53484今年はグリューワインで一味違ったクリスマスを|自宅で作れる簡単レシピを紹介

今年はグリューワインで一味違ったクリスマスを|自宅で作れる簡単レシピを紹介

男の隠れ家編集部
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寒さが身にしみる季節になってくると恋しくなるのが、暖かい飲み物や料理。温かい食卓を囲みながら冷えたビールやワインを飲むのもいいが、せっかくだから冬にぴったりなグリューワインに挑戦してみてはいかがだろうか。

グリューワインとは、ワインにシロップやスパイスを加えて温めたドリンクのことである。スパイスは好きなものを入れてカスタマイズ可能で、日本ではホットワインと呼ばれて愛されている。

今回は、これからの時期におすすめのグリューワインについて紹介する。

●グリューワインとは?

グリューワインとは、ワインにシナモンなどのスパイスやシロップ、フルーツなどを加えて温めたホットカクテルのこと。ドイツ語の「Glüh(グリュー):燃える・熱を帯びる」という単語が由来となっており、冬のヨーロッパには欠かせない飲み物として親しまれている。

入れるスパイスやフルーツに決まりはなく、好みに合わせてさまざまなレシピを楽しむことが可能だ。ほんのり甘くてスパイシーな風味が楽しめ、体をポカポカと温めてくれる効果が期待できる。

おもに赤ワインから作られるが、白ワインをベースにしたレシピも存在している。

●グリューワインの歴史

グリューワインの歴史は長く、古代ギリシャまでさかのぼる。古いワインや残ったワインをムダにしないよう、スパイスや砂糖を入れて熱することで悪味を隠したことが始まりだとされている。

ヨーロッパ全土に広まったのは、2世紀頃。ローマの兵士たちがイギリスの冬に備えてグリューワインを飲み、体を温めながら寒さを乗り越えていたという。6世紀頃にはレシピを記載した料理本も登場しており、今のグリューワインの原型が確立された。

現在は、ヨーロッパのクリスマスマーケットにおける定番の飲み物として定着したグリューワイン。英語では「マルドワイン」、フランス語では「ヴァンショー」と異なった名称で呼ばれているが、基本的には同じものである。

● グリューワインの基本レシピと種類

グリューワインに決まったレシピはないが、基本的な作り方と種類を知っていると初心者でも挑戦しやすくなるだろう。

グリューワインの基本レシピ

【材料】

・赤ワイン…500ml
・はちみつ…大さじ3
・シナモンスティック…1本
・グローブ…3粒
・スターアニス…1個
・オレンジやレモンなどのフルーツ…お好み

【作り方】

①小鍋にフルーツ以外の材料をすべて入れ、沸騰直前まで熱する
②フルーツを入れて温めながら軽く混ぜ、火を止める
③マグカップに注ぎ、好みで甘さを調節する

グリューワインの種類

グリューワインには、赤ワインとスパイスで作ったオーソドックスなもの以外にも、以下のような種類がある。

【キンダープンシュ】

アルコールを含まないぶどうジュースにスパイスやフルーツを入れてグリューワイン風味に仕立てた、子どもでも飲めるソフトドリンク。

【グリューワイン・ミット・シュス】

蒸発したアルコール分を補うため、ラム酒などの蒸留酒を入れて度数を高めたもの。

【ヴァンショーブラン】

フランスで作られることが多い、白ワインをベースに砂糖やレモンなどを入れて作ったホットワイン。

●グリューワインで寒い冬を乗り切ろう!

スパイスとシロップ、フルーツで風味をつけて一味違ったワインの味わいを堪能できるグリューワイン。国や地域、文化によって使われるワインやスパイスはさまざまであり、レシピを工夫することで多くのバリエーションを楽しむことができるだろう。

クリスマスや年末が近づくと、自宅でお酒を嗜む機会も増えてくる。今年はいつものレパートリーに加え、ぜひグリューワインも楽しんでみてほしい。

編集部
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