75074千葉県誕生150年!江戸時代の名作が今蘇る。大人が読みたい『南総里見八犬伝』

千葉県誕生150年!江戸時代の名作が今蘇る。大人が読みたい『南総里見八犬伝』

男の隠れ家編集部
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時空旅人 2023年3月号 Vol.72「大人が読みたい『南総里見発伝』」好評発売中!

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曲亭馬琴が後半生を捧げて書き上げた長編小説『南総里見八犬伝』。八つの霊玉を持つ不思議な犬士たちが運命に導かれて集い、里見家を守るために奮闘する。

この長大な物語は、浮世絵の二次創作物を生み、さらに現代では漫画や小説などに多くのモチーフを提供している。

里見家に降りかかった怨念、悲劇の姫君、そして躍動する犬士たち一人ひとりのドラマ。劇団「貝の火」が所蔵する川本喜八郎制作の貴重な人形とともに、いざ物語の世界へ。

【第一章】『南総里見八犬伝』〜川本喜八郎人形絵巻〜

戦乱が繰り返される時代、安房里見家の伏姫は、因縁によって神犬八房と結ばれた。

契りを交わした覚えもないが、霊力によって懐妊した伏姫は、潔白を証明するため、自らの腹を捌く。

傷口から流れ出る光は、数珠の玉へと乗り移り、空中へと飛び散って消え失せた。

【第二章】房州幻想紀行

関東での結城合戦に敗れた里見義実が上陸する房州白浜。

やがて物語は、滝田城や富山へとさらに広がってゆく。房州に点在する「八犬伝」および里見家の史跡をめぐる旅へ──。

【第三章】曲亭馬琴の世界

江戸の武家長屋で生まれた曲亭馬琴は武家に連なる家柄。

不遇な少年時代にお家を再興する夢の中で文芸に目覚め、夢と筆は紙面を、そして江戸の御府内を縦横無尽に駆けめぐった。

江戸時代の大ベストセラーを今こそ読み直す。

川本喜八郎のリアルな人形と、里見氏関連地を巡る紀行、作者の曲亭馬琴についてのルポなど『南総里見八犬伝』のストーリーをより深く楽しむための一冊。

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我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

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