スコットランド・アイラ島にあるアードベッグ蒸留所から、2024年10月23日(水)より数量限定で「アードベッグ Y2K 23年」が発売されることが発表された。
希少な原酒と現代のブレンド技術の融合による唯一無二の味わい
「アードベッグ Y2K 23年」は2000年に蒸留された希少な原酒を使用し、バーボン樽とオロロソシェリー樽で23年間熟成された特別な一品となっている。
2001年まで51年間使用され続けた歴史的なポットスチルで蒸留された原酒と、現代の革新的なブレンド技術が融合し、唯一無二の味わいが特徴とのこと。
アードベッグ蒸留所にとって2000年は、グレンモーレンジィ社による買収と設備改修が完了し、再び勢いを取り戻した重要な年であり、このウイスキーはその再生を象徴するものといえるだろう。
アードベッグの伝統的なポットスチルで蒸留された最後の原酒と、現代のブレンド技術が融合した唯一無二の味わいは、アマニ油や砂糖漬けのクルミとともに、レモンバルサムのような独特の爽やかな香りが調和し、加水することでより濃密な香りが立ち、スモーキーさも楽しめる。
さらに、はじめは濃密な甘さがアニスシードやトフィー、ダイジェスティブビスケット、ペパーミント、メンソール、挽きたてのコーヒーとともにやってくる味わいが特徴的。その後タールやススのような味わいが現れ、複雑で奥深さが魅力的だ。
また、2000年はいわゆる「2000年問題」をはじめ、デジタル化における混乱など時代背景ともリンクしている。世界が混乱に包まれる一方で、アードベッグ蒸留所は再びその名声を取り戻し、次の世代への橋渡しとなるウイスキーが誕生したこととなる。
「アードベッグ Y2K 23年」は、そんな歴史的な背景を持つ特別なウイスキーであり、アードベッグの始まりと次世代の始まりを繋ぐ存在といっても良いだろう。
1815年に誕生したアードベッグは、世界で最もピーティーでスモーキーなアイラ・モルトウイスキーとして知られ、その独特の風味から、熱狂的なファンである「アードベギャン」に愛され続けており、今回の「アードベッグ Y2K 23年」もまた、ファンにとって見逃せないコレクターズアイテムとなるに違いない。
アードベッグの歴史と未来が感じられる、この特別なウイスキーをぜひ手に取ってみてほしい。
【商品概要】
製品名:アードベッグ Y2K 23年
価 格:12万1,000円(税込)
容量:700ml
アルコール度数:46度
熟成樽:バーボン樽、オロロソシェリー樽
発売日:2024年10月23日(水)
公式HP:アードベッグ コミッティーストア
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