55595ひれ酒以外に選択肢はあるのか!? あのエイヒレのアレンジレシピに挑戦してみたら

ひれ酒以外に選択肢はあるのか!? あのエイヒレのアレンジレシピに挑戦してみたら

男の隠れ家編集部
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冬は熱燗がしみる季節。自宅でもアウトドアでもひれ酒が旨い。ひれ酒を楽しむのにエイヒレパックを購入する人も多いため、ひれ酒以外のおつまみ活用法を知りたいところ。

料理研究家の高橋善郎さんに、アウトドアと自宅でのエイヒレレシピと、おいしいひれ酒の作り方を教えてもらった。

■アウトドアで旨い「エイヒレとキノコの黒こしょうチーズ焼き」

熱々のチーズとコチュジャンが寒い季節にうれしい

【材料】(2人分)
・エイヒレ 30〜40g
・エノキ 1袋(200g)
・シメジ 2分の1袋(60g)
・ピザ用チーズ 60〜80g
・コチュジャン 大さじ1
・ごま油 小さじ1
・しょうゆ 小さじ2分の1
・粗挽き黒こしょう 適量

【作り方】*直径20cmのスキレットを使用
1.エイヒレは手で小さめにちぎる。石づきを切り落としたエノキ、シメジは粗くほぐす。

2.スキレットにごま油をしき温める。エノキ、シメジ、エイヒレ、ピザ用チーズ、コチュジャンの順にバランスよくのせ、しょうゆを回し入れる。

3.アルミホイルをかぶせ、中火前後でチーズが溶けるまで加熱し、粗挽き黒こしょうをふる。

★POINT
・仕上げの黒こしょうは気持ち多めに。
・エイヒレは手で割いて使うことで、味なじみがさらに良くなる。

■自宅で旨い「エイヒレとニラのレンジ蒸し」

野菜つまみでもエイヒレがあると食感と塩気で食べ応えが出る

【材料】(2人分)
・エイヒレ 30〜40g
・ニラ 1束(120g)
・シメジ 1袋(120g)
・小ネギ(小口切り)/七味 各適量
A
・マヨネーズ 大さじ2
・ポン酢 大さじ1
・オイスターソース 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ2分の1

【作り方】
1.エイヒレは手で小さめにちぎる。ニラは3〜4cm幅に切り、石づきを切り落としたシメジは粗くほぐす。大きめのボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。

2.耐熱皿にエイヒレ、シメジを入れ、ラップをふんわりかけ、600Wの電子レンジで3分30秒加熱する。火傷しないように気をつけながら、軽く水分を切る。

3.Aが入ったボウルに②を加え、あえたら器に盛り付ける。小ネギを添え、七味をふる。

★POINT
・たれはアレンジの幅が広いので、お好みの調味料やカレー粉などのスパイスで味変を楽しんで。
・エイヒレを水分が多い葉物類やキノコ類を一緒に加熱すると、しっとり食感に。

■おいしいひれ酒の作り方5カ条

香りの良いひれ酒の作り方はぜひ覚えておきたい

その1:炙るときはアルミホイルを巻いてオーブントースターで加熱

エイヒレを炙るときに焦げてしまうと苦味が出る。アルミホイルを巻いてオーブントースターで加熱するのがおすすめ。1000〜1200Wで3〜4分ほど温めればOK

その2:日本酒は、米の旨味が感じられるタイプをセレクト
ひれ酒にするときの日本酒は、普通酒、純米酒、本醸造酒の米の旨味が感じられるタイプを選ぶと、クセのあるエイヒレと相性が良くなる。

その3:アレンジで多めに入れたり、ユズを入れても良し
エイヒレは好みでたくさん入れると、味がついているので出汁割りのような雰囲気になる。さらにアレンジしたい場合は、ユズを入れてもおいしい。

ちなみに、チャッカマンなどで火を入れて蓋をするやり方は、日本酒のむんとしたアルコール分を飛ばすため。苦手な人はそうやっても構わないがどちらでもOK。

エイヒレパックは、味がついているのでそのまま割いてスルメのようにつまみにすることもできるが、アレンジすると酒の楽しみも広がる。野菜と一緒に調理するとエイヒレにしっとり感が加わって、水分とコリコリ感が両方味わえる。調味料には、チーズやコチュジャン、マヨネーズを使うと男好みの味わいに仕上がるのでおすすめだ。レシピを考えるときは、ウィンナーやハムの代替えとするといい。エイヒレにすることでヘルシーになる。

エイヒレパックは、たっぷり入っているが賞味期限が半年くらいあるので、冬の間のおつまみとして重宝する。ひれ酒だけでなく、おつまみ料理としても活用してみよう。

取材協力:高橋善郎
料理研究家/トライアスリート 料理家でありながら、東京 世田谷にある和食料理店 「凧(はた)」「凧 HANARE」の代表を務める。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を9個保有し、食品メーカーのレシピ開発、店舗コンサルティングを中心に、各メディアに出演中。
トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力を有し、2018年、2019年、2020年に行われた世界選手権にはエイジグループ日本代表として3年連続で出場(2020年は新型コロナウイルスのため未開催)。
走る料理家として、スポーツメーカーや健康雑誌とのタイアップも多く手がけ、「食×健康×スポーツ」を普及する活動も精力的に行っている。
http://yoshiro-takahashi.com/

取材・文:岡本のぞみ(verb)

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