54576スキー、スノボが苦手でも楽しめる! あったかグルメがごほうびの冬のスノーシューピクニックとは?

スキー、スノボが苦手でも楽しめる! あったかグルメがごほうびの冬のスノーシューピクニックとは?

男の隠れ家編集部
編集部
目次

雪を楽しむアウトドアといえば、スキーやスノーボードのスポーツが思い浮かぶ。しかし、それよりももう少しレジャー感覚で楽しめるのが、雪の上を歩くスノーシュー。特に、ランチに温かいアウトドアグルメを組み合わせる「スノーシューピクニック」だと、楽しみはさらに広がる。

■スノーシューピクニックとは?

「スノーシューとは、雪の上を楽に歩くための西洋かんじきのこと。雪が積もっていても、スノーシューがあれば、自然を感じながらその景色を歩いて巡ることができます。お昼やお茶の時間に、雪で作ったテーブルで温かいアウトドアグルメや飲み物を飲むスノーシューピクニックも楽しいものです」

そう教えてくれたのは、スノーシューピクニックのツアーを主催する富山県「エコロの森」の森田由樹子さん。スキーやスノーボードなどのスポーツと違って、誰でも気軽に楽しめるのもポイントだそう。

「スノーシューはスノーブーツや登山靴などを履いたまま装着して、雪の上を歩きます。歩くのに特別な練習はいりませんので、初めて雪の上を歩く方でも大丈夫。小さなお子様からシニアの方までご自分のペースで散策を楽しめます。フラットなところ、ちょっとした斜面など、体力に合わせてフィールドを選ぶとよいでしょう。体力のあるかたは、傾斜のある山に登るのもいいですね」(森田さん、以下同)

男性同士や夫婦、カップルはもちろん子ども連れもOK。富山や北海道、長野など積雪のあるエリアでツアーとして申し込める。その場合、アウトドア用の上下の雨具やスノーシューズの服装で挑み、手袋、帽子、サングラスを持参すればよい。スノーシューはレンタルできるようになっている。ティータイムやランチがついているプランもある。

■スノーシューピクニックの魅力

温かいアウトドアクッキングもスノーシューピクニックの楽しみの1つ

スノーシューピクニックは雪の上を歩いて、林の中や山の中を巡るもの。すべって楽しむスキー・スノーボードや通常の季節のピクニックとは違う魅力があるという。

「まず、雪の上を歩くという感覚が新鮮ですし、その先で冬の自然が感じられます。動物の足跡や、木々の冬芽など雪の季節ならではの発見もたくさん。美しい雪原の景色、冬ならではの森の様子、普段は行けないところへも行ける驚き、ウサギやキツネなど動物たちの足跡を見て、いきいきと走り回る様子を想像するのも楽しさいっぱいです。新雪のときと、春先の締まった雪では雪質もまったく異なるので、雪そのもののさまざまな様子を体感することも魅力のひとつです」

そして、アウトドアで楽しむクッキングも色々。エコロの森では、チーズフォンデュのプランがある。そのほか北海道では、カレーうどん、ジンギスカン、石狩鍋を出すツアーもあり、長野ではホットココアやチョコレートフォンデュなど、体を動かした後に甘いものを提供するツアーもあった。また、近くのラーメン店など飲食店を案内されるような場合もあって、多彩だ。

ツアーも昼間を案内されるものだけでなく、星空を眺めたり、夜景を楽しむなど、冬の夜空を満喫するものもある。好きな土地に観光に行って、現地でツアーに申し込むという手もある。

■6月まで楽しめる、富山のスノーシューピクニック

山歩きでは、普段見過ごしていた自然を発見することも

バラエティに富んだツアーが用意されているスノーシューピクニック。富山の場合は、3月ごろまでの積雪期と、4月から6月までの雪がとけるまででプランが変わるそうだ。

「雪がある積雪期は、立山山麓や大長谷、五箇山へ行き、アップダウンのあまりない雪を楽しむコースにお連れします。朝10時または午後1時からの2時間で、ティータイム付きお一人様5,500円です。一方、4月から6月は、標高の高い立山の室堂や弥陀ヶ原へ。室堂ではライチョウに出会えることもある絶景プラン。朝10時または午後1時からの2時間でティータイム付きお一人様7,000円です。いずれもチーズフォンデュランチが一人1,500円でつけることができます。2名様からの申し込みで開催しています」

雪遊びの楽しさにアウトドアグルメの楽しさが加わったスノーシューピクニック。冬のレジャーや積雪のある旅先でのオプションツアーの選択肢として、覚えておきたい。

【取材協力:エコロの森】
富山県を拠点にエコツアーや自然体験活動、体験プログラムを実施。自然豊かな富山県で、キャンプやトレッキング、料理体験、スノーシューツアーを提供している。
076-444-0576
http://ecolonomori.com

取材・文:岡本のぞみ(verb)

編集部
編集部

いくつになっても、男は心に 隠れ家を持っている。

我々は、あらゆるテーマから、徹底的に「隠れ家」というストーリーを求めていきます。

Back number

バックナンバー
More
もっと見る