焚き火の魅力
焚き火をするためにキャンプに行く人もいるほど、焚き火好きは多い。
焚き火は、はるか昔から、明るく照らす「灯り」、寒い時期「暖をとる」、豪快な炎で「料理をする」など、さまざまな環境で役立つものであると同時に、なにより心の安らぎを感じられるのもまた大きな魅力だ。
パチパチと薪が爆ぜる音、メラメラと燃える炎、太陽のごとく真っ赤な熾火…そんな非日常空間であるキャンプでの焚き火は、ときとして家族や友人との濃密な会話をもたらしくれるコミュニケーションツールにもなる。またある時は、一人物思いにふけることもできるリラックス空間に。
焚き火がもたらす効果は無限で、大人をも夢中にさせる浪漫がつまっている。
焚き火を楽しむためのやり方・コツ
焚き火を楽しむための火起こしのコツなど、知って得する情報はこちら。
キャンプで使いたいおすすめの定番焚き火台11選
これさえ選べば間違いない!という定番人気の焚火台を厳選して紹介。焚き火はもちろん、料理も可能なマルチな焚火台、機能面はもちろん、ほかとは一線を隠すデザイン性に優れたものなど、どれも魅力的なものばかり。ぜひ参考にしてほしい。
UNI FRAME(ユニフレーム)/ファイアグリル
リーズナブルで耐久性にも優れたファイアグリルは、多くのキャンパーが愛用するロングセラー製品。簡単に組み立てができるほか、ステンレス素材で扱いやすく、高火力にも耐えうる強度を誇る優れた焚き火台だ。付属の焼き網でBBQはもちろん、ヘビーなダッチオーブン料理までこなせる。
snow peak(スノーピーク)/焚火台
スノーピークの焚火台もキャンパーから絶大な人気を誇る一品。タフなステンレス素材で逆四角錐デザインで、長年使っても壊れない信頼のスペックになっている。オプションも豊富で拡張性が高いのもポイントだ。組み立ても簡単。
Coleman(コールマン)/ファイアーディスク
他メーカーの焚火台とは異なるオーバル形状が特徴的な焚き火台。ステンレス素材の受け皿に脚が付いたシンプルな構造だけに、数秒で組み立て完了。初めての焚き火台としてもおすすめだ。少ないパーツで構成されており、部品の紛失や破損などの心配もない。片付けが簡単なのもうれしい。
Coleman(コールマン)/ステンレス ファイヤープレイスⅢ
空気を効率よく取り込める井桁タイプのステンレス素材の焚き火台。燃焼効率が高いのはもちろん、大きな薪でもガシガシ入れられ、側面からも炎が見えるデザインでキャンプの雰囲気も盛り上がること間違いなし。コンパクト収納、簡単設営の魅力的な一品。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)/ヘキサステンレスファイアグリル
その名の通り、六角形が特徴的な焚き火台。付属の網で手軽にBBQが楽しめ、スタンド、ロストル、底板、専用バッグまでついたコストパフォーマンスに優れている点も人気。折りたたみ式で組み立て・撤収も数秒できる手軽さも魅力。
Belmont(ベルモント)/焚き火台TOKOBI
メッシュタイプの火床が特徴的な焚き火台。メッシュだけに燃焼効率が高く、さまざまな料理も楽しめる。横から火の粉が落ちるのを防ぐサイドカバーや、焚き火の下でも調理ができるアイアンプレートなど、オプションパーツが豊富なのも魅力。
LOGOS(ロゴス)/ピラミッドTAKIBI L
10秒で組み立てができる逆ピラミッド形状が特徴。五徳が付属しており、重いダッチオーブンもおまかせだ。さらに串焼きプレートで魚の串焼きなど、キャンプ料理も存分に楽しめる焚き火台。灰の受け皿が付いており、環境に優しいのもポイント。
MONORAL)(モノラル)/ワイヤーフレーム
