カトラリーとは、食卓で使うナイフやフォーク、スプーンなどを総称したもののことを指す。普段の食事で道具を意識している人はそう多くないかもしれないが、カトラリーに少しこだわるだけで、いつもの食事をワンランクアップさせることが可能だ。
この記事では、食事に上品さをプラスできるカトラリーの魅力を解説する。研ぎ澄まされた感性を持ち、食材や調理法にこだわる人こそ、カトラリーにも意識を向けてみてはいかがだろうか。
●カトラリーとは
カトラリー(Cutlery)とは、食事用のナイフやフォーク、スプーンなどの総称である。もともとはナイフ類を意味していたが、現在は食事に使う道具全般を指している。
カトラリーは、テーブルマナーやテーブルアートが生まれた17世紀後半のフランスで文化として定着したと言われている。以降、カトラリーは世界中に普及し、各国の料理に合わせて形や大きさを変えつつ愛されてきた。
●カトラリーの魅力
カトラリーやテーブルセッティングを意識して食事を楽しめば、いつもの料理がぱっと華やかで彩りに満ちたものになる。まずは、食事をワンランクアップしてくれるカトラリーの魅力に迫ってみよう。
食卓がオシャレに変身する
カトラリーにはさまざまなバリエーションがあり、商品によって見た目も使い心地も全く異なる。洗練されたカトラリーは食卓を彩ってくれ、食事を目でも楽しませてくれるだろう。
せっかく食材の産地や質、調理法にこだわるのであれば、その食材を口に運ぶ瞬間までこだわりを追求したいもの。自分好みのカトラリーを揃えれば食事をより楽しめるようになるだけではなく、おもてなしのときに一目置かれるようになるだろう。
エコに貢献できる
環境問題への取り組みが重要視されている近年、使い捨てのプラスチックカトラリーの是非が見直されている。汚れが付着したプラスチックの前処理にはコストがかかり、リサイクルが難しいためだ。
自分専用のカトラリーを持つことは、エコへの貢献につながる。最近は、お気に入りの箸やフォークをバッグに忍ばせているビジネスマンも珍しくない。ついついコンビニなどの使い捨てカトラリーをもらってしまう人は、マイカトラリーを取り入れることで気軽に環境問題対策へ取り組める。
アウトドアにも最適
カトラリーは日常の食卓だけではなく、アウトドアの食事も彩ってくれる。最近はキャンプギアの一種として持ち運びやすいカトラリーが増えてきており、見た目や品質にこだわったものが豊富に販売されている。
とっておきのカトラリーで食べる野外飯は、格別に旨い。ぜひキャンプや登山の際も、カトラリーを活用してみてほしい。
●自分にあったカラトリーの選び方
カトラリーの素材はさまざまで、加えてデザインも多種多様である。自分にあったカトラリーを選ぶ際は、ぜひ以下のポイントを意識してみよう。
【素材】
「金属製」「竹・木製」「樹脂製」が一般的。強度はもちろん、重さや口当たりが全く異なるため、実際に手に取ってしっくりくるものがおすすめ。
【口当たりがいい】
口当たりのよさは、食事の味を左右する重要なポイント。素材だけではなく、厚みやサイズも口当たりに影響するため、自分の好みを知っておくことが肝心だ。
【手や口の大きさに合う】
カトラリーのサイズは、ブランドやメーカー、製造国によって変わる。とくに海外製のものは日本人の手や口の大きさに合わないことがあるため、注意が必要だ。
【熱伝導率】
熱伝導率が高いカトラリーは、料理の温度までしっかりと楽しみたい人におすすめ。ただし、猫舌でやけどが気になるという場合は、熱伝導率が低い竹・木製のカトラリーのほうが向いている。
●男性におすすめのブランドカトラリー
最後に、男性におすすめのカトラリーを3つ紹介する。自分用や贈り物用、アウトドア用などさまざまなシーンで活用してみてほしい。
TO-GO WARE クラシックバンブーカトラリーセット
持続可能な解決策と廃プラスチックを提案するTO-GO WAREのカトラリーセットは、竹素材の温かみのある口当たりが特徴。収納ケースは100%リサイクルペットボトル素材でできており、食洗機に対応している。アウトドアなどで持ち運べるカトラリーが欲しい男性におすすめだ。2,200円(税込)で購入できる。
柳宗理 ステンレスカトラリー
日本を代表するデザイナーである柳宗理がデザインし、1974年の発売以来、国内外で愛され続けるロングセラーのカトラリー。デザインと機能性を備えたこだわりのフォルムが特徴的で、熟練した職人の手によって洗練された品質に仕上がっている。1点あたり473円(税込)〜販売されている。
カイ・ボイスン ディナーペア 12ピース
美術工芸のパイオニアとして地位を確立した、デンマーク人のカイ・ボイスンによってデザインされたカトラリー。デンマーク王室御用達の品質と美しさを兼ね揃えている。ベビーやスナック、スイーツやティータイムなど、用途に合わせて豊富にアイテムが用意されている点も魅力的だ。22,000円(税込)で購入できる。
●毎日使うものだからこそ、選び抜いた珠玉のカトラリーを
食卓を彩る上質なカトラリーは、感覚が研ぎ澄まされたオトナの男性に取り入れてほしいアイテム。毎日欠かさず使うものだからこそ、自分のためだけに選び抜いた珠玉の逸品を手元に置いてはいかがだろうか。
料理だけではなくカラトリーや食器にも目を向けて、より食事を楽しんでみよう。