キャンプを行うにあたってはアウトドアの専門知識が必要不可欠だ。それだけでなく、テントや寝袋、食材や調理器具といったキャンプ用品を準備するのが一般的。

しかし、「キャンプの専門知識がなくてもアウトドア体験をしたい」という方は多いはずだ。そんなキャンプ初心者の方が知っておくべきアウトドアが「グランピング」だ。「何を準備すれば良いかわからない」「どこで寝泊まりすべきか不安」そういった悩みを抱えている方におすすめのアウトドアである。

本記事では、グランピングの基礎知識と全国のおすすめスポットを7個ほど解説していく。自分の理想とするキャンプを実現できるだろう。

グランピングとは?

近年、アウトドア愛好家の間で話題になっている「グランピング」。グランピング(​​glamping)は、「魅力的な・華やかな」という意味を持つグラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を組み合わせた造語にあたる。

このグランピングという造語が初めて確認されたのは2005年頃だとされており、英国でグランピングが発見されて以来、欧米や日本などの世界各国で急速に人気のアウトドアとなった。

グランピングはわざわざ自分でテントや寝袋を用意せずとも、快適な環境でキャンプを体験できる新しいキャンプスタイルである。キャンプにあまり慣れていない初心者の方でも安心してアウトドアに挑戦できる。

グランピングの基礎知識

続いて、グランピングの基礎知識についてお話しする。グランピングは通常のキャンプとは違い、テントの設営は不要であり自分にとって過ごしやすい宿泊タイプを選択できる。調理器具やシャワー、トイレなどは宿泊施設に完備されている場合が多い。

また、グランピング施設では宿泊をするだけでなく、地域に関係するイベントを堪能できる。つまりグランピングは快適に過ごせる環境を確保しつつ、キャンプと同じような非日常的な自然を体験できるのだ。

なお、グランピング施設はさまざまな宿泊タイプが存在している。例えば、テントタイプやトレーラーハウス、コテージタイプなどがあげられる。中でも一番多く見られるのがテントタイプであり、寝袋やハンモックなどを用いて宿泊する。テントとはいえ、日差しや雨を避けるタープが施されていたり、エアコンが完備されていたりと快適だ。

一方、トレーラーハウスは珍しい外観であるため、キャンプ上級者から人気を集める宿泊タイプだ。テントタイプとは異なり、分厚い壁が特徴的でより安心して宿泊が楽しめる。さらに、トレーラーハウスはリビングやキッチン、トイレなどの設備が充実している。

コテージタイプについても紹介していく。別荘的な雰囲気を持つコテージタイプは、屋内で宿泊をしたい方におすすめの宿泊タイプだ。1棟を貸し切って利用することが多く、より快適な環境でキャンプを堪能できるという魅力がある。グランピング施設を複数人のグループで利用したい方に向いている。

グランピングの過ごし方・楽しみ方

ここまで、グランピング施設の基礎概要について解説したが大まかに理解できただろうか?続いてグランピングの過ごし方と楽しみ方を見ていこう。

グランピング施設のチェックインをした後、施設利用方法を確認すればキャンプの準備は完了だ。テントを張る手間や現地での準備がほとんどないため、時間をより有効的に活用できる。グランピング施設の敷地内を散歩しても良いし、自然豊富なイベントに参加するなど、自分の好みに合わせて自由に過ごすことが可能だ。

食事に関してはグランピング施設によってさまざまである。食材の用意から調理まで全て任せられる施設や、自分で調達した食材を料理できるなど、要望に合わせて宿泊プランを選択できる。

キャンプ初心者の方は現地スタッフに丸投げすれば、失敗することなくキャンプを満喫できるはずだ。当然、食事の後片付けや朝食の準備などは不要である。このように、グランピングでは思いのままにアウトドアを楽しむことができる。

