ホットワインに使うワインは特別なものではなく、普段どおりのカジュアルなもので構わない。むしろ飲みかけで冷蔵庫に眠っているようなワインでもいい。ワインに少し手を加えるだけで、寒い夜に寄り添う素敵な飲み物に仕上がる。

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ホットワインとは

ホットワインはそもそも和製英語で、ヨーロッパ諸国ではそれぞれ名称が違う。
ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、フランスでは「ヴァン・ショー」、ブラジルでは「ヴィーニョ・ケンテ」、英語圏では「モルドワイン」と呼ばれている。

ホットワインはその名の通り、ワインを温めればすぐにできてしまうが、本来はシナモンやスターアニス、クローブといった香辛料、オレンジやレモンといったフルーツを使って味付けをしていく。

また、赤ワインベースが一般的なイメージかもしれないが、白ワインベースのホットワインもある。使うワインはあくまでも「余ったワイン」でOK.特別いいものを用意する必要はない。

加熱することでアルコールが飛び、はちみつやスパイスによって味わいがまろやかになるので、身体を温めるナイトキャップとして最適なドリンクといえる。

ホットワインに使われる材料は?

ホットワインを作るうえで大事な材料は「スパイスとフルーツ」。
王道なスパイスはシナモンやスターアニス、クローブあたりだが、ブラックペッパーやナツメグをいれてもおいしく仕上がる。家庭にあるスパイスを使ってオリジナルホットワインを作るのもいいだろう。

フルーツはオレンジやレモン、金柑といったさわやかな柑橘類がベター。薄くスライスしたリンゴもおすすめだ。甘めに仕上げたい場合はストロベリージャムやマーマレードをベースに作ると自然な甘みが出て飲みやすくなる。

白ワインベースのホットワイン

材料

・白ワイン 200ml
・はちみつ 大さじ2杯
・生姜 1片

作り方

1.小さい鍋にワインを入れて中火にかける
2.すりおろした生姜、はちみつを入れて弱火で温める
3.耐熱グラスにうつしかえて完成

ポイント

輪切りレモンを仕上げに添えると爽やかさが増す。シナモンパウダーをふりかけても良し。あらかじめ耐熱容器にいれて電子レンジで温めてもOK。

赤ワインベースのホットワイン

材料

・赤ワイン 200ml
・はちみつ 大さじ2杯
・カットレモン 1/4カット
・シナモンスティック 1本
・スターアニス 2粒

作り方

1.小さい鍋にワインを入れて中火にかける
2.シナモンスティック、はちみつ、スターアニスを入れたら弱火で5分ほど煮込む
3.茶こしでクローブを取り除く
4.耐熱グラスにうつしかえ、カットレモンを軽く搾って中に入れたら完成

ポイント

シナモンパウダーでも代用可能。クローブやナツメグも相性がよい。お好みで仕上げにダークラムやブランデーを少量たらすとコクが出る。
スライスした金柑やリンゴを入れると風邪予防としても効果的だ。

ホットワインでリッチな夜を

晩酌やナイトキャップとしても活躍するホットワイン。日中は暖かくなってきたものの、夜はまだまだ冷え込むこの時期に楽しんでみてはいかがだろうか。

筆者プロフィール:
吉川大智(ヨシカワダイチ)
世界40ヶ国200都市の酒場とワイナリーを訪問したJ.S.A認定ソムリエ。ワインバーのマネージャーを経て、現在多数のメディアにてコラムやエッセイを執筆するライターとして活動中。
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