58786「小さい頃ハマっていたゲームのあの会社が!?」すでに倒産した懐かしのゲーム会社たち

「小さい頃ハマっていたゲームのあの会社が!?」すでに倒産した懐かしのゲーム会社たち

男の隠れ家編集部
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小さい頃に遊んでいた、いまでは懐かしいゲームの数々。「そういえばあのゲームにハマっていたな…」というように、当時の懐かしさを感じる人もいるだろう。中には、当時遊んでいたシリーズの新作を遊んでみたいと思うこともあるはずだ。

しかし、当時ゲームソフトを開発していた会社の中には、すでに倒産している会社がいくつか存在する。シリーズの新作をプレイできないのは非常に残念なことだが、ゲーム好きの人はこの事実を受けとめる必要がある。

そこで今回は、すでに倒産してしまった懐かしのゲーム会社を4つ紹介する。ファミコンやゲームボーイにハマっていた人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

■ジャレコ

『燃えろ!プロ野球』や『シティコネクション』など、ファミリーコンピュータ用のゲームを多数生み出したジャレコ。事実上、このジャレコは活動停止状態となっているため、新作ゲームには期待できない。

ジャレコは1974年に創業されて以来、ハドソンやナムコ、タイトー、コナミ、カプコンとともに、ファミリーコンピュータの初期サードパーティー6社の一角を担っていた。

これら6社は任天堂から優遇されていたこともあり、ジャレコは数々の人気タイトルを生み出していた。

しかし、2009年にジャレコホールディングスの全株式が提携先のゲームヤロウに売却され、ジャレコはゲームヤロウの完全子会社となった。

その後の2012年、過去ゲームのライセンスをハムスターに譲渡。そしてゲームヤロウは破産し、事実上ジャレコも活動停止状態となってしまったのだ。

■SNK

SNKは『サムライスピリッツ』や『KOF』といった、アーケードゲームを主にリリースしていたゲーム会社だ。当時のゲームセンターで熱くプレイしていた、という人もいるだろう。

2D格闘ゲームで人気を獲得していたSNKは、テーマパーク「ネオジオランド」の経営に挑戦。しかし、この経営は失敗に終わってしまった。

そして、格闘ゲームブームの下降などの影響を受け、SNKは多額の負債を抱えてしまう。その後はアルゼの子会社となり、再生を試みるがその挑戦も失敗に終わってしまい、2001年に倒産という結果を迎えた。

「格闘ゲームブームを引き起こした会社」と言っても過言ではないSNKだけに、倒産という結果を迎えてしまったことは残念でならない。その後も親会社だったアルゼと、事業を継続したプレイモア社との間で権利を巡る裁判が行われるなど、SNKは数々の苦行を強いられた。

■ゲームアーツ

ゲームアーツは、1985年に宮路洋一と宮路武の兄弟によって設立されたゲーム会社であり、『テグザー』や『シルフィード』といったゲームを開発した。主にセガハードで展開を行い、『グランディア』『シルフィード』などの名作を生み出していた。

しかし、2005年にガンホー・オンライン・エンターテイメントの連結子会社となり、これまでの方向性とは少し異なるものに変化した。

連結子会社となる前は据え置き機メインに開発を進めていたが、子会社化したあとはネットゲームのリリースが主となる。また、創業者の宮路洋一と宮路武はすでに退社しているため、当時のゲームアーツは実質的に消滅してしまったのだ。

■ハドソン

『桃太郎シリーズ』『天外魔境シリーズ』『ボンバーマンシリーズ』など、数々の人気シリーズを開発していたハドソン。人気シリーズを生み出しただけでなく、『R-TYPE』『イースI・II』といった極めて完成度の高い移植も手掛けている。

また、ゲームソフトのパッケージ裏面や説明書の裏表紙などに、正式の社名ロゴを掲載していない珍しいゲーム会社でもあった。

しかし、2012年3月をもって当時親会社であったコナミデジタルエンタテインメント (KDE)に吸収されてしまった。その後もハドソンブランドとしてゲームソフトを開発していたが、2013年をもってそのブランドも終了した。

■まとめ

本記事では、すでに倒産してしまった懐かしのゲーム会社を4つ紹介した。

当時のゲーム界隈を盛り上げていた会社はそう多くは残っていない。ファミコンやアーケードなどでプレイしていた人にとって、ゲーム会社の倒産はとても悲しく思うはずだ。

また、今回紹介したゲーム会社以外にも、消滅してしまった会社はいくつも存在する。いまプレイしているゲームのシリーズも、いつまで新作が出続けるかわからないため、日頃から感謝の意を持ってゲームを楽しもう。

編集部
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いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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