自宅でコーヒーを淹れている人の悩みでもあるコーヒー豆の保存方法。「数日経っただけでコーヒーが美味しくなくなった」という方もいるのではないだろうか。

いくら新鮮なコーヒー豆でも、日が経つにつれて少しずつ劣化していく。保存方法が悪ければ早い日数で味が低下してしまうだろう。

生産地や抽出方法にこだわることも大切だが、コーヒーの美味しさを維持するためにも、保存方法について知っておく必要がある。そこで本記事では、コーヒー豆の保存方法、冷蔵保存で気をつけるべきポイントを解説する。

■コーヒー豆の弱点・劣化を進める4つのポイント

コーヒー豆には弱点・劣化を進める主な原因が4つある。見落としがちなポイントもあるため、自身の保存方法と照らし合わせてみてほしい。コーヒー豆の弱点・劣化を進めるポイントは以下のとおりだ。

・太陽光
・湿気
・温度
・空気(酸素)

コーヒー豆も食べ物と同じように、高温多湿な環境に弱いため注意が必要だ。また、キャニスターやジップロックに保存していたとしても、熱を持つ電子機器類のそば、または空気に触れやすい場所に置いておくと劣化しやすくなる。

コーヒー豆の美味しさを保つためには、上記4つのポイントからできるだけ遠ざけることが大切だ。

■長期間保存する場合は冷凍庫がおすすめ

購入したコーヒー豆を1ヶ月以上保存するのであれば、冷凍庫が一番おすすめだ。冷凍庫であれば鮮度が落ちにくく、美味しさを保つことができる。

また、密閉・密封できる道具を使うことで酸化を抑えられるため、保存に関する余計な心配はなくなるだろう。

また、冷凍焼けや冷凍庫内の匂いが移ることもほとんどない。そのため、長期間コーヒー豆を保存するのであれば、冷凍庫に入れておくことをおすすめする。ただし、冷凍庫に入れても鮮度は徐々に落ちていくため、3ヶ月以内には使い切るようにしよう。

■2週間〜1ヶ月の保存であれば冷蔵庫もおすすめ

コーヒー豆が2週間〜1ヶ月ほど残るようであれば、冷蔵庫での保存もおすすめだ。冷蔵保存でもコーヒー豆の風味の低下を抑えることができ、新鮮な状態を保つことができる。

ただし、ポリエステル素材の袋は封を閉じていても空気を通すことがあるため、冷蔵庫内の匂いが入り込む可能性がある。

コーヒー豆にどれだけの影響があるのかは定かではないが、冷蔵庫内の匂いが気になる方は冷凍庫で保存し、必要なときに使うようにしよう。

■冷凍・冷蔵保存で気をつけるべきポイント

コーヒー豆を長期保存する場合は、冷凍・冷蔵保存がおすすめと説明したのだが、共通した気をつけるべきポイントがある。

それは「水分」だ。コーヒー豆は粉の状態でなくとも抽出が始まってしまう。一度水分に触れたコーヒー豆は、その後使い道がなくなってしまうため捨てなければならない。

「豆の状態でも抽出が始まるのか」と、疑問に思う方もいるかもしれないが、最近では「ミルクブリュー」という抽出方法がある。コーヒー豆を牛乳に数時間漬け込んで香り付ける抽出方法であり、粉でなくてもコーヒーは作れてしまうのだ。

そのことから、冷凍・冷蔵保存する場合は、水分が多い食材や結露しやすい飲料水のそばには置かないようにしよう。

■少ない量はバルブ付きの袋・キャニスターで保存可能

豆袋にガス抜き用のバルブが付いていたり、密封できるキャニスターが販売されていたりする。インテリアの一部として、好みの保存容器に入れてコーヒー豆を置いておくのもおすすめだ。

ただし、バルブ付きの袋やキャニスターは冷凍・冷蔵保存と比べ、劣化するスピードが早いため長期保存に向いていない。インテリアとしてコーヒー豆を見えるように置いておくのも良いのだが、冷凍・冷蔵保存をしない場合はできるだけ早めに使い切ろう。

■まとめ

コーヒー豆の鮮度を維持するためには、保存方法をしっかり守ることが大切だ。コーヒー豆を保存する場所として冷凍・冷蔵庫は適した環境といえるが、気をつけるべきポイントもあるため注意が必要だ。

また、2週間以内にコーヒー豆を使い切るのであれば、高温多湿な場所を避け、太陽光や空気に触れない環境でも良いだろう。家族や友人、恋人にも美味しいコーヒーをいつでも飲んでもらえるよう、コーヒー豆は大切に保存しておこう。