グランピングの注意点

初心者におすすめなグランピングではあるが、注意すべき点もいくつか考えられる。ルールが全くないわけではないのだ。グランピングの注意点を3つ確認しておこう。

バーベキュー後の片付け

グランピングの注意点1つ目は、バーベキューを行った際の後片付けだ。基本的にバーベキューで散らかったゴミや機材は自分達で片付けることになる。グランピング施設に準備や片付け全てを任せるのではなく、常識の範囲内でキャンプを楽しもう。また、バーベキューで発生した怪我や食中毒については自己責任となるため注意が必要だ。

敷地内の生き物

続いて考えられる注意点として、敷地内の生き物によるトラブルがあげられる。グランピング施設は自然豊かな場所に設置されており、ハチや毛虫、ヘビなどの危険な生き物と遭遇する可能性がある。敷地内の生き物から思わぬ怪我を負うこともあるため、気をつけなければならない。

小さなお子さんやペット

グランピングの注意点3つ目は、小さなお子さんやペットを連れて行くケースだ。グランピング施設によっては、小さなお子さんやペットの宿泊がNGな場合もある。そのため、事前にグランピング施設の規約などを確認しておこう。

グランピングにおける全国のおすすめスポット7選

それでは、グランピングにおける全国のおすすめスポットを7個紹介する。行ってみたいグランピング施設がきっと見つかるはずだ。

静岡県・伊豆市の「UFUFU VILLAGE」

グランピングのおすすめスポット1つ目は、【静岡県・伊豆市】の「UFUFU VILLAGE」だ。敷地のすぐ横に狩野川が流れている自然豊かなグランピング施設であり、伊豆の大自然を堪能することができる。宿泊タイプはワンポールテントやキャンピングトレーラー、ドームテントなど多種多様である。

また、ペットと一緒に過ごせるペット同伴サイトがあるほか、天然芝の広々ドッグランやペットの足洗い場などが設置されている。さらに源泉掛け流し大浴場や、貸切家族風呂といった温泉を楽しむこともできる。

観光スポットが豊富にある広々としたグランピング施設であるため、自然を満喫しながら気分をリフレッシュできるはずだ。日頃の疲れを癒やしたい方におすすめ。

東京都・西多摩郡の「Circus Outdoor TOKYO」

おすすめスポット2つ目として、【東京都・西多摩郡】の「Circus Outdoor TOKYO」を紹介する。2018年3月に開設されたグランピング施設であり、大自然に囲まれた静かな空間で非日常感を味わうことができる。

「何もしない事をする」をコンセプトに敷地が設計されているため、何も考えずに美しい湖を眺める、頭をリセットして大自然に身を任せるなど、時計の針が遅く刻む不思議なひと時を味わうことが可能だ。また、宿泊タイプは全部で5つ用意されており、それぞれコンセプトが異なる個性的な部屋を楽しめる。

物語に登場するような幻想的なグランピング施設であるため、日常生活とかけ離れた空間を満喫したい方におすすめ。いままでにないアウトドアを体験できるはずだ。

千葉県・木更津市の「WILD BEACH SEASIDE GLAMPING PARK」

続いてのおすすめスポットは【千葉県・木更津市】の「WILD BEACH SEASIDE GLAMPING PARK」だ。2016年7月に開発された当施設は3つの業態が刺激し合う複合施設であり、広々とした敷地でキャンプやバーベキューを楽しむことができる。特に特筆すべきは、本場アメリカのバーベキューが体験できることだ。グリルや木炭といったバーベキューに必要な機材をアメリカから輸入しており、本場のアウトドア魂を仲間と共有できる。

さらに、770坪の白い砂浜が広がるカフェレストランでは、ステーキやハンバーグなどアウトドアならではの食事を、白い砂浜を眺めながら堪能することが可能だ。海外のリゾート気分を味わいたい方におすすめのグランピング施設である。

