分量>
●赤ワイン100ml〜200ml
●パイナップル80g
●いちご80g
●グレープフルーツ80g
●お好みのかき氷系アイス1個
●シナモンスティック2本
●お好みでミントの葉、ナツメグ、粒胡椒

1.パイナップルといちごを一口サイズにカットし、グレープフルーツは皮を使わず中身を切り抜いて食べやすいサイズにカットする。

2.アイスを食べるようなお椀型の器に、赤ワイン100ml〜200ml(使用するアイスの量で調整)とカットしたフルーツを入れる。

3.かき氷系アイスを砕いてフローズン状にして加え、シナモンスティック2本を混ぜ合わせる。

4.最後にお好みでミントの葉、ナツメグ、粒胡椒を加えたら完成。

ワイン自体を凍らせる作り方もあるが、仕込むのが面倒な人には市販のアイスを使うのがベストである。

ガリガリ君やサクレなどのかき氷系アイスを使って、自分オリジナルのフローズンサングリアをぜひとも誕生させてほしい。

果汁の甘みとワインの苦味を楽しめるホットワイン

ホットワインが好きな人にぜひ楽しめてもらいたいのが、オレンジ、レモン、りんごといったオーソドックスなサングリアの材料に、クローブとコリアンダーシードをスパイスに使ったホットワインだ。

<材料分量>
●赤ワイン、400ml
●オレンジ1個、レモン1/2個、りんご1/2個
●ハチミツ大さじ1と½
●クローブ(ホール)3個、コリアンダーシード小さじ1

1.オレンジ、レモン、りんごは皮ごと使うため、よく洗う。

2.オレンジとレモンは皮ごと5mmの厚さに切り、りんごは皮ごとイチョウ切りにする。

3.鍋に赤ワイン400mlとカットしたフルーツを入れて、ハチミツ大さじ1と1/2、クローブ(ホール)3個、コリアンダーシード小さじ1を全て入れて温める。

4.沸騰しそうになったら一度火を止めて、そのままの状態で冷ます。

5.飲む時に60度くらいまで温めて美味しくいただく。

手足がかじかむような季節には、果汁の甘み、深い味わいと少しの苦味を感じられるホットワインを飲んで優雅なひとときを過ごしたいものだ。

まとめ

ワインカクテルの中でもアレンジの幅が広く、ロックでもホットでも炭酸割りでも果汁の甘みとワインの程よい渋さを楽しめるのがサングリアだ。

市販品のサングリアの味を一度楽しんだ後は、好きなフルーツやスパイスを自分で選んで自家製サングリア作りに挑戦してもらいたい。

お気に入りのグラスに、色鮮やかなこだわりの自家製サングリアを注いで飲めば、きっと贅沢な時間を過ごせるだろう。

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