少しずつ肌寒くなってくる秋は、アウトドアを楽しむのに打ってつけの季節だ。しかし、BBQやアウトドアなどで使う炭を使いきれず、ただ灰になるまで燃やし続けたり、持って帰ったりする人もいるだろう。

ただ、家に保管している間に湿気てしまい、いざ使おうとしたタイミングで火がつきにくいということも珍しくない。ここでは、あまった炭や使用後の消し炭の活用方法を紹介する。

●あまってしまった炭の活用方法

炭は飲み水やお風呂、土壌の改善にも使えるが、まずは洗うことを忘れずに。炭を洗う際はタワシで擦りながら水洗いし、10分ほど煮沸消毒。その後、約1日かけて天日干ししておけば再利用できる。

炭は吸湿性にも優れているので、干し終わった炭をすぐに使わない場合は密閉容器に保管しておこう。

▷水道水に入れる

水道水のカルキ臭が気になり、飲み水として使わないという人もいるだろう。しかし、水道水を注いだ容器に炭を入れておけば、カルキ臭の元となる塩素や有機物を炭が吸着してくれるのだ。

さらに木炭にはミネラルが含まれており、これによって水がまろやかになると言われている。水道水の臭いが嫌いなために、ミネラルウォーターを飲んでいる人は、ぜひ一度試してもらいたい。

▷浴槽に浮かべる

洗濯ネットなどに入れた炭を湯船に浮かべておけば、水道水と同様に塩素が取り除かれるほか、遠赤外線効果により体の芯まで温めてくれる。また、木炭から溶け出したミネラル成分がお湯を弱アルカリ性にしてくれるため、柔らかい肌触りのお湯が楽しめるだろう。

湯船に浮かべた炭は週に一度はタワシで洗い、乾燥させておくことで2〜3ヶ月は使用可能だ。

▷炊飯時に白米と一緒に炊く

米を炊く際に炭も一緒に入れれば、ふっくらとした白米が味わえる。これは炭を加熱することで発せられる赤外線によるもの。

また、水に含まれる不純物除去にも効果があると言われており、いつもとひと味違う白米を堪能してもらいたい。

▷消臭剤として室内に置く

微細な穴が空いている木炭は、置いておくだけで消臭や湿度調整といった効果が期待できるため、消臭剤としても活躍する。室内や玄関、トイレ、冷蔵庫などに置いておくだけで、空気中を漂う臭いや汚れを吸着してくれるだろう。

●消し炭も再利用できる

未使用の炭だけでなく消火した炭も再利用できるが、マングローブ炭などは砕けやすく再利用が難しい。消し炭の再利用には、「白炭」に分類される備長炭がおすすめだ。

注意点として、消し炭を持ち帰る場合は、水や火消し壺で完全に消火できていることを確認すること。また、キャンプ場やBBQ場などで炭を捨てる場合は、場所ごとのルールを守り処分して欲しい。

▷着火剤として活用

備長炭などの木炭は火持ちが良い一方で、着火に手間取る方も少なくない。消火したあとにできる消し炭は火がつきやすいため、火種として役立ってくれるだろう。ただし、湿気ていると火がつきにくいため、再度使う場合は事前に乾燥させておくことが肝心だ。

▷脱臭・園芸に使える

先述したように消し炭は消臭剤として活用できるほか、細かく砕けば観葉植物などの肥料や底石としても再利用できる。こうした使い方をする場合は、事前に水洗いと天日干しをしておくことも留意してもらいたい。

●マナーを守ってBBQやキャンプを楽しもう

友人や家族、あるいはひとりでも使うことのある炭。キャンプブームが到来している一方で、ゴミの捨て方などのマナーがなっていないために、不快な思いをする人もいるだろう。ここで紹介したように、炭があまった場合でも活用する方法はさまざまにあるため、炭がなくなるまで燃やす以外の選択肢も検討してみて欲しい。