ユリス・ナルダンは新たにエグゼクティブコレクション「スパークリング フリーホイール」を発表した。埋め尽くすほどのダイヤモンドが視覚的な輝きのレベルを高め、まるで芸術作品のようなウォッチメイキングとなっている。
無数に輝くダイヤモンドが朝日に輝く雪のような佇まい
「スパークリング フリーホイール」に使用されるダイヤモンドのセッティング技術は“スノー セッティング”と呼ばれ、高度な訓練を受けた職人のみが行える複雑なプロセス。
ダイヤモンドを並べて配置し、スイスの雪のように表面を完全に覆う。ジュネーブにある工房のアート・セッティングの職人たちは、30年以上もの間この工程を行い芸術作品を完成させてきた。
厳選された2251個のパヴェダイヤモンドは、合計で5.90カラット。ダイヤモンドのセッティングだけで約120時間かけ、丹念に行われる。純度と色の評価がF/GランクのVVSまたはVSで、その品質の高さは肉眼でも確認できる。
このモデルではグレーゴールドの文字盤やケースからラグ、さらには香箱カバーに至るまで、いたるところにダイヤモンドが散りばめられており、カーボンソフトタッチのブラックアリゲーターストラップにセットしたクラスプには、スノーセッティング技術を用いてダイヤモンドがセッティングされる。
文字盤のトゥールビヨンブリッジと4時位置の7日間のパワーリザーブ表示は、ブーメランのような形状のため宙に浮いているかのよう。ほかの部品、時・分表示やゴージャスな歯車も同様だ。
これらの部品を収めたサファイアガラスのボックス形状は、構造の複雑さと仕上げ、特にボックスの角度の研磨が非常に難しく、時間と手間のかかるテストを必要としたという。ケースバックもサファイアガラスで時計製造の常識を覆し、すべての精巧な部品が文字盤側から見てとれる。
機械式ムーブメントは、ラ・ショー・ド・フォンにあるユリス・ナルダンのマニュファクチュールで完全に自社開発された「UN-176」。フライングトゥールビヨンは、従来のスイス製レバー脱進機に代わる先駆的な技術「ユリスアンカー・エスケープメント」を採用し、金属や合成ルビーの代わりにユリス・ナルダンの特徴である低摩擦シリシウムを使用する。
世界で8本だけの生産になる、スパークリング フリーホイール。芸術品の域に達したマスターピースは、現実的に入手できずとも目の保養になる逸品だ。
【商品概要】
商品名:スパークリング フリーホイール
価格:スイス問合せ
公式サイト:ユリス・ナルダン