24時間ジムやランスポットの充実で、会社の行き帰りにそのままジムに行くビジネスマンも多いはず。いまどきの大人男子は、どんな身だしなみグッズを揃え、それをどうコンパクトに収納しているのだろうか?
新宿にあるプール付きジムに通う大人ビジネス男子のカバンの中身をチェックした。
■ミニサイズのヘアクリームとボディクリームで髪&肌を保湿
広告会社に勤務する後藤啓介さんは、トライアスロンに親しむトライアスリート。会社に出勤する前にジムのプール内で実施されている、スイミングスクールに通っている。バッグは、バーニーズ・ニューヨークで購入した迷彩柄のトートバッグを使用。
「ノートパソコンが入る大きめのものを普段からビジネス用に使っています。ショルダーの長さが肩にかけるのにちょうどいいところが気に入っています。会社の行き帰りは、ジムのプールで泳ぐ日もあれば、ランニングをやっている日もありますが、水泳グッズやランニンググッズを入れるのに十分なサイズ感です」
■後藤さんのカバンの中身をチェック
トートバッグの中身は、左上からマイボトル、プルブイ(水泳トレーニンググッズ)、スマートフォン2台(1台はカードケース付き)、仕事用ノート、身だしなみポーチ、水泳ポーチ、ノートパソコン。
仕事グッズやマイボトル、身だしなみポーチは、毎日使うものなので常にカバンの中にインされている。ジムのプールの日は、水泳グッズとプルブイを入れるようにしているそう。タオルは小さく水泳ポーチの中に入っている。仕事のある日でもジムに行けるよう、コンパクトにまとめられていた。
■後藤さんの身だしなみグッズの中身をチェック
後藤さんの身だしなみポーチは、無印良品のポーチ。ファスナーを開けると、両側がメッシュ収納になっていて、細かいものをたくさん収納してもどこに何が入っているかわかりやすくなっている。
中はすべて小分けにされたものが入っていて、液体も100mL以下なので、飛行機で海外に行くときもそのまま持っていける。身だしなみグッズだけでなく、胃薬やのど飴も常備。
左上から、ヘアワックス(ギャツビー)、ボディクリーム(ジョー・マローン)、のど飴(ヴィックス)、香水、リップクリーム、保湿クリーム(ヒルドイド)、アルコールハンドジェル、香水(ジョー・マローン)、ヘアクリーム(ロクシタン)、シャンプー、シャワージェル、化粧水サンプル、アルコールハンドジェルサンプル、胃薬、ビタミンC。
後藤さんの身だしなみポーチで注目したいのは、ヘア&ボディクリームとミニサイズの香水。
「重宝しているのは、ロクシタンのヘアクリーム。プールに入ると、髪が塩素でパサパサになるのをカバーしてくれます。ボディクリームと香水は、ジョー・マローンのウッドセージ&シーソルトの同じ香りです。ボディクリームも保湿のために使っていますが、さわやかな香りなのでビジネスシーンにも使えて気に入っています」
■行きつけ理髪店のオリジナルコームとヘアジェルがマスト
マーケティング会社の代表を務める中河勇真さんもトライアスリート。自身が経営する会社の事業の一つで社会人のためのスイミングスクール「BON SWIN」を運営し、自身も参加。多いときは、朝晩2回ジムのプールに通うこともあるという。中河さんのカバンは、スーツと同系色のモスグリーンのリュック型バッグ。
「新婚旅行で出かけたアムステルダムのバッグ屋さんで買いました。リュックにしては大きすぎないサイズ感が気に入っています。毎日、その日の予定に合わせてバッグを変えています。営業先に訪問するのにリュックはカジュアルな印象がありますが、スーツと同系色にすることで落ち着いた雰囲気にしています」
■中河さんのカバンの中身をチェック
リュック型バッグの中身は左上から、水泳ポーチ、折り畳み傘、ノート、スマートフォン、ノートパソコン、貴重品ポーチ、ガジェットポーチ、身だしなみポーチ
中河さんは、カバンを毎日変えているため、帰宅すると中身を毎日出しているそう。そのため、小物はすべてポーチにまとめておくのだという。
■中河さんの身だしなみグッズの中身をチェック
中河さんの身だしなみポーチは、小型の黒いポーチ。元々、エッセンシャルオイルのセットが入っていたものだっただが、コンパクトなサイズ感がちょうどよいため利用しているとか。
身だしなみポーチの中身は、左上から、コーム、シャンプーのサンプル(スリー)、ヘアジェル、シャンプー(デニス東京)。
ポーチの中はかなり厳選されている。ボディソープはジム備え付けのものを利用しているそう。中河さんが絶対に欠かせないというのがヘアジェルとコーム。
「コームは、都内に5店舗あるザ・バルバ・トーキョーのオリジナルグッズです。ジェルは小型ケースに入れ替えて使っています。コームの形状がよくて、ジェルをつけて軽くとかすだけで髪が自然にあげられてホールド感がいい感じに保てるので、この2つはマストです」
■頻繁にジムに通うので、フルサイズボトルをそのまま使用
マーケティングコンサルタントの永野雄久さんもトライアスリート。週3〜4日、ジムのプールに行ってから仕事をしている。愛用しているのは、マキャベリックのリュック。
「セレクトショップで購入したと思います。黒のリュックは、オン・オフどちらでも使えるのがいいですね。ノートパソコンが入るサイズで、ポケットがたくさんあるところもお気に入りです。もう2年くらい使っています」
■永野さんのカバンの中身をチェック
リュックの中身は、左上から水泳ポーチ、ワイヤレスイヤホン、イヤホン、充電器、身だしなみポーチ、スマートフォン、財布、名刺入れ、ノート、ペン、ノートパソコン、マウス。
水泳ポーチの耐水性やサイズ感が便利だったため、水泳ポーチと身だしなみポーチは同じものの色違いを使用しているのがポイント。それ以外は仕事グッズなので、ジムのある日はポーチ2つをカバンに入れればOKにしてある。
■永野さんの身だしなみグッズの中身をチェック
永野さんの身だしなみポーチは、実は水泳ポーチと同じスピードのもの。色違いで使用している。
左上から、ヒゲソリ、ヒゲソリ用クリーム(サクセス)、ヘアジェル(ウーノ)、化粧水&乳液(無印良品)。
永野さんがポーチを選んだ理由とこちらのアイテムを入れている理由は?
「ポーチは濡れてもいいように水泳グッズを入れているのと同じスピードのものを購入しました。洗えるのも便利です。シャンプーやボディソープはジム備え付けのものを利用しているので、自分で持ち込んでいるアイテムは少なくしています。その分、ジム用にフルサイズを入れて持ち運んでいます。身だしなみアイテムは香りのあるものが苦手なので、無香料タイプを。無印の化粧水と乳液は、テスターで自分の肌になじんだものを選んだら敏感肌用がフィットしていました」
今回、ジムのプールに頻繁に通うビジネスマンのカバンの中身をチェックした。タオルや水着はポーチのなかにコンパクトに収納されていて、思ったよりも荷物が少ないことに驚いた。ただ、自分のお気に入りはしっかり持ち歩いている様子。仕事の行き帰りにジム通いをしようかと思っている人は、こちらを参考にしてみてほしい。
取材・文:岡本のぞみ(verb)
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