11333昭和レトロなドリンク。ラムネにビー玉が入っている理由は?

昭和レトロなドリンク。ラムネにビー玉が入っている理由は?

男の隠れ家編集部
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昭和レトロな飲み物の代表といえば、ラムネがあげられるだろう。子どもの頃よく飲んだという人も多いはずだ。そんなラムネだが、実はビー玉が中に入っているのにはきちんとした理由がある。ここでは、ラムネにビー玉が入っている理由とビー玉の取り出し方について紹介する。
目次

飲む度にコロコロとビー玉が音を立てるのが、ラムネの醍醐味。なぜラムネにはビー玉が入れられているのかと、誰しも疑問を持ったことがあるのではないだろうか。ここではその理由について詳しく見ていこう。

子どもの頃は知らなかった。ラムネの中にビー玉が入っている理由

そもそもラムネとは、イギリスで生まれたレモネードの名称を元にした炭酸飲料であり、レモネードが訛ったことでラムネになったとされている。

昔はコルク栓を使用して蓋をしていたが、これではうまく密封できなかったため、ハイラム・コッド氏がガラス玉を用いた密封方法を考案した。これが、ラムネのビー玉の始まりとされる。つまり、ラムネにビー玉が入っている理由は、炭酸飲料を密閉するためなのである。

日本では、ラムネに利用するガラス玉をビー玉という。これは子どものおもちゃにもなっているが、おもちゃのビー玉をラムネの栓に利用しているという認識は間違いだ。

実はその逆で、ラムネの栓をするために作ったガラス玉のうち、ラムネ瓶の蓋をするのに最適なサイズのものを「A玉(エー玉)」、最適でないものを「B玉(ビー玉)」とし、ラムネに使用できないB玉を子どものおもちゃとして販売したのがビー玉の始まりといわれている。ビー玉は、ラムネ製造の副産物として生まれたのだ。

ちなみにラムネとサイダーの違いは、密閉方法にある。ラムネは先述の通り、内側からビー玉で栓をする。これは瓶の中の圧力によって、ビー玉が飲み口のところに押し付けられる仕組みを利用している。一方サイダーは、王冠で外側から栓をするのだ。両者に味の違いはほとんどないといっていいだろう。

昭和の思い出を手に取る。ラムネ瓶からビー玉を取り出す方法

ラムネを飲み終わったあと、ビンからビー玉を取り出そうとした経験は、誰しもあることだろう。中には、キャップが固く、どうしても取り出せなかったという苦い思い出がある方もいるのではないだろうか。

キャップの外し方(ビー玉の取り方)は、キャップを反時計回りに回すだけなのだが、固くて開けづらい場合もある。そんなときは、キャップを回すのではなく瓶を回す、キャップをお湯で温めてみるといった方法を試してみてほしい。ちなみに、キャップがネジ式(キャップが回せるもの)ではなく打ち込み栓の場合は、構造上取り外せないようになっている。キャップに突起がついていない場合は、打ち込み栓である可能性が高い。この場合はビー玉を取るのは諦めよう。

昔から、ラムネにビー玉が入っている理由に疑問を持っていた方は多いことだろう。ラムネ以外にも、昔疑問に思ったことを雑学として調べてみるのも面白いかもしれない。

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