63815一つ知れば世界が広がる! 意外と知られていない”あの名前”10選

一つ知れば世界が広がる! 意外と知られていない”あの名前”10選

男の隠れ家編集部
編集部
目次

我々の暮らしの中には、身近にあるにもかかわらず名前を知らない“アレ”が多数存在する。例えば、食パンを閉じる“アレ”だったり、会計の際に現金を乗せる“アレ”だったり。正直に言うと、「アレだよ、アレ」で通じないこともないが、正式名称を調べてみるのは結構面白いものだ。

そこで今回は、ライフスタイル誌から誕生した男の隠れ家デジタルが知的好奇心をくすぐる情報をお届けしよう。

■暮らしの中に紛れ込んだ“アレ”の名前、何個知っている?

存在は知っているのに、意外と名前は知らない。我々の暮らしの中には、そんな不思議な“アレ”が紛れ込んでいる。

今回はその中でも、とくに身近な10個の“アレ”を紹介しよう。さて、あなたは何個答えられるだろうか?

食パンの袋を留めるアレ

正式名称は「バッグ・クロージャー」。アメリカのクイック・ロック社の創業者フロイド・パクストンがリンゴの袋を閉じるために考案したもので、日本では埼玉県川口市に工場を持つクイック・ロック・ジャパン株式会社のみが製造している。

バッグ・クロージャーは袋を留めるだけでなく、ゴボウやジャガイモなどの野菜の皮むきにも活用できるので、捨てずに置いておくのもアリだろう。

新品の靴下を留めているアレ

名称は「ソクパス」。「ソックス+コンパス」の造語で、広げた形がコンパスに似ていることに由来する。ちなみに、元々アメリカでは「パッチャー」と呼ばれていたらしい。

日本で初めてソクパスを製造したのは、レッグウェアに主軸を置くアパレルメーカーのナイガイ。最近は環境保護や利便性などの観点から、ソクパスの需要は減りつつあるようだ。

店で会計をするときにお金を乗せるアレ

「カルトン」という名称だが、“厚紙”を意味するフランス語「carton」に由来する。なお、箱売りのタバコを意味する「カートン」も語源は同じ。

カルトンには別名が複数あり、「キャッシュトレイ」「コイントレイ」「釣り銭トレイ」「金盆(きんぼん)」と呼ばれることもある。

弁当に付いてくる醤油やソースを入れるアレ

こちらは「ランチャーム」と呼ばれている。かつては弁当用の調味料入れといえばガラスや陶器と決まっていたが、安全面やコスト面に問題点があった。そこで大阪市の旭創業がポリエチレン製のタレ瓶を開発・製造した。

容器は魚やソース瓶をモチーフにした一般的なものから、豚やひょうたんをモチーフにした変わり種までさまざま。ちなみに、ランチャームという名称は「ランチをチャーミング(魅力的に)」に由来する。

切手を囲むギザギザのアレ

切り離す前の切手に空いた小さな穴を「目打ち」という。切手の周囲がギザギザしているのは、目打ちに沿って1枚1枚切り離しているから。この目打ちによって、はさみがなくても簡単に切手を切り離せるようになった。

しかし、関東大震災や第二次世界大戦などの緊急時には、目打ちのない切手が発行されたという。

砂時計のくびれたアノ部分

「オリフィス(orifice)」という名称で、フランス語で“口”を意味しており、砂時計の砂が出てくる場所を指す。なお、オリフィスは「ノズル」「蜂の腰」も呼ばれることもある。

ちなみに砂時計は過去・現在・未来に分けられ、上の部分は未来、下の部分は過去、オリフィスは現在をあらわしているのだとか。

刺身や生肉などの下に敷かれているアレ

「ドラキュラマット」のほか「ドリップ吸水シート」「ドリップシート」とも呼ばれ、生鮮食品の下に敷くことで吸水・抗菌効果をもたらす。

ちなみに、ドラキュラマットという名称は血を吸うドラキュラに由来する。

宅配ピザの真ん中に刺さっているアレ

「何これ?」と思う人は少なくないが、「ボックスサポート」という。別名「ピザセーバー」「パッケージ・セイバー」ともいい、宅配時にピザが入った箱をいくつ重ねたとしても、ピザが潰れないように守る役割を担っている。

理容店の前でくるくる回っているアレ

床屋さんへ通っている人も意外と知らない「サインポール」。赤・白・青の3色の縞模様になっており、サインポールを回すことで営業中であることを示している。

このサインポールの由来には諸説あるが、中世ヨーロッパでは理美容師が外科医を兼ねていたことから、「瀉血(しゃけつ)という血液を排出する治療に用いた棒にちなんで作られたのではないか」という説が有力である。

金魚すくいで使う和紙を貼ったアレ

最後に紹介するのは「ポイ」。じつはポイには種類があり、号数によって紙の強度が異なる。そのため露店では、子どもには強度が高く破れにくいポイを、大人には強度が低く破れやすいポイをわたす場合もあるそうだ。

ちなみにポイの由来は、「金魚をポイポイ掬う」「紙が破れたらポイッと捨てる」の2説ある。

■意外と知られていない”あの名前”

我々の暮らしの中には、意外とたくさんの知らないことが隠れている。今回は、知らなくても困らないけれど知れば面白い“あの名前”を10個ご紹介したが、このほかにもたくさんあるはずだ。

普段、何気なく目にするものにもストーリーや意外性が潜んでいるため、あなたも探してみてはいかがだろうか。

▼あわせて読みたい

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る