83071森の息吹を感じるハンモックキャンプ|キャンプmy style

森の息吹を感じるハンモックキャンプ|キャンプmy style

男の隠れ家編集部
編集部

■テントの生地一枚あるとないで全く違う。ハンモックでは自然の息吹に直に触れ、自分も自然の一部と実感できる──。

●K15さん(Instagram/k15camp)

(※その他の写真は【関連画像】を参照)

焚き火台は飯ごう炊飯にも使える。
軽量へとスタイルが変化するうちに大きいナイフより小回りのきくナイフを選ぶようになった。

青々と茂る木立の間を気持ちの良い風が通り抜けて行く。

流れる川のせせらぎ、鳥のさえずり、木々が風に揺れる音──自然の子守唄をBGMに、柔らかな木漏れ日に包まれながらハンモックでくつろぐK15さんは、「こうして身を預けていると五感を通して自然を感じられます。それがキャンプをする目的です」と語る。

キャンプでの料理は「手を抜きつつ美味しく」がモットー。
鶏肉のミンチと卵を炒め、わっぱに入れて持参した白米にのせただけの簡単料理、名付けて“ミガル(身軽)丼”。

キャンプを始めたのはおよそ10年前。20歳の頃、ハーレー・ダビッドソンのミーティングに行った際、楽しそうにキャンプするバイカーたちに魅了され、自分でもやってみたいと思ったことがきっかけだった。

それからキャンプギアを買い集め、自分なりのキャンプを模索し、「軽量」という一つのスタイルにたどり着く。身軽さを追い求めた結果、行き着いたのがハンモックキャンプだった。

「テントの生地が一枚あるとないとでは全く違うんです。ハンモックでは自然の息吹に直に触れ、自分もその一部であることを実感できます。日頃の悩みとも少し距離が置けるような気がするんです」

ハンモックキャンプは「自然と一体化できる」と語るK15さん。

所有するハンモックは8つ。なかでも最近のお気に入りはウクライナのハンモックメーカー「LELEKA HAMMOCK」のハンモックだ。

2.7 m×1.2 mというサイズは少し小さく感じるが、「僕は主に昼寝用として使用しているのでこのくらいがちょうど良いんです」と話す。透け感と光沢のある生地が美しく、見ているだけでも楽しいそうだ。

パッキングにもこだわるK15さん。カトラリーやオイルなどの小物はクッカーに入れてコンパクトに持ち運ぶ。
持って行くギアは最小限に。そのためにまずは“やりたいこと”を厳選する。
愛用のストーブは「Boundless Voyage」。

高校を卒業し会社勤めをしていた頃、多忙のあまり体調を崩してしまった経験があるというK15さん。

そんなとき自然との触れ合いの中で心も体もリフレッシュすることの大切さを痛感し、同じように悩みを抱えている人がもっと手軽にキャンプできたらと、SNSやブログで自身のキャンプスタイルを発信するようになった。

「今の目標は、焚き火&ハンモックカフェを開くことです。火と珈琲、そして自然の力で癒やしを提供できたら嬉しいですね」

ホンダ「CB72」(250cc)に乗って、木漏れ日や風を感じながら林道を走るのが好きだという。

■MY FAVE

●BRISAのナイフ

70gと軽量なネックナイフ。サイズはコンパクトながら、刃厚は3.2mmと頑丈なフルタングナイフ。

●FIREBOXの焚き火台

パネルを組み合わせて6つのモードに変身できる焚き火台。同ブランドの人気ギア「G2」より軽量コンパクト。

●LELEKA HAMMOCKのハンモック

愛用の「Elfy Hammock」は小さめのハンモック。触り心地が良く、艶と光沢がある生地の透け感が美しい。

●EXPEDのバックパック

防水性に優れ、雨天時にも使えるバックパック。汚れても丸洗いできる。シンプルな作りで740gと軽量。

●Fire-Mapleのストーブ

チタン素材のポケットストーブ。「軽い・強い・錆びない」が魅力。メスティンにもスタッキングしやすい。

●ATEPAのブランケット

軽量かつ収納時はコンパクトで携行性が良い。かけ布団やハンモックのアンダーキルトなど多用途に使える。

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