【3大グルメ】は、日本人が大好きな人気グルメ「ラーメン」「カレーライス」「ハンバーガー」を提供する、こだわりの飲食店を紹介していく連載企画です。
セレクトのポイントは「老舗」と「老舗店主のおすすめ店」。今回は、アメリカンカルチャーをルーツに持ちながら、東京・中目黒で唯一無二の味と空間を生み出し続ける【バーガーファクトリー】をピックアップ!

50種類以上の創作バーガーが生まれるポップな店内とクリエイティブな店主から、そのおいしさの秘密に迫ります。
■音楽と映画、アメリカ文化をまるごとバーガーに込めて
中目黒にある【バーガーファクトリー】は、まさに“店主の人生観”そのものが味になったようなお店だ。50年代のアメリカンダイナーを彷彿とさせる空間には、ロックや映画、そしてカルチャーへの愛がぎゅっと詰まっている。


元々バンド活動をしていたこともある店主の川さん。
感性の源には常に「音」があったという。音楽や映画が好きで、「このファッションをしているならこの曲を聴かなきゃ」という決まりごとが嫌だった、と語る店主。その想いはバーガー作りにも表れている。
「メニューに“正解”はなく、自分のフィルターを通して生まれた味を届けたい」というスタンスは、既存の枠にとらわれない自由な発想の源だ。

■すべてがゼロから。仲間と築き上げた“共創”の現場
2019年にスタートしたバーガーファクトリーは、最初の1年間を通常営業した後、パンデミックの影響で短縮営業や模索を重ねた。スタッフ数は当初3〜4人ほどと最小限だったが、今では掛け持ちアルバイトも含めて約9人のチームに成長。


仲間との出会いもまた“運命的”だ。かつて別の飲食店で出会った人、お客さまだった人など、まるで物語の1ページのように、一人ひとりの存在が「この店を特別にしてくれている」と語る。
■アボカド女子も、がっつり男子も満足。こだわりのバーガーたち
【バーガーファクトリー】のメニューには、個性豊かなハンバーガーが並ぶ。女性人気No.1は「アボカドクリームチーズバーガー」。まろやかなアボカドとコクのあるクリームチーズの組み合わせがクセになる逸品だ。

男性ファンを虜にしているのが「ベーコンチーズバーガー」や「プルドポークバーガー」。特にプルドポークは、スパイスに漬け込んだ塊肉を低温でじっくりと火入れし、ほぐれるほど柔らかくなった肉を贅沢に盛り付けたボリューム満点の一品だ。

「最近人気がじわじわ広がってきた」というメニューも登場中。メロンパンの皮を使った“変化球バーガー”も気分次第で登場するのだとか。
■「続けることがいちばん大切」苦境を乗り越えてたどり着いた哲学
「とにかくやること。いいときも悪いときもあるけれど、毎日を続けることがいちばん大切」。そう語る店主の言葉は、ライブハウス時代のバンドマンとしての経験が活きている。
「お客さんが5人のときも、100人のときもライブをやる。それができる人がかっこいいと思う」と話すように、バーガーファクトリーにも「日常の積み重ね」が根付いている。
大きく話題にならずとも、地道に味を磨き、日々の来店客と向き合う——その姿勢こそがこの店の芯だ。

■お客さんとの「交差点」。そこからまた、新しい物語が生まれていく
店内には、イラストレーターによるポップで印象的なビジュアルが並ぶ。知り合いを通じて好きな作家に依頼したというビジュアルは、どこか音楽のフライヤーのようで、“この店らしさ”を象徴している。
常連のひとりは「ランチのために15分かけて歩いてきます」と笑う。ファミリー、若いカップル、ひとりで来る女性客まで、その客層は実に幅広い。デリバリーやテイクアウトも対応しており、日々の“生活の一部”としてこの店を選ぶ人も少なくない。
この店をきっかけに飲食の世界に入ったスタッフや、かつて面接に来た少女が今も働き続けているという話も印象的だ。「僕が勝手に始めたこの店が、誰かの人生にとっての舞台になっている。それが何よりうれしい」と店主は語る。
Shop data
Burger Factory(バーガーファクトリー)
東京都目黒区上目黒2 43 11 小川ビル1F
電話/03-5724-3330
営業時間/月~金・祝前日 11:30~15:30(15:00 L.O)17:30~21:00 (20:30 L.O)、土・日・祝日 11:00~21:00 (20:30 L.O)
※ハンバーガーがなくなり次第終了となります!
定休日/不定休
アクセス/中目黒駅・祐天寺駅から徒歩約7~8分
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