軽量コンパクトな焚き火台なら迷わずこれ。折り畳み式のアームに特殊耐熱クロスを吊り下げるだけの斬新かつ高いデザイン性が魅力。重量はわずか980g。同シリーズの「ワイヤーフレーム ライト」や、わずか100gという圧倒的な軽さを誇る「ワイヤフレームフェザー」など話題の焚き火台も。
UCO(ユーコ)/フラットパック グリル&ファイヤーピット
キャンドルランタンで人気のユーコの焚き火台は、携行性抜群の一品。折りたたみ式を採用し、収納時の厚みはわずか3.5cm。焼き網と焼き網を掴むハンドル、収納ケースがセットになっており、付属品も充実。真横から見るとハートのようにも見えるデザインも特徴的だ。
PETROMAX(ペトロマックス)/焚火台ファイヤーボウル
厚さ3mmのスチール製鉄板と3本の脚で支えるシンプルながらも無骨なデザインの焚き火台。脱着可能な脚で持ち運びも便利。焚き火台としてはもちろん、サイズ違いの同製品を重ねて使うこともでき、アイデア次第でいかようにも使えるのもファイアボールの大きな特徴だ。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)/男前ファイアグリル
オールチタンで軽量・耐久性に優れた男前な焚き火台。重量は493gと軽量で持ち運びが便利なことに加え、片手で持てるコンパクトサイズ。組み立ても簡単で、折りたたまれた状態からさっと開けるだけで自立する手軽さだ。五徳、サポートバー2本は本体に収納できる。
センスが光る! 話題の新登場の焚き火台
人気のキャンプ系ユーチューバーが立ち上げた新ブランドからデビューした話題の焚き火台!
焚き火と一緒に使いたい! 便利な道具・用品
焚き火と合わせて使いたいおすすめアイテムを紹介。焚き火台とセットで購入すれば便利に使えるものばかりだ。
火ばさみ・トング
薪をくべるときなどに便利に使えるのが火バサミやトング。
耐熱グローブ
軍手でも可能だが、火に強い革製の耐熱グローブならより安全に薪をくべることができる。ほかにもダッチオーブンやスキレットなど、使用する機会は多いので、1つは持っていたい。
バッグトート・薪スタンド
地面に直接薪を置いてもいいが、地面に含まれた水分を吸収してしまい、薪が湿気て着火しづらくなってしまうことも。薪を収納するためのトートバッグや薪スタンドがあればそんな心配もいらない。
耐火シート・スパッタシート
焚き火台とセットで購入したいのが、耐火シート(スパッタシート)。焚き火をすると、焚き火台から灰が落ちたり、火の粉が飛んだりしてしまうもの。芝生などを守るためのマナーとして持っておきたい。
炭・灰入れ・火消しつぼ
焚き火が終わったあとの灰や燃え残りを入れるもの。キャンプ場によっては、灰が捨てられないところもあり、マナーとして焚き火台とセットで購入しておくと安心。
ソロキャンプなら軽量・コンパクトな焚き火台がおすすめ!
ソロキャンプで使う焚き火台は、かさばらず、持ち運びが便利なコンパクトサイズがおすすめ。
焚き火に強いテントは?
キャンプで焚き火をすると、どうしても火の粉が飛んでしまうもの。ナイロンやポリエステル素材のテントの場合はとくに注意が必要だ。火に強い素材ではないため、火の粉が飛んで最悪穴が開いてしまうことも…。
そこでおすすめしたいが、難燃素材のコットンやポリコットンテント。定番人気は、ポリコットンを採用しているテンマクデザインの「サーカスTC」や、ノルディスクのコットン素材を採用した「アスガルド」・「アルヘイム」など。
ソロキャンプなら、バンドッグのポリコットン素材のパップテントが定番人気だ。
とはいえ、コットンもポリコットンも燃えないわけではなく、あくまでも燃えづらい素材だということを認識しておこう。
キャンプで焚き火をすればより濃密な時間が過ごせる
焚き火をしながら豊かな自然を背景に、料理を楽しむもよし、一杯やりながらリラックスするもよし、それぞれの焚き火時間を楽しもうじゃないか。