濵田(はまだ)酒造の看板商品「隠し蔵」が、今年で発売30周年!その琥珀色の輝きは、長い年月と手間暇をかけて造り上げられた証だ。
今回は特別に、熟成の秘密が隠された樽貯蔵庫に潜入。鹿児島の自然が育んだ原酒が、どのように熟成され、深みのある味わいと美しい色を獲得していくのか。その秘密に迫っていこう。
■本格麦焼酎「隠し蔵」が30周年
●蔵元は鹿児島県に拠点を置く濵田酒造
明治元(1868)年、鹿児島県いちき串木野市で創業した濵田酒造。
「隠し蔵」「海童(かいどう)」「だいやめ~DAIYAME~」など、数多くの魅力的な焼酎を造っている老舗の焼酎蔵だが、実は3つの蔵があることをご存知だろうか?
手作業で焼酎を造る「伝兵衛蔵(でんべえぐら)」、最新鋭の設備を整えた「傳藏院蔵(でんぞういんぐら)」、串木野金山の坑洞にある「金山蔵(きんざんぐら)」。
それぞれの蔵が「伝統」「革新」「継承」という濵田酒造の核となる焼酎造りの理念のもと、さまざまな味わいの本格焼酎を生み出している。
●樽熟成で琥珀色に色づく本格麦焼酎「隠し蔵」
1994年の発売以来、多くの焼酎愛好家を魅了している「隠し蔵」。今年は、その誕生から30周年を迎えるメモリアルイヤー。
隠し蔵は、厳選された二条大麦を白麹で仕込み、減圧蒸留後、オーク樽で長期熟成させた本格麦焼酎。樽でじっくりと熟成させることで、琥珀色に色づき、深みのあるコクとバニラを思わせる甘い香りが特徴だ。
国際品評会「モンドセレクション」のスピリッツ&リキュール部門で最高金賞・金賞を連続受賞するなど、世界の愛好家も認める味。「麦焼酎なら隠し蔵」という人も多いだろう。
樽の風味と麦の旨みがバランスよく調和し、まろやかで飲みやすい口当たりも魅力。熟成された香りは、料理の味を深め、食事の美味しさを引き立ててくれる。
ストレートやロックで隠し蔵の味をダイレクトに楽しむ以外にも、炭酸で割れば、気軽に楽しめるハイボールに。味と香りがしっかりしているからこそ、さまざまな飲み方で奥深い味を堪能できる。毎日飲みたくなる麦焼酎だ。
本格麦焼酎 隠し蔵
アルコール:25度
希望小売価格:720ml瓶 1,309円、900ml瓶 1,335円、1800ml瓶 2,319円
公式HP:本格麦焼酎 隠し蔵 特設サイト
■隠し蔵の原酒を熟成する樽貯蔵庫に特別潜入
隠し蔵誕生30周年ということで、傳藏院蔵の中にある樽貯蔵庫を特別に見学させてもらうことに。
関係者以外が入ることはほぼないという、まさに「隠された蔵」。ブレンド室長の大園栄作(おおぞの えいさく)さんと生産本部・副本部長の竹迫大地(たけざこ だいち)さんの案内のもと焼酎の製造工程と樽貯蔵庫を巡り、隠し蔵のおいしさの秘密を探っていく。
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●まずは原酒が仕込まれている製造工程へ
傳藏院蔵は、「隠し蔵」のほか、「海童」「だいやめ」「うかぜ」など多くの主力商品を製造する蔵。「革新」の蔵として、最新鋭の設備で本格焼酎造りを行っている。
傳藏院蔵の壱の蔵が完成したのが2000年。仕込みや蒸留、ボトリングや出荷など、あらゆる工程で最新の設備を導入している。杜氏の経験や感覚をデータ化しコンピューターで管理することで、高品質な焼酎を安定して量産化できるという、ハイテクな工場だ。
蒸気の圧力・量を制御できる連続蒸米冷却装置や、温度と湿度を制御し約10トンの麹を作れる製麹装置などが並び、とにかくスケールの大きい装置に圧倒されてしまった。
最新技術を導入しながら、蔵人の手作業による入念な品質管理も徹底。最先端の技術と昔ながらの技を掛け合わせ、時代に合わせて進化させていて、時代をリードする「革新の蔵」の凄みを感じた。
●いよいよ隠し蔵の樽貯蔵庫へ
傳藏院蔵で造られた原酒は、タンク、甕(かめ)、樽という異なる貯蔵容器で保存され、中でも隠し蔵の原酒は、樽の中でゆっくりと熟成される。
樽の貯蔵庫があるのは、傳藏院蔵の奥。コンピューターで制御された製造工程とは対照的に、貯蔵庫は一切温度調節をしておらず、四季の温度差によって香味を変化させている。
6階層いっぱいに樽が並べられた光景は圧巻。一歩入ると、貯蔵庫内は芳醇な香りに包まれていた。この香りは、オーク樽から水分とアルコール分がゆっくりと蒸発している証拠。これを「天使の分け前」と呼んでいるそうだ。
隠し蔵の樽は、新樽と古樽を使用している。ひとつの樽には350リットル~450リットルの原酒が貯蔵され、樽の素材の違いや樽貯蔵庫内の温度差によって熟成度合いが変わってくる。
