ミリタリーウォッチの歴史

ミリタリーウォッチは、瞬時に時間を確認できる軍人向けの腕時計として19世紀末に開発された。この軍用腕時計の定着は、第一次世界大戦が契機になったといわれている。

最初は軍事用であったミリタリーウォッチも、その後、パイロットや宇宙飛行士、ダイバー、登山家向けなど、様々な職業に対応するよう進化していった。

現在では、その武骨な外観に加え、耐久性と機能性の高さでミリタリーウォッチを愛用する人が多い。

頑丈かつ実用的な腕時計。ミリタリーウォッチの特徴

防水・防塵など、過酷な環境にも耐えられる耐久性

ミリタリーウォッチの特徴は何といってもその耐久性だ。防水・防塵はもちろんのこと、耐気圧、耐磁性、耐海水性など、あらゆる過酷な環境に耐えられるようにできている。

例えば、ハミルトンの「カーキ ネイビー ビロウゼロ」は100気圧防水仕様で、1000mの深海でも問題なく機能する。

悪天候や夜間でもはっきりと見える視認性の高さ

ミリタリーウォッチは大きめのアラビア文字と日付のみというシンプルな文字盤を備えているものが多い。文字盤や針に夜光塗料を塗り、暗闇で発光。街灯のないアウトドアシーンなどでも活躍してくれる。

モデルによっては太陽や照明の光を蓄えて暗闇で文字盤を映し出す蓄光機能、充電なしで25年間発光し続ける自己発光システムを備えたものもある。

様々な地形や気象条件に対応した機能性

様々な地形や気象に対応するために、気圧・湿度・高度の測定、電子コンパスに加え、時速を測るタキメーター機能や、心拍測定機能、ダイバー向けに潜水時間を測定機能が付いたものもある。

存在感ある武骨なデザイン

大振りな文字盤に風防の周りの独特のベゼル、艶消しのケース、引き通し式のナイロンベルト……。その衒いのない一本気なデザインは、男の生き様そのものを表しているかのようである。

また、ミリタリーウォッチには、特定の部隊や年代の系譜を継ぐものが多く、その歴史や由来がデザインに反映されているものもある。特定部隊の紋章や年代が刻印されてあるものや、初代をオマージュして制作されたモデルなど、デザインに隠されたストーリー性もミリタリーウォッチの魅力の一つとなっている。

日常使いからアウトドアまで。おすすめのミリタリーウォッチモデル5選

タフなミリタリーウォッチは、キャンプをはじめとしたアウトドアから日常使いまでシーンを選ばない。今回はそんな男らしい腕時計から、5つを厳選した。それぞれの特徴やヒストリーについて紹介していこう。

気品あるデザインを誇るパイロットウォッチマークXVIII ヘリテージ|IWC

商品名:パイロットウォッチマークXVIIIヘリテージ

画像は、Amazon より。

明確な文字盤と表示を備える。丸型の表示は大型で、見やすく整然と配置されている。このスタイルが進化して、後にコックピットデザインとなったという。

余分なものはなく、あらゆる要素が鮮明で読みやすいように設計。文字盤には、ミニッツマーカーとして丸みを帯びた大型のアラビア数字が並ぶ。ただし、例外が2つある。より判読しやすくするために、「12」の代わりに両側にドットが付いたトライアングル・インデックスを配置。「3」があるべき場所に置かれた日付表示は、ヴィンテージデザインに現代的な機能性を付与している。

名作映画「フロッグメン」にも登場したカーキ ネイビー オープンウォーター|HAMILTON

商品名:カーキ ネイビー オープンウォーター

アメリカ海軍の特殊潜水部隊のために開発された高機能腕時計
(引用:公式サイト

HAMILTON(ハミルトン)の「カーキ ネイビー オープンウォーター」は、アメリカ海軍の特殊潜水部隊のために開発された腕時計だ。

「フロッグマン」と呼ばれた特殊部隊を題材にし、1951年に公開された名作映画「フロッグメン」にも登場した。

発売以来、70年近く改良を重ねてきたハミルトンのフラッグシップモデルは、逆回転防止式の回転ベゼルや、30気圧に耐える防水性能、水中での高い視認性など、優れたダイバーズ機能を備えている。

宇宙飛行士から長年の信頼を得ているオフィシャル・コスモノート・クロノグラフ|FORTIS

商品名:オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ

宇宙空間でも正確に時を刻む時計
(引用:公式サイト

星出彰彦氏など世界の宇宙飛行士が携行し宇宙に飛んだ、時計メーカーFORTIS(フォルティス)の「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ」だ。

多くの飛行記録の樹立に立ち会ってきたこのモデルは、スイス製の自動巻ムーブメント「Valjoux 7750」を搭載。軌道速が約2万8000km/hという宇宙空間でも正確に時を刻む。時針・分針やインデックスにスーパールミノバ仕上げ(※)を施し、高い視認性を確保している。

十数年の間、コスモノーティス・コレクションの中で最も人気を集めてきたこのモデルを腕につければ、何か新しいことに挑戦したい気分になるのではないだろうか。

※暗所でも時間がわかるよう、時計の夜光として使われる蓄光性夜光顔料

フランス空軍もご用達のお洒落なスクエアミニタリー|ベル&ロス

商品名: BR 03-92 MILITARY TYPE

(引用:公式サイト

ミリタリーウォッチメーカーのベル&ロスが開発した「スクエアミリタリー」は、正方形の独特なフォルムが目を引くモデルだ。そのデザインは、1970年代の航空機のコックピットクロックから着想を得たという。ベル&ロスは、フランス空軍やドイツ人宇宙飛行士などから腕時計の開発を求められるほどのメーカーで、高い精度の技術がこのモデルにも注ぎ込まれている。

素材はセラミックで、アーミーなカーキ色で統一されたデザインは、無骨な男らしさを演出している。視認性の高い大きめの文字盤や、そのケースを固定するビスといった細かい部分まで工夫が凝らされており、これぞミリタリーウォッチといったモデルだ。

蛍光グリーンがミリタリーウォッチの印象を一変MIL-G Green spirit|traser

商品名:MIL-G Green spirit

カジュアルさが魅力のミニタリーウォッチ
(引用:公式サイト

「MIL-G Green spirit」は、カジュアルなミリタリーウォッチを求める人におすすめしたいモデルだ。無骨なイメージの強いミリタリーウォッチだが、このモデルのデザインはその印象を一変させる。蛍光グリーンを配色したベゼルや長短針・秒針、ストラップからは、スタイリッシュな印象が感じられるだろう。

確かな堅牢性もこのモデルの特徴だ。アメリカ国防省が定める、腕時計に関する基準に則って開発された「TYPE6 MIL-G」をベースにしている。長短針、秒針、インデックスにトリガライトシステムという、24時間発光するトリチウム特殊発行システムを搭載。0気圧の防水性能も備える。アウトドアシーンにマッチするモデルといえるだろう。