栃木県・芳賀郡の「森と星空のキャンプヴィレッジ」

おすすめのグランピング施設4つ目として、【栃木県・芳賀郡】の「森と星空のキャンプヴィレッジ」があげられる。2016年春にオープンした施設で緑豊かな自然が特徴的。敷地内の周りに明かりが少ないことから、最高の天体観測スポットとして有名である。施設名の通り、自然と星空を楽しむことのできるグランピング施設だ。

星空観望やカヌー体験、フルーツ狩りなど、それぞれのエリアごとに特色があるため、自分の好みに合わせてエリアを選択しよう。なお、本施設はグランピングサイト、グランピング・ワイド、グランピング・ワイド森のテラスなど、3つの宿泊タイプから選択できる。さらに新グランピングエリアとして、ロータステントの予約を受付中だ。

「森と星空のキャンプヴィレッジ」で極上のアウトドアを堪能してみてはどうだろうか?大自然を好む方におすすめするグランピング施設だ。

山梨県・北杜市の「白州・尾白FLORA Campsite in the Natural Garden」

おすすめスポット5つ目は、2016年8月にオープンした【山梨県・北杜市】の「白州・尾白FLORA Campsite in the Natural Garden」だ。自然の中にある小さな村のような雰囲気が特徴であり、プライベート感の強いアウトドアを体験できる。

家族連れや友人同士で楽しめるグランピングサイトと、少人数で自然を堪能できるワイルドグランピングサイトの2つから選択可能だ。火の起こし方やキャンプギアの使い方がわからない方でも、専門スタッフが優しくレクチャーしてくれるため安心。

キャンプが初めての方でも心から楽しめるグランピング、それが「白州・尾白FLORA Campsite in the Natural Garden」である。ただ、自然豊かなキャンプを楽しむというコンセプトであることから、食事の提供がないため注意しよう。

北海道・十勝市の「中札内農村休暇村フェーリエンドルフ」

おすすめのグランピング施設6つ目は、【北海道・十勝市】の「中札内農村休暇村フェーリエンドルフ」。本場ベルギー製のコットンテントが設置されており、北海道ならではの食材を用いた食事やバーベキューが楽しめる。また、全てのコテージに暖炉が備わっているため、寒い季節でも安心して過ごすことが可能だ。

さらに、本施設では野生のエゾリスやキツネが生息しており、自然と触れ合うことができる。ほかにも敷地内にはポニーやヒツジ、ニワトリなどがいるため、動物好きの方におすすめのグランピング施設である。

沖縄県・国頭郡の「やんばるロハス 」

最後に紹介するおすすめスポットは、【沖縄県・国頭郡】にあるリゾート施設「やんばるロハス 」だ。自然豊かな森と海に囲まれた2000坪のプライベートリゾートであり、ハンモックやガゼボで自分だけのリラックスタイムを実現できる。

当施設では沖縄特有の楽しみ方が多数揃えられている。例えば、マングローブ&シーカヤック、ウッパマビーチ、ヤンバルクイナ展望台などがあげられる。また、プライベートヴィラ、ルームたましだ、ログハウスといった3つの宿泊タイプから選択できるため、こだわりの空間を用途に合わせて楽しむことが可能だ。

目の前に広がるビーチは人が少なく、プライベート感満載である。自由気ままに沖縄の自然と綺麗な海を堪能したい方は利用してみよう。

まとめ

本記事では、アウトドア愛好家の間で話題になっているグランピングの基礎知識、グランピングのおすすめスポット7つを解説した。

グランピングを利用することで、キャンプ初心者の方でも気軽に本格アウトドアを体験できる。テントの設置や現地での準備が不要であり、キャンプを思いのまま堪能することが可能だ。

グランピングに興味関心が湧いた方は、ぜひ本記事で紹介したおすすめスポットを参考にし、日常では決して味わえないアウトドアを体験してみてはいかがだろうか?
なお、「男の隠れ家デジタル」ではグランピングを超える体験ができる「アウトドアホテルTENAR」についても紹介している。興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。