109271路地裏にひっそり佇む隠れ家「BAR KC」(横浜)|港町酒場で逢いましょう

路地裏にひっそり佇む隠れ家「BAR KC」(横浜)|港町酒場で逢いましょう

男の隠れ家編集部
編集部

■路地裏にひっそり佇む隠れ家

レコードのドーナツ盤が看板代わり。洗練された外観に足が止まる。

英国建築をもとにした赤レンガ造りの建物や歩道が印象的な馬車道の方にも名店が揃う。

路地に入ると、十字架を模したドアノブに無機質で重厚な扉の雰囲気の良い店があった。土本京史さんが営む隠れ家的バーにお邪魔した。

店内は5、6人入ればいっぱいになってしまうが、この隠れ家感がたまらない。

バーテンダーとの距離が近い広めのカウンターに席が6つほど。大胆に配されたライトをはじめ、インテリアの一つひとつにこだわりを感じる。

店内には、ビル・ウィザーズの歌声が真空管アンプにつないだアルテックのスピーカーから心地よく流れていた。

「ウチは酒を多く置いているわけではないですし、小さな店なので自由にやらせてもらってます」と謙遜気味の土本さんだが、この道40年以上、店は今年でちょうど30周年のベテラン。

こだわりのオーディオシステム。真空管パワーアンプからブルースやジャズが流れる。

経験に裏打ちされた大人の余裕と確かな酒の味と知識。酒と音楽に酔いしれ、気持ちよくなって来たところでそろそろ時間だ。居心地の良さを名残惜しみながら店を後にした。

それぞれがそれぞれの在り方を追求し、特別な時間と酒を味わえる老舗がここ、横浜には多くあった。また来よう。

次はもっと長くゆっくり愉しみたい。

冬のお勧めとしてアイリッシュコーヒー(1300円)もいただいた。

■おすすめの一杯

⚫︎サゼラック

1200円

アメリカ・ニューオリンズ発祥の世界最古といわれるカクテル。

材料はライ・ウイスキー、アブサン、ビターズ、砂糖、レモンピール。八角のようなスパイシーな香りとほんのり甘い味わいがクセになる。珍しい材料を使うため、飲める店が少ない。

BAR KC

令和7年で開業30周年を迎えた。その時々で厳選された酒を取り扱い、客との会話からカクテルが生まれる。

そんな自由さがこの店の流儀だ。内装やインテリア、オーディオに至るまで、設えの一つひとつに店主・土本さんのセンスが光る。

神奈川県横浜市中区住吉町6-74
TEL/045-212-2300
営業時間/17:00~24:00
定休日/日曜、祝日
アクセス/JR「桜木町駅」より徒歩約5分

撮影/森本真哉

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