熟成にかける時間はそれぞれの樽で異なり、熟成具合や色・味・香りの個性の見極めをするのがブレンダーである大園さんの仕事。毎月1週間ほどかけて熟成具合などをサンプリングし、原酒を組み合わせて隠し蔵の味を構成していくのだそう。
安定した味を実現するために、樽の管理も欠かさない。原酒の熟成期間はさまざまで、短いものでは1~3年、長いものになると10年以上もの歳月をかけてじっくりと熟成されるものもあるという。そのため、樽は、数年後だけでなく、もっと先の未来まで見据えて日々管理されている。
焼酎は、主に水とエタノールで構成されており、残りの0.2~0.3%が香りの成分。ごくわずかな香り成分を最大限に引き出すために、大園さんは普段から匂いの強いものを避け、規則正しい生活やストレスにも気を配っているという。
常に感覚を研ぎ澄まし、隠し蔵の味を守り続けている大園さんの話は、ストイックながらもロマンに溢れていて、ますます奥深い隠し蔵の魅力に惹きつけられた。
樽貯蔵庫は普段は入れないが、傳藏院蔵は一部見学が可能。ぜひ見学ツアーに参加して、ダイナミックな酒蔵を体感してみてほしい。
傳藏院蔵
住所:鹿児島県いちき串木野市西薩町17-7
TEL:0996-33-5555
見学可能日:平日(祝祭日を除く)※要予約
見学時間:約40分
公式サイト:傳藏院蔵
■【開催中】隠し蔵30周年キャンペーン
30周年記念として、「選べる琥珀のときめきキャンペーン」を開催。濵田酒造のLINE公式アカウントを友だち追加してキャンペーンに参加しよう。
実施しているのは、クイズに答えて応募するキャンペーンと、隠し蔵を購入して応募するキャンペーンの2つ。豪華なホテルの宿泊券や鹿児島県の特産品、そして30周年記念ボトルが当たるチャンスをお見逃しなく!
●「クイズに答えて当てよう!」
クイズに答えるだけで応募できる懸賞。桜島を一望するラグジュアリーホテル「城山ホテル鹿児島」ペア宿泊券(1泊2食付)が当たる「ときめき旅賞」と、隠し蔵とのペアリングをたのしめる鹿児島の特産品があたる「ときめきグルメ賞」を用意している。
この記事を読んだあなたなら、答えはすぐにわかるはず。今すぐ応募しよう。
参加方法:濵田酒造LINE公式アカウントにてクイズ「隠し蔵は〇熟成」に答えて応募
応募期間:2025年1月31日(金)23:59まで
賞品・当選者数:応募者の中から抽選で下記賞品をプレゼント
1.「ときめき旅賞」(3組6名)
「城山ホテル鹿児島」ペア宿泊券(1泊2食付)。夕食はレストランにて隠し蔵が楽しめるコースを用意。
2.「ときめきグルメ賞」(30名)
鹿児島の特産品である下記3種のグルメから1種をプレゼント。
・鹿児島県産黒豚 しゃぶしゃぶ用
・鹿児島黒牛ロースステーキ
・地元いちき串木野産さつま揚げ
●「隠し蔵を買って当てよう!」
隠し蔵を購入したレシートを使って応募する懸賞では、このために大園さんがブレンドしたという30周年記念ボトルと、スモークヘッド&隠し蔵を貯蔵していた樽木から作った燻製チップのセットが当たる。煙香と隠し蔵をゆっくりとなじませると、いつもとは異なるワイルドな風味に。スモークする前後、そして残り香まで楽しみたい。
参加方法:隠し蔵を購入した際のレシート画像を濵田酒造LINE公式アカウントにアップロードして応募
応募期間: 2025年1月31日(金)23:59まで
対象レシート:2024年9月13日(金)~ 2025年1月31日(金)の期間に対象商品を購入したレシートが対象
対象商品:隠し蔵ブランド全ラインナップ、14銘柄
賞品・当選者数:応募社の中から抽選で下記賞品をプレゼント
1.30周年記念ボトル「BLENDER’S SPECIAL」・「スモークヘッド」&隠し蔵樽材チップ(300名)
スモークヘッドは、日本初、手のひらサイズスモークギア【煙頭-smoke head-】を製造するkaze laboとの共同制作。Instagram公式アカウント @kazelabo
2.Wチャンス「えらべるPay」(700名)
抽選に外れた応募者の中からさらに抽選で、さまざまなスマホ決済サービスのポイントを自由に選べる「えらべるPay」500円分を進呈。
隠し蔵ならではの深みのある味わいや、熟成された香りを、この機会にじっくりと堪能してみては?
「隠し蔵」発売30周年「選べる琥珀のときめきキャンペーン」特設サイト
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