5948俺の流儀 ハイスクール時代の夢を今に再現するクルマ |  VW タイプ1 ラグトップ[1962/ドイツ]

俺の流儀 ハイスクール時代の夢を今に再現するクルマ | VW タイプ1 ラグトップ[1962/ドイツ]

男の隠れ家編集部
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昔の憧れだったり、一度は手放したもののずっと心に残っている一台など、今、そうした「かつての愛車」を探し求める人がいる。手をかけて乗り継ぐことで、時代を超えて そのクルマの魅力を未来に残そうとするオーナーとその愛車を紹介する。
目次

アメリカ・カリフォルニア州のビーチで、学生の頃によく見かけた、かつてのVWビートルの雰囲気を自分なりのこだわりを加えて再現しつつ、ビーチ沿いのドライブを楽しむ。

ビーチで際立つキレイな白ビートル

カリフォルニア州のなかでもビーチ沿いはVWビートルが一番似合う場所だ。サーフィンのメッカであるハンティントンビーチに居を構えるテッドさん、彼は横須賀の米軍基地で生まれた日系アメリカ人である。その後、父親の仕事の関係で日本とアメリカを行ったり来たりの生活となった。クルマに関してはハリウッドで高校生だった時に手に入れたエルカミーノ、キャデラックやファイヤーバードなど、カリフォルニアンなカーライフを過ごしてきた。

このクルマを手に入れたのは2003年。ハイスクール時代にカリフォルニアのビーチでたくさん走っていたVWを、当時の雰囲気で再現して乗ってみたかったのだ。同じように当時目にしていたバハバグ(バギー)も手に入れている。VWビートルの塗装は綺麗な白。車内も白でペイントされ、シンプルなメーター周りと調和している。映像関係の仕事の合間に「このクルマでビーチを走るのが息抜きなんです」と言う。

車内も白できれいにペイントされ、シンプルなメーター回りとうまく調和している。
エンジンは2003年に1600ccに換装。同じくトランスミッションも交換し、フリーウエー走行も考えてディスクブレーキ化。アメリカでは旧車といえども快適な方向に手を入れるのが当たり前。
近くのビーチまでVWでドライブ。きれいな車体に散歩中のミドルアメリカンたちも声をかけてくる。


【VW タイプ1 ラグトップ】
製造開始年/1938年
排気量/1600ccエンジン/空冷水平対向4気筒OHV
オーナー:Ted TC Yanagisawaさん(プロダクション関係)
「ビートル」や「カブトムシ」と呼ばれるフォルクスワーゲン タイプ1。2003年まで生産され、累計生産台数約2153万台の国際大衆車だ。

写真/本林昭吾

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