103852五感で味わう一夜限りの饗宴「KANOSUKE × Orby Restaurant」モダン・クラフト・ダイニング

五感で味わう一夜限りの饗宴「KANOSUKE × Orby Restaurant」モダン・クラフト・ダイニング

田村 巴 (たむら とも)
田村巴
目次

「KANOSUKE × Orby Restaurant」モダン・クラフト・ダイニング体験レポート

2025年6月2日、東京・麻布台のOrby Restaurantにて、鹿児島発のジャパニーズウイスキー「KANOSUKE」と、ブリティッシュ モダン クラフトな美学を融合したレストランとの一夜限りのコラボレーションディナー「Modern Craft Dining – KANOSUKE × Orby Restaurant」が開催された。

この日は、The Conran Shop × KANOSUKEの限定アートラベルボトルの発売を記念して行われた特別な夕べ。

全37席という限られた人数の中で提供されたのは、ウイスキーカクテル7杯と料理7品によるペアリングコース。ウイスキーも料理も“クラフト”というフィロソフィーで貫かれた、まさに五感を刺激するダイニング体験だった。

Orby Restaurant

芸術品のようなウイスキーと、直感を呼び起こす一皿

イベントは18時に開場、18時半にスタート。席に着くとすぐにサーブされたのは、本日のカクテルベースとなる3種のKANOSUKEのテイスティング。

テイスティング

「The Conran Shop × KANOSUKE 限定オリジナルアートラベルボトル」、「嘉之助 HIOKI POT STILL」、「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」だ。

それぞれにテイストの異なるウイスキーを飲み比べ、今から始まるペアリングコースへの期待は高まるばかり。クラフトマンシップが光る洗練された香りと共に、夜の幕が上がった。

前菜「Mellow sunset gaspacho」(メロン、ズワイカニ、トマト、ミント)と、シングルモルトとペルノー、ライムを用いたカクテル。

コースは冷たい前菜2品、温かい前菜1品、魚料理、肉料理、そしてデザート2品という構成。

それぞれの皿には、KANOSUKEの異なる表情を引き出すウイスキーカクテルがペアリングされ、五感を刺激する豊かな世界が広がる。

魚料理「Dressed in early summer outfit」と共に、ふくよかな余韻を楽しんだカクテル。

特に印象的だったのは、魚料理(平目・ズッキーニ・セップ茸)の「Dressed in early summer outfit」とペアで提供された嘉之助 DOUBLE DISTILLERYをベースにアーモンドミルクと牛乳、ミントのカクテル。

素材そのものの旨みとほのかに香る樽香が調和し、ウイスキーが料理を“引き立てる”のではなく“対話する”ような感覚を覚えた。

紺野シェフの料理哲学 × KANOSUKEの世界観

紺野 真シェフ

このコースを手がけたのは、Orby Restaurantの紺野 真シェフ

ブリティッシュモダンのセンスを軸に、和の要素や発酵といったアイデアや技法を絶妙に取り入れた一皿一皿には、シェフの自由な発想と“余白を楽しむ”美学が宿る。

ウイスキーという液体の“クラフト”と、料理という“瞬間のアート”が、コース全体を通じて交錯し、やがて一つのストーリーを紡いでいく。

食後のデザートは2種が提供され、どちらにもペアリングドリンクが添えられた。

デザート1品目の「Let’s take a breath」は小正醸造のメローコヅルをベースにしたスペシャルな一杯と共に。

そのうちの一品「Let’s take a breath」は米とマンゴーを巧みに調和させた一皿。共に味わうのは、嘉之助蒸溜所の母体である小正醸造の代名詞的な貯蔵熟成焼酎「メローコヅル」をベースにしたカクテル。

ウイスキーに引けを取らない芳醇な香りを堪能し、その余韻が口の中に静かに広がった。

「クラフト」とは“共鳴”である

単なるウイスキーペアリングディナーではない。

この夜、感じたのは「KANOSUKE」と「Orby Restaurant」がそれぞれのフィールドで育んできた美意識が、互いに呼応し合うクラフトの共鳴だった。

前菜「Purple haze」。シングルモルト PEATEDをベースに、黒文字茶やアールグレイと融合したカクテル。
前菜「A spootful of American」は、ジャスミン茶、シードルを嘉之助 HIOKI POT STILLとのカクテルで。
肉料理「Pithivier」は、嘉之助 DOUBLE DISTILLERYに竹炭とイチゴのオードヴィーを使ったカクテルと。

食とウイスキー、そして空間と時間。そのすべてが調和し、「味わう」ではなく「体験する」ディナーとなったこの一夜。

限定37席という希少な時間を過ごしたゲストたちは、KANOSUKEが描く“次世代ジャパニーズウイスキー”の新たな一面と、Orby Restaurantが提示する“未来のダイニング”の形を、確かに五感で受け取ったはずだ。

ラストの一品。「The way spend summer in Kagoshima」は、シングルモルトとアールグレイ、ハチミツ、レモンを使ったホットカクテルと共に提供された。

The Conran Shop × KANOSUKE 限定オリジナルアートラベルボトル

The Conran Shopの創設者であり、今なお現代人を魅了し続けるテレンス・コンラン氏の好んだ言葉「98% Common Sense」(優れたデザインは、98%の常識と2%の美学から生まれる)という言葉をラベルデザインに配したThe Conran Shopオリジナルのアート・デザインボトルのシングルモルト・ジャパニーズウイスキー。

5月1日(木)より、 ザ・コンランショップ 東京店(東京都港区)同代官山店(東京都渋谷区)で、数量限定販売している。

テイスティングノート

エレガントな「和」。かりん飴やニッキの甘やかさ。色は、淡いべっこう飴。はちみつやバナナ、キャラメル、レモンティーの香りが立ち上る。

口に含むと、かりん飴とニッキを思わせる和の甘やかさ。最後の余韻は、甘くほろ苦い、柑橘の余韻が穏やかに続く。ロック、トワイスアップの他、ハイボールでも十分個性を楽しめる。

商品名: ザ・コンランショップ×嘉之助蒸溜所 限定オリジナルアートラベル シングルモルトウイスキー
希望小売価格:16,500円(数量限定、なくなり次第終了)
内容量:700ml
度数:48度
品目:ウイスキー
原材料名:モルト
公式HP:嘉之助蒸溜所

Text / 田村巴
Photo / 提供画像、田村巴

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田村 巴 (たむら とも)
田村 巴 (たむら とも)

1979年、北海道出身。バイク(チョッパー)専門誌「HARD CORE CHOPPER」、フリーペーパー「MOLE Magazine」、ライフスタイル誌「男の隠れ家」を経て、現在は「男の隠れ家デジタル」編集長。

バイクやクルマでの日本一周・目的を決めない旅が趣味。好きな分野は「飛行機」「クルマ旅」「地方の土着的な風習や歴史」「ミステリー」など。UFOや都市伝説に興味深々。好きなものは「巨大建造物」「道の駅・SA(道の駅きっぷ収集)」「キャンプ」「ガジェット」「カメラ」「ボストンテリア」。

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