55731コーヒーの味はペーパーフィルターで変わる? フィルターの種類や使い方も紹介

コーヒーの味はペーパーフィルターで変わる? フィルターの種類や使い方も紹介

男の隠れ家編集部
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自宅でコーヒーを楽しむ人の中には、コーヒー豆の種類や豆の挽き方にこだわっている人もいるだろう。しかし、コーヒーの味わいはペーパーフィルターの種類によっても異なるので、コーヒー豆だけでなくフィルターにもこだわりたいところである。

ペーパーフィルターの種類にもこだわることで、自分の好きな味や求めていた香りにたどり着けるかもしれない。本記事を参考にペーパーフィルターの種類や特徴を知り、自分好みのコーヒーに出会おう。

■コーヒーのペーパーフィルターの種類と特徴

コーヒーを淹れる時に使われるペーパーフィルターには大きく3種類あり、それぞれ色や手触り、匂いに違いがある。ここでは「漂白・みさらし・ポリプロピレン」の3種類を取り上げ、それぞれの特徴をまとめて紹介しよう。

漂白

漂白タイプのペーパーフィルターの特徴は、真っ白で匂いがなく、コーヒーの味や香りを邪魔しないことである。かつては漂白に塩素系漂白剤が使用されていたが、現在は酸素漂白に変わり、人体や環境にも優しい作りになっているので安心だ。

とはいえ、酵素漂白でも微量の塩素化合物が残る場合があるので、できる限り化学物質を避けたい人は漂白タイプ以外を選ぶのが無難だろう。

みさらし

みさらしタイプのペーパーフィルターの特徴は、薄茶色で原料の紙の匂いが残っていることだ。ナチュラルでオーガニックなものを好む人には、みさらしタイプをおすすめしたい。

みさらしタイプは漂白タイプとは違い、大量の水を使用して木材に含まれるリグニンという成分を洗い流すため、漂白タイプに比べてコストがかかる。そのため漂白タイプより枚数が少なかったり、価格がやや高かったりすることがある。

ポリプロピレン

簡易ドリッパーに使用されているポリプロピレンタイプ。ペーパーフィルターに含まれているが、じつは不織布の一種である。ポリプロピレンタイプは外出先でも手軽にコーヒーを楽しめるのが嬉しいポイントだ。

ポリプロピレンタイプは便利ではあるが、本格的にコーヒーを味わい時は漂白タイプもしくはみさらしタイプのペーパーフィルターをおすすめしたい。

■ペーパーフィルターによってコーヒーの味が変わる理由

ペーパーフィルターの特徴から分かる通り、みさらしタイプには原料の紙の匂いが残っている。そのため人によっては、コーヒーの深い味わいや芳醇な香りの妨げとなっているように感じることもあるだろう。

また、3種類のペーパーフィルターをさらに細かく分類すると、浅煎り用・中深煎り・深煎り用などコーヒー豆の挽き方に合ったペーパーフィルターが販売されていることがある。それらはクレープ加工(表面の凸凹)やアロマホール(香りの穴)に違いがあり、お湯の浸透スピードや香りの広がり方によってコーヒーの味が変わる仕組みになっている。

■おいしいコーヒーを淹れるためのペーパーフィルターの使い方

おいしいコーヒーを淹れるには、ペーパーフィルターの種類だけでなく使い方にも注目したい。普段、何気なくペーパーフィルターを使ってコーヒーを淹れている人は、以下の3点を意識しながら淹れてみてほしい。

・ドリッパーの大きさや形に合うペーパーフィルターを選ぶ
・ドリッパーに密着させるためにペーパーフィルターのつなぎ目を折る
・紙の匂いが気になる場合は湯通しをする

とくに重要なのは、ドリッパーにペーパーフィルターをしっかりと密着させることである。ドリッパーとペーパーフィルターの隙間をなくすことで、お湯はドリッパーの内側の溝を通ることができる。その結果、狙い通りのコーヒーの味を出せるのだ。

■ペーパーフィルターにもこだわってコーヒーブレイクを楽しもう

ペーパーフィルターには漂白タイプ・みさらしタイプ・ポリプロピレンタイプの3種類があり、人によってはみさらしタイプの紙の匂いが気になることがあるだろう。とはいえ、みさらしタイプの紙の匂いは湯通しすれば気にならなくなる程度なので、コーヒーの味わいや香りが大きく損なわれることはない。

ペーパーフィルターによる味わいや香りの違いはわずかではあるが、自分好みのコーヒーを追求するためにペーパーフィルターにもこだわってみてはいかがだろうか。

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