(※その他の写真は【関連画像】を参照)
※この記事は2026年2月号に掲載されたものです。
■ウイスキーを楽しむなら外せない2つのバー

オーナーバーテンダーの八田康弘さんが、花園の一角にバーをオープンさせた昭和58年(1983)当時、小樽にはまだバーというスタイルがほとんどなかったという。
子どもの頃に余市蒸溜所を見学に行ったという八田さんにとって、酒といえばニッカ。
2年連続で同社のアンバサダーとなり、竹鶴シニアアンバサダーの称号を持つ。現在は26人しかいない、その一人である。八田さんが考える、ニッカの魅力とは。

「人の手で石炭をくべて焦げを作り、北の風土、冷涼な気候による温度変化のなかでゆっくり育てた、スモーキーでピーティな味わい」
常連客だった余市蒸溜所の元工場長から「ここは29番目の(場外の)貯蔵庫」と言われるほど、豊富な品揃えが自慢だ。店の看板には「No.29」と記してある。


昔からの貴重なウイスキーのなかでお勧めは余市蒸溜所の「原酒」。シングルカスクを5年、10年、15年、20年、25年の熟成年別に味わえる。
この店ではウイスキーを頼むと、スポイト付きの割り水が出てくる。
「一滴ずつ水を加えて香りと味わいの違いを楽しんでください」と八田さんが教えてくれた。
アメリカのウイスキー専門誌の特集記事で、お勧めの国内10店の一つに選ばれた。小樽でニッカウヰスキーを飲むなら、まずはこの店に行きたい。


■おすすめの一杯
⚫︎竹鶴ピュアモルト 17年

余市蒸溜所の骨太モルトと宮城峡蒸溜所の軽やかなモルトをブレンドした。華やかでフルーティな香り、重厚なコクと甘みのハーモニー。
スポイト付きの割り水も通の気分に。すでに終売しているため、稀少価値がある逸品。
BAR HATTA
花園町の嵐山通りにある。昔から、余市蒸溜所に一番近い町にあるバーといわれ、余市蒸溜所を訪れた人が帰りに寄るバーとして知られている。週末には奥さまもカウンターに立つ。
北海道小樽市花園1-8-18
TEL/0134-25-6031
営業時間/18:30~24:00
定休日/日曜、年末年始
アクセス/JR「小樽駅」より徒歩約10分
文/阿部文枝 撮影/林 